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zoom RSS またまた少子化問題の矛盾した説明

<<   作成日時 : 2008/01/14 21:44   >>

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 少子化問題は、メディアに登場する人々の見識がかなり問われる問題だろう。荒川強啓デイ・キャッチというラジオ番組を聞いていたら、町田と称する経済ジャーナリストという人が登場して、少子化問題がいかに重大問題で解決されねばならないかということを協調していた。しかし、本人は気づいていないようだが、まんたく矛盾したことを述べていた。
 今日は成人式が行なわれたのだが、成人になった人の数が史上最低であったことから、少子化問題に移り、まず最近の傾向として、企業が人材集めに熱心に取り組んでいるという状況を話していた。つまり、少ない労働人口だから、優秀な人材を集めるのに企業が真剣になっているというわけだ。そしてその傾向は主に、これまで派遣やアルバイトとして、低賃金・低労働条件で雇っていた人たちを正規労働者として雇い直す企業が増加しているというわけだ。そして、その後少子化問題そのものに話題が移り、ヨーロッパなどに比べて少子化対策が遅れている。ヨーロッパでは、育児手当てや教育、移民労働者の導入など積極的に少子化対策をしているのに、日本は遅れており、福田内閣の支持率低下が、こんなことでは当然だというように締めくくられていた。車の中で聞いたラジオ番組なので、細かいところは自信がないが、大筋はこんな話しだった。
 ところで、労働条件の向上は、町田氏は肯定的に述べていたのだが、しかし、それは明らかに「少子化」という状況がもたらしたものだ。少子化になると労働者が減少するわけだから、人材獲得が困難になり、従って、低賃金のアルバイトなどでは済まなくなっているというわけだ。つまり、町田氏の支持する臨時雇用者の正規雇用への転換は、少子化という事実があるから実現したのであり、労働力が豊富であったり、移民労働者を導入したら実現しないということになる。
 それにもかかわらず、少子化を解決し、安心して生めるような社会にしなければならないという。つまり、町田氏の論理でいえば、また不安定雇用が復活することになるかも知れない。
 もちろん、そんなことは町田氏は認めないだろうが、ただ、自分が公共電波で述べていることが、まったく矛盾していることだという自覚程度のことはほしいものだ。
 私の考えでは、少子化はそれほど問題ではなく、町田氏のいうように、労働者がこれまで不安定雇用を押しつけられてきたのは、豊富な労働力があったからであり、そういう意味で少子化はまともな労働条件を実現するためにプラスであるし、少子化で国全体の経済が縮小したとしても、国民一人一人の所得・生活が直ちに悪化するわけではない。大切なことは国の経済規模ではなく、国民生活なのだから、その点から、少子化の利点こそが、もっと明らかにされるべきである。

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荒川強啓デイキャッチは3月27日で終わり、3月30日からは「U-18ユーガタM塾」が放送されるようです。
杉田平和町
2009/03/24 00:20

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