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zoom RSS 都内の学校の教師用パソコンにフィルター?

<<   作成日時 : 2010/05/06 20:17   >>

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 先日東京のある区の学校に配布されているコンピューターの状況について、驚きべきことを聞いた。区の学校のコンピューターは、区の管理するサーバーにつながっており、そこからインターネットに接続されているという。そして、教員たちが使用するパソコンは、子どもに対してもしないようなフィルターがかけられているというのだ。
 
 子どもに対するフィルターといえば、性的内容や暴力的な内容に関わるページへのアクセスを排除するのが、主なものだろう。大人のパソコンにフィルターをかけるというのは、聞いたことがなかったのだが、その学校に配布されているパソコンでは、およそ芸能的な内容、スポーツ、その他エンターテイメント的なことはほとんどフィルターがかけられているという。ニュース記事でスポーツ欄を読んでいるときにはいいが、そこからより詳細な内容を読みたいと思って、スポーツに関するサイトにいくとアウトなのだそうだ。例えば、体育の授業で、自分の知識を増やそうと思って、バレーボールのサイトを開こうとしてもだめらしい。
 
 だから授業の準備のために、何か紹介したいという内容を探すことも不可能に近い。つまり、教員がパソコンを使って遊んでいるという警戒心から、フィルターをかけているという話だ。
 ここまで来ると、教員は授業準備を、ただ与えられた本だけでやれというに等しく、マルチメディアの活用など御法度というレベルだろう。いくら情報活用能力を子どもたちにつける、などといっても、学校のパソコンがこれでは、教師が情報活用能力など要らないと言っているようなものだ。教師に情報活用能力が必要ないのに、どうやって、子どもにつけさせるのか。これは笑い話では済まないというべきだ。
 
 おそらく、区でパソコンを管理している人たちは、職員のモラルに対して、大いなる疑問をもっているのだろう。それはそれとして、分かる気はする。そういう職員がいるだろうことは、想像できるからだ。
 しかし、賢明な管理者、かつ知識のある管理者であれば、もっとずっと合理的なやり方をするのではないか。私は素人だから、詳細なことはわからないが、例えば、プロキシサーバーにアクセス内容を貯蔵するやり方だ。そうすれば、どのような情報にアクセスしたか、調べようと思えば可能である。実際に調べなくても、可能だということを示せば、滅多な不当アクセスはしないだろう。個人的な用事で職場のパソコンを使用するのは確かによくないし、まして、仕事時間中にアダルトサイトにアクセスするなど言語道断といえるし、実際にそういうことはあるように聞いている。しかし、そういうことは、上のようなスマートなやり方でいくらでも排除できる。
 
 教師がスポーツやエンターテイメント的なサイトにアクセスすることが、授業材料のために必要なことはいくらでもある。必要なことまで不可能にしないと管理できないというのは、管理者の能力失格であるにすぎない。
 
 子どもに使わせるパソコンであれば、また別の問題が生じるだろう。もし子どもが使用するパソコンにもこのような制限をかけたら、今は家にパソコンをもっている子どもたちはたくさんいるだろうから、反動でいろいろなところにアクセスするかも知れない。教師たちは的確な指導もできないことになり、情報モラル教育の効果が低下する危険もある。
 
 管理者の情報識見が低いことは、現場の混乱を様々な面で生むに違いない。
 

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