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zoom RSS オランダで教員養成学部のイメージ低下 日本は大丈夫か

<<   作成日時 : 2007/08/12 22:15   >>

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 オランダの新聞、NRCが教員養成の高等専門学校PABO(日本では大学の教育学部にあたる。)の人気が低下していることについて報道している。昨年に比較して、志願者が11%も減少しているという。PABOの学生は数学や国語が弱いというテスト結果が出てしまい、イメージが悪くなっているという。教師の給与もそれほど高くないし、尊敬もされていない。他の学校種類は志願者が増えているから、その減少が際立っているようだ。そして、人気のない理由として、Sexy でないということをあげる人もいるという。つまり、親や関係者の圧迫が強く、若者が進んで行こうとはしない。結局、給与をあげるだけではなく、教職に対する社会的な尊敬の念が必要だという意見が強いようだ。
 もっとも、まだ志願者の減少は短期的なことで、そんなにあせって対処する必要はないというのが、文部省の見解のようで、必ずしもこの記事通りの見解ばかりではないようだが。

 日本人にとっては、あまりピンとこないかも知れないが、日本での教職の位置は、先進国といわれる国家群の中ではかなり特徴的な「高い」ものがある。教職は人気の職業だし、希望者はたくさんいる。そして、労働条件も恵まれていると思われている。しかし、残念ながら、そうしたことは既に幻想に近いものになっている。日本の教師はかなり労働条件が悪化しているし、また、これまでの尊敬の念も相当低下している。。それは決して教師だけの責任というよりは、何か政策的に進められた教師への攻撃が強化されているという感じがする。そんなに遠くない時期に、日本でも教職への魅力が低下し、教師へのなり手が少なくなり、その結果として、教師の質が低下し、必然的に教育の質が低下する危険性が、今の日本にはたくさんある。教師への尊敬を高め、働きやすい環境を育てようとしているのではなく、質の低い教師を免職させるための措置が着々ととられている。実際に満足に教育活動ができない教師が少なからずいることは確かだが、何故そういう教師が現場にいるのか、採用等の問題にメスを入れただろうか。メスを入れたとしても、逆の入れ方が横行しているように思われるのである。
 欧米の教職の状況は、他山の石というべき現実であって、今の教師への政策が進展していけば、日本の教育はどんどん悪くなるだろう。選挙に負けた安倍首相は「教育改革を進める」必要を述べているが、進めてはならないことを進めているといわざるをえない。

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