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zoom RSS 自民党がまた一族候補?

<<   作成日時 : 2010/02/05 08:28   >>

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 2月5日の朝日新聞(インターネット版)に、故中川昭一の後継者として、妻に出馬を要請しているという記事が掲載されている。死の直後からそういう話は出ていたが、それが決まらなかったということは、さまざまな意見があったということだろう。しかし、この決定を見ると、自民党執行部は党を再生する意思がないのかと思ってしまう。自民党は全く支持していないので、別に再生してもらわなくてもいいが、それにしても、政党が健全に機能することは、その国の民主主義的政治にとって重要なことだから、こまったことだと思う。

 国会での質疑を聞いていても、自民党の議員の質問は、ほとんど政策的勉強をしっかりしているという感じを受けない。マスメディア等で流されているレベルの話を国会でやっているに過ぎないと感じてしまう。野党時代の民主党議員の質問は、こうではなかった。昨年の党首選びについても、いかにも自民党というのは、人材がいなくなったという思いを、多くの人がもっただろう。

 最大の理由は自民党が、能力によって党内人事を行うということを、相当前に放棄したということだろう。ずっと前に、このブログで、自民党の議員組織は、江戸時代の藩組織とそっくりだ、と書いたことがある。選挙区が藩の領地、後援会は武士組織、そして後援会は地元と東京にあり、それぞれ秘書団がいる。秘書のトッフがそれぞれ国家老と江戸家老だ。もちろん、藩主は世襲である。このような組織は、安定した社会ではそれなりに機能する。藩主(議員)は無能でもよい。むしろ、まわりの人間にとっては、あまり有能ではない方が好き勝手できるから都合がいい面もある。

 江戸時代の末期に、それなりの有能な藩主はいたが、時代を変革する勢力の中心になる藩主がついに出ることがなかったのは、こうした藩体制の必然的な結果であったといえるだろう。

 自民党が再生するために、絶対に必要ないくつかのことのなかで、確実に言えることは、立候補者の選定に、世襲的要素を完全に排除することである。親族であっても、能力があると判断されれば、確かに可能性を奪うことは問題だろうが、メディアでも紹介されたイギリスのように、まったく違う選挙区から出るということは、最低限必要なことだろう。

 しかし、中川昭一の妻は、まったくこれまでと同じように、世襲的に地盤を引き継ぐという形であり、その人の能力ではなく、血縁的要素で判断しているということだから、自民党凋落の原因のひとつであったことを継続するということなわけだ。こんなことは誰でもわかっていると思うのだが、何故打開できないのだろうか。この程度の打開もさせることができないという点に、「若手に期待」すらできない程、自民党は能力低下をしているということだろう。

 ちなみに私は教育学が専門なので、政治のことは詳細にはわからないが、少なくとも自分たちの党での人材育成がまったくできなかった自民党の教育政策は、それだけで疑ってみる必要があり、今の教育制度や、教育基本法をはじめとする近年のいくつかの改革については、やはり、全面的に検討する必要があると思う。新学習指導要領の「道徳教育を教育の要とする」などという規定は、その最たるものだろう。

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