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zoom RSS グーグルの書籍電子化大いに賛成

<<   作成日時 : 2009/11/14 22:58   >>

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 11月14日の産経新聞(電子版)にグーグルの書籍電子化で対象を英語圏の出版物に限定するという修正をするという記事がでている。グーグルの書籍電子化については、ずっと論議になっているが、私はグーグルに頑張ってもらいたいと思っている。そして、著作権があまりに強く規制的になることは、学問や文化の発展にとってマイナスだと思う。確かに著作者の権利を守ることは必要であるが、ひとつには、著作者の死後50年も著作権が相続されて、通常遺族に収入をもたらし、著作権料を支払う必要があるということには疑問だ。配偶者に対する保障は必要であるとしても、子どもに、しかも50年も必要であるとは到底思えない。それよりは、もっと自由に優れた著作物を利用できるようにするべきであろう。
 また、著作物といっても、実際には著作権料を取得することを意図していない書籍も少なくない。外国のことはよくわからないが、現在の日本の学術図書のかなりの部分は、著作権料などは支払われていないし、逆に著作者が出版社に対して、自腹ないし出版助成金を公的機関や大学等で得て支払うことも、ごく普通に行われている。こうした出版物は多くが第一刷で終わってしまうから、なかなか入手しにくいことになる。グーグルのようなやり方で電子化され、世界に普及するなら、著作者としても歓迎するということはいくらでもあるだろう。出版社としても、事実上の絶版で再版する意思などない書籍が多いのだから、損失があるとも思えない。このような書籍を電子化することは、学問の発展にとって非常に大きな意味があると思う。
 そういう点から考えると、現在のグーグルの電子化された書籍の公開状況は、まだまだ制限的で、これで出版社が反対するというのは、私にはよく理解できない。調べ物をしているときに、グーグルの電子化された書籍が出て来ることがよくある。しかし、それを読んでいると、かなりのページが非公開になっていて、結局買わざるをえなくなるというような場合が多いのだ。グーグルが進めている一冊でも可能なオンデマンド製本を利用可能になり、その権利料を出版社が一部とることができるとすれば、実際にはまったく利益をうまない状態になっている書籍が、生き返ることになる。出版社が何もしなくてもだ。何故反対するのだろうか。
 著作権の存続期間が長いために、青空文庫やグーテンベルク計画の対象にならないが、しかし入手できない重要書籍は膨大なものだろう。それを利用可能にするグーグルの方式は、なんとしても普及してもらいたいし、また、特に学術出版をしている人や出版社はこれを利用して、相互の利益になるようなシステムを構築していくべきだろう。

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