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<<   作成日時 : 2010/02/08 09:06   >>

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 経済や技術の専門家でもないが、トヨタ問題はいろいろと考えざるをえない。トヨタの問題もあるだろうし、また、トヨタにない責任をなすりつけている側面も少なくないように思う。

 まず最初に感じたのは、「奢れるものは久しからず」という言葉だ。とにかく世界一の売り上げを目指すということで、むやみな拡大路線をとっていたことは周知の事実。
 以前ラジオで聞いたことだが、世界の古い企業の半数は日本企業だという。世界最古の企業も日本であり、500年以上続いている企業というのは、大多数が日本にあるらしい。世界最古の企業は奈良時代に出来たらしい。それが営々と今でも企業として活動しているというのは驚きだろう。そして、そうした長く続いてきた企業に、例外なくある共通点は「小さな企業」ということだそうだ。小さいために時代の変化に対応しやすいということらしい。
 もちろん企業である以上、大企業を目指すだろうし、大企業であれば世界企業、世界一の大きな企業を目指すものだろう。しかしそのことによって、企業として必要な性格を失っていくとしたら、やはり、「久しからず」という仲間に入っていくことになるのかも知れない。大きくなれば、丁寧さが損なわれやすいことは、常識的にわかる。トヨタがそうだったなどというつもりはないが、どうだったのだろう。

 次に感じたのが、文化あるいは社会的背景の違いということだ。
 今でもそうかわからないが、少なくとも以前は、アメリカでは運転免許を取得するのに、試験があるだけで、日本のように自動車学校に通って、内部的な試験をパスしていくということが不要だった。ヨーロッパでは、以前日本の車検のような制度はなかったが、今では同じような制度が導入されている。ヨーロッパの免許は、学校に通う必要はないが、必ず指導者について一定の練習が必要である。アメリカ在住の人のブログによると、アメリカにも車検はあるが、10分程度で済むような簡単なものだという。
 飲酒運転規制についても、日本よりはるかに緩い。

 つまり、免許にしても、車の整備にしても、日本とは比較にならないくらい、緩い社会だという感じがするのである。そうすると、車の運転がラフな人が多い可能性がある。今回、アクセル問題が大きいが、もともと日本よりもスピードが出せる道路が多いはずだから、アクセルを踏み過ぎる傾向があるのではないか。そうすると、もどりにくくなるということもある。日本のトヨタは同じような敷物ではないそうだが、私の乗っている日産の車には、アクセルの下に敷物があり、けっこう動くが、アクセルが戻らなくなるようなことはないし、もともと、そんなに乱暴に扱わない。たるみが出てきたら当然直すし、同じ仕様の車であったとしても、不具合が起きるとは思えないのである。
 またブレーキが、車によって、あるいは調整する整備工場によって、相当踏み方の感覚が異なることは事実だ。我が家には2台の車があるが、ブレーキの感じは全く違う。それでもそのことを理解していれば、何の問題もない。
 ただ、ブレーキの踏み方等については、その特性について、売る側がきちんと説明したり、説明書に記入しておく必要はあるだろう。そうしたことはやっているのだろうか。

 そして、日本では自分の使い方が間違っている場合には、製造側に責任を問う傾向は非常に少ないが、アメリカでは、どんどん責任を問うたり、それを判決で認めることすらあるということが紹介されている。マクドナルドのコーヒーで火傷したと訴えた人に対して、天文学的な賠償を命じた判決が出たことは、日本でもかなり話題になった。(もっともそのまま判決が有効になり、支払われたのかどうかは分からない。)従って、いくつかの事故が報道されているが、それも本人の運転上の問題だった可能性も絶対にないとは言えないだろう。

 更に、日本バッシングであるということも事実だと思う。

 しかし、やはり、アメリカに進出し、アメリカで工場を設置・生産している以上、アメリカ社会に応じた対応が必要であり、バッシングに対応できないようでは、トヨタ自身が生き残ることはできなくなる危険もあるのだし、また、日本の他の企業に大きな影響も与えてしまう。「小さく長く生き残ってきた」日本の古い企業から、学び直すことも必要なのではないかと思った。

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