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zoom RSS 受験をカメラで監視?(イギリス事情)

<<   作成日時 : 2008/05/18 20:54   >>

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 イギリスでの話である。
 試験会場にカメラを持ち込んで、不正を防ごうという動きがまじめに検討されているようだ。この試験は、通常の学校の試験ではなく、日本ではセンター試験のように、全国試験で、かなり広い会場で行なわれるものを想定している。
 タイムズの教育版(2008.4.11)であるが、イギリスには、Classwatch という会社があるらしく、そこが推進しているそうだ。その目的は、もちろん不正防止で、カンニングや代理受験の防止にあるが、もっと切実な問題としては、そうした不正と密接な関係がある、「クレーム」処理だ。成績が悪かった受験生は、試験監督のせいにして、訴えることが少なくないという。
 これは日本のセンター試験でも、最近非常にクレームが多くなっているらしく、入試センターはクレームに対して、非常に神経質になっている。英語のヒヤリング試験で、全受験生にひとつずつICレコーダーを配布し、持ち帰り可能にしているのは、もちろん、クレーム対策だ。本当は、ヒヤリング試験などは、もちこみのカセットレコーダーで十分可能である。ヒヤリング力があれば、そのカセットの性能が少々悪くても聞き取ることができるし、また、ヒヤリング力がなければ、どんなにいい性能のカセットでも聞き取ることはできない。しかし、そうしたカセットを使用すると、カセットの音質が悪かったとか、遠くだったので聞こえずらかったなどというクレームかあることを予想して、レコーダー方式でやっているわけだ。このための費用は馬鹿にならない。
 これだけではなく、試験監督をやる前には、かなりいろいろな注意事項があるのだが、クレームに対する神経過敏ともいえる注意が多い。
 もっとも、まだ日本では、カメラ設置などという議論は起きていないと思うが、イギリスでは、教室にカメラを導入している学校があるようだ。上記 Classwatch 社のカメラを導入しているらしい。社員によれば、それは生徒を守り、教師を守るそうだ。
 まるで、教室は「戦場」みたいな話だが、イギリスの状況はそれに近いものがあるのだろうか。
 イギリスで、生徒たちが行なうクレームとはどんなものなのか。クラスウォッチ社によると、典型的なのは、教室の監督が間違った指示を与えたというものなのだそうだ。そのクレームが受け入れられれば、もちろん、他の受験生にも影響を与えかねない。そこで、カメラが撮影していれば、当然監督の言葉も録音されているわけだから、そのクレームの当否が明確になるというわけだ。もし、確かに監督の言葉が間違っていたら、受験生の言っていることが正しいわけだし、もし、監督が適切に指示をしていたとしたら、受験生のクレームは不当ということになる。いずれにせよ、正確な情報を得ることができることによって、受験生も監督をも守るというわけだ。
 イギリスは防犯カメラ社会として有名だが、これは単に繁華街などの話ではないらしい。
Times Educational Supplement 'Exams caught on camera' 2008.4.11

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