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zoom RSS 全国学力テスト公表「いつか来た道」か

<<   作成日時 : 2008/10/03 16:57   >>

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 1960年代の全国学力テストの状況を知っている世代なら、「いつか来た道」と考える人も少なくないだろう。何故、文部科学省が40年も学力テストを実施しないできたのか、正確にいえば、できなかったのか、それはまさしく、今進行しているような状況が、全国規模で起きたからに他ならない。
 確かに40年前の学力テストにおいても、文部省は、結果を正式に公表したわけではなかったと記憶する。しかし、県別の結果が事実上漏れて、学力日本一をめざすいくつかの県が、学力競争をあおり、そして、不正事件がいくつか起こって、廃止に追い込まれたのだった。
 しかし、そうした事態は当初から予測されたし、また、そうならざるをえないやり方を取っていたのだった。今回も同じ批判を受けているが、学力の状況を把握して、教育行政に活かしたいというのであれば、悉皆調査は無駄であり、サンプル調査で済むことは常識である。サンプル調査であれば、結果を知りたいという要求が置きようもない。現実に、PISAの結果を**別に公表しろ、などという要求はないだろう。開示要求は悉皆調査だから出るのである。それが、過当競争を起こすからだめだ、という文部科学省の指導は、もともと矛盾しているし、また、本心から言っているかどうかも疑わしい。
 とりあえず、教育行政関係者は、40年前の事態を知っているだろうから、結果の公表に慎重であるかも知れない。しかし、次第に公表が進み、公表されれば、低い点数のところが、学力向上の取り組みをあおられ、生徒への指導をせざるをえなくなる。また一位をめざす取り組みも出てくるだろう。そして、必ず出てくるのが「不正」である。実際、東京都の学力調査で、足立区で不正があったのは、ごくごく最近のことである。東京都の調査でも不正がでるのだから、全国規模の調査ででないわけがない。そうしたとき、再び、全国学力テストは廃止されるのだろうか。それとも不正を無くすことにやっきとなるのだろうか。

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内 容 ニックネーム/日時
 先日は、急なコメントを書かせていただきまして、申し訳ありませんでした。
 私にとっても、ヨーロッパは、「自由」の意味を投げかけてくれている存在です。それと同時に、私たちとの決定的な違い(文化の違い)を思い知らされる存在でもあります。このことから、もし、私たちが自ら自由な制度を作れたとしたら、それは、アメリカやイギリスは言うに及ばず、他のヨーロッパ諸国とも異なったものになると思います。特に教育に強く関わりたいと願っている私の大事な視点は、「日本人の長所を的確に捉え、それをどうしたら伸ばせるか」となっています。
 日本人の長所を的確に捉えるためには、当然、日本人というものを知る努力をしなければなりません。そしてそのために教育の分野でやるべきことを私はかなり明確に思い描くことができている分、国家の教育における役割の減少への働きかけをしないではいられません。
 あまり長い文にすべきではないと思う分、論の進め方がおおざっぱになっていないかと心配ですが、もし、この私の考えに対しても、お返事のコメントをいただけたましたら幸いです。
伊藤武明
2008/11/29 22:05

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