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zoom RSS オランダの社会と文化 日本と比較しながら(24)

<<   作成日時 : 2006/07/12 20:15   >>

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 オランダ銀行の不便さ

このように書くとオランダの銀行はさすが最初の経済的な覇権国家だと思うかも知れないが、不便なところもたくさんある。私の小さな経験だから誤解もあるかも知れないが、10年間の間に日本の銀行利用システムは格段に改善され、利用しやすくなったから、逆オランダが不便だと思った面があった。
 10年前は、家賃を1年分全額事前日本から振り込んで行った。だから、オランダに到着後差し迫って銀行を利用する必要がなかった。だから前述したような便利さだけに感心した面がある。しかし、海外への送金はかなりの送金手数料がかかるし、オランダの生活に慣れた、2度目は現地に行ってから支払うように計画をした。
 とにかく家賃というのは当月分は前払いが原則なのは、オランダも日本も変わりはない。しかし、事前に事情を説明してオランダ到着後直ちに送金するという断りを入れておいたので、それで早速お金をATMで引き出して銀行に振込に行った。こちらのATMは「引き出し」しかできないから振込は銀行の窓口になる。振込をしたいというと、それはできない、その銀行に口座をもっていないと振込というのはできないのだ、というのである。日本では口座などなくても窓口で振込用紙に記入すれば振り込むことができるから、どうしてなのか理解できないが、とにかくだめらしい。念のため他の銀行で聞いてみたが同じことを言っていた。では、口座を開くことができるか、と聞くと、どれだけオランダに滞在するのか、というので、1年だというと、口座は開けない、開けるのは、PostBank だけだという。PostBankというのは、昔の日本での電電公社と郵便局が一体となったような組織で、郵便、銀行、電話を一括して行っていたのだが、これが今では分割民営化されて金融業務を行っている。しかし、組織形態がよくわからず、現地の人にも正確にはわからないそうだ。郵便局とPostBankはだいたい同じところにある。電話は別らしいのだが、郵便局でも業務内容のところに、電話の敷設申し込みなどと書いてあるから、完全に分離しているようには見えない。要するに分割民営化した組織である。
 とにかく、PostBankだけは口座を開けるからそこに行けという。なんとまあ、商売気のない銀行なんだろうとは思ったが、仕方ないので、近くにあったPostBankに行ってみて、事情を話すと、たしかに口座がないと振込はできず、PostBankでは口座は開設できるというので、口座開設を申し込んだ。そうすると、10日かかるという。この点については、10年前にも、PostBankで口座を開設していたので、同じだったのだろう。ただ、以前はせっぱつまっていなかったので、あまり自覚がなかった。
 なんで10日もかかるのか、と喧嘩するわけにもいかないので、とにかく10日待つことにした。日本から大至急大家さんの口座に送金してもらうということも考えたが、一応事情を話して待ってもらうことにした。この際銀行システムについて体験的に勉強してみようと思ったのだ。
 10日たつと確かに書類が来て、振込用の用紙も送られてきた。木曜日だったが、早速PostBankに赴き、キャッシュカードを交付してもらい、それで自分の口座に入金はできた。つまり送金というのはあくまでも自分の口座のお金を他人の別の口座に移しかえることであり、だから自分の口座に預金がなければいけないわけだ。その入金が確認されてから初めて家主への送金が可能になる。しかし、口座に入金されるのは月曜日だという。今は木曜日の午前中だ。日本なら、自分の口座に当該銀行で窓口を通じて振込をすれば、ただちに口座に入金されるはずだ。他人への送金ではない。当然すぐに入金したあと、大家さんへの送金が可能だと思っていたが、結局月曜日まで待たねばならないことになった。
 結局日曜日の夜に振込のための用紙に事項を書いて、封筒に入れてポストに入れた。送金の知らせ(正確には自分の口座からこれだけ送金されたという通知)が来たのが、更に1週間後くらいのことだった。ただちに支払いが必要な家賃が、結局2週間もかかってしまった。日本なら1日ですむところなのに。日本のATMは現金があれば口座の有無など関係なく、相手に送金することができる。このような便利さで日本が勝っている面も多々ある。ただ、この便利さが「振り込め詐欺」などを容易にしているかも知れない。オランダでは「振り込め詐欺」があるのだろうか、今度調べてみよう。

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