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zoom RSS 流山市の温暖化対策の問題

<<   作成日時 : 2007/06/19 22:28   >>

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 流山市は、行政コストパフォーマンス(?)が最もよい市らしいが、二週間ほど前、全国ニュースで流山市の温暖化対策が紹介された。温室効果ガスを抑制するための市民の方策に対して補助金を出すというものだ。行政にコストをかけない流山市としては画期的なのだろうか、ニュースとなった。しかし、その内容は待ってほしいというというものだ。テレビで流れた報道なので、すべてを記憶していないが、代表例は、ソーラーシステムを導入すると5万円の補助金を出すというのが第一だった。
 たしかにソーラーシステムは太陽という自然エネルギーを使用して発電をするので、将来的に重要なものであり、今後普及しなければならない方式であることは間違いない。しかし、今ソーラーシステムを導入するためには、数百万かかる。段々安くなっているとはいっても、まだまだ普通に導入できるものではないし、また、ソーラーシステム導入のコストとそれによって生まれる電力とを比較して、必ずしもプラスにはならないとされている。しかし、多数が導入することによって、コストが下がっていくのだから、導入をさかんにすることは大切だろう。
 ではこの流山の方式は積極的な意味をもつのだろうか。
 積極的な意味をもつというのは、こうした援助がなければ導入を考えない人が、この補助金によって導入に踏み切るような決意をさせるということだろう。しかし、予定のなかった者が、数百万かかるものを5万円の補助金で決意するだろうか。この補助金をもらってソーラーシステムを導入する人がいたとしたら、補助金がなくても導入を決意していて、もらえるものならもらっておこうという人なのではないだろうか。つまり、これが積極的な意味をもつとは思えないのである。
 だから、積極的な意味をもたせるためには、ごく低利の貸し付けをして、そのことが電力代を浮くことである程度利益があるというような、もともとはその気がない人の後押しをする、そうしたやり方でなければならない。
 では、この制度の現実的な政策的意味はどこにあるのか。
 実は現実的にはマイナスの影響があるといわざるをえない。
 こうした政策が、市として地球温暖化に努めているという印象を与えることが目的であることは疑いない。市長は流山が東京よりずっと気温が低いことを自慢している。それはこのような政策があるからだといいたいのだろう。
 しかし、実際の流山は、ツクバエクスプレスの完成によって、広大な森が切り倒され、開発されて、ショッピングセンターやマンションが続々と建設されており、確実にヒートアイランドへの道を歩んでいるのであり、市がその動きにまったをかけている形跡はないのだ。ツクバエクスプレスのできる前の流山はまだまだ森がたくさんあり、確かに東京よりずっと気温が低い市だった。しかし、確実に東京に近づきつつある。こうした動向を隠すために、市は表向き温暖化に取り組んでいるというポーズをとりたいのだろう。新たにソーラーシステムを導入するインセンティブとなるシステムではなく、もともと導入する人に得をさせるだけのやり方で、問題が解決するほど生易しい問題ではない。

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