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zoom RSS 鳩山首相は辞任すべきではない!

<<   作成日時 : 2010/05/30 20:40   >>

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 ついに連立の一角が崩れて、政界がごたごたしているようだが、こういう時にこそ、政治家たちの真の姿、偽りのない「実力」がわかるような気がする。

 題名のように、鳩山首相は辞めるつもりはないようだが、辞めるべきではない。そもそも、自民党が国民に見放された最大の理由のひとつが、3年間に3人の首相が交替し、壁につきあたってすぐに放り出すことが続いたからだ。総裁は政党として責任をもって選んだのであり、しかも首相なのだから、基本的に4年間は信頼して協力すべきものだ。鳩山首相では選挙が戦えない、などというのは、当人にそれだけの実力しかないということの証拠で、情けない限りだ。

 社民党は党是を貫いたということなのだろうが、離脱の際の首脳の発言はいただけない。特に又市副党首の発言はまるで子どもじみている。連立維持を求めていることについて「支離滅裂、常識はずれだ。正常な判断を失っている。そういう人が大事な局面は乗り切れない。もう一国の首相の資格はない」と述べたそうだが(産経新聞)、支離滅裂なのは、又市氏の方だろう。罷免と同時に、民主党の方から連立破棄を言って欲しかったのだろうか。

 基地問題に関する鳩山首相の一連の発言や動きは、確かに失望されて当然だろうし、そのために支持率が激減したのも当たり前だ。しかし、もともと沖縄に決まっていたことを、何とか別の場所の可能性を追求するという姿勢を表明したために、希望を与えてしまい、それが現実の壁にぶちあたったために不可能になっただけで、ある意味「感情的」な問題であって、実際上の被害を「新たに」与えたわけではない。むしろ、沖縄への配慮や援助は前よりもずっと増すだろうと思えるわけだから、冷静になってみれば、今の反対運動がずっと継続するとは、私には思えない。もちろん、それでよかったとは思えないのだが。

 社民党は、党として対案を出したというが、民主党側が検討もぜずに葬ったのだろうか。どうもそのようには思えない。むしろ、民主党よりも実現困難な案であっただけのではなかろうか。

 なんとも情けないと思うのは、民主党内部から、鳩山降ろしという動きがけっこうあるらしいことだ。政策の実現というのは、首相が単独で模索するものではなく、与党全体の支えが必要だろう。特に、沖縄外の候補地を探すというのであれば、それこそ全国から議員が当選しているのだから、総力をあげて、候補地となる場所を探すというような形で、目に見える協力があったのだろうか。むしろ、それは一部政府関係者にまかせて、自分たちは、選挙区で次の選挙に備える活動に矮小化しているような議員が多かったのではないか。だから、参院選での改選を控えている議員たちが浮足立っているのではなかろうか。党全体で、全国的に調査活動等をやり、どうしても難しかったのだ、ということが、国民にわかれば、沖縄になったことも納得もされたはずである。内閣支持率が下がったのは、決して鳩山個人の問題ではなく、党全体の問題である。
 ここで、一年ももたず首相が変わったら、それこそ自民党以下のレッテルを貼られてしまうだろう。

 それでは選挙に勝てない、という。日本の民主主義にとって、その方がいいのではなかろうか。民主党の国政運営がうまくいき、小沢一郎のめざすように参院でも完全多数を実現したら、その方がよほど民主主義にとって心配な事態が生じると思う。実際に、この間の民主党の国会運営には、かなり乱暴な面があったといわざるをえない。それは自民党の「理論的水準の低さ」にも影響されているのだが、だからといって、審議も尽くさず強引に採決していいものではないだろう。

 野党もすぐに「解散か総辞職」などと言いたがるが、何故、「政局」しか頭にないのだろう。野党になった以上、「政策」レベルで建設的な批判をして信頼を取り戻すしかない。民主党が野党時代に次第に国民の信頼を獲得していったのは、国会での論戦が大きな理由である。この間、自民党は、政策的に民主党を追い詰めたことがあったろうか。

 日本の現在の政党の状況では、ねじれ国会が最も民主主義的にみて、望ましいと私は思う。
 民主党は選挙にまけるだろう。そのときこそ、数という力が単純には通じない事態になるのだから、しっかりと政策論争と合理的な妥協点を探すような国会運営をめざすべきだ。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
> 実際上の被害を「新たに」与えたわけではない。
無駄に費やされた時間と労力、あちこちから失った信頼は取り返しがつかないと思いますがね。

> むしろ、沖縄への配慮や援助は前よりもずっと増すだろう
税金じゃねーか。アホか。
カール
2010/05/30 21:27
「一度は換えてみよう、ダメなら元に戻せばいいんだから」とあからさまに政権交代を訴えたのは今も変わらずコメンテーターを続けるテレ朝の川村 某を筆頭とするテレビ人たち。それに煽られた風に押されて出来たのが鳩山民主政権。これほど「ダメ」が実証された以上、川村達には「元に戻す」責任があると思うんだが、その後、汚沢近辺から金が渡っていたことが明らかにされてもテンとして恥じずテレ朝に出続けている面の厚さは鳩山並み。語るに落ちたと言うべきか。恥を知れ!
川村 某
2010/05/31 09:58
カールさま
コメントありがとうございます。まったく文意を理解できない方のようで、返事を返すのもあまり意味がないかと思いますが、鳩山が失った「信頼」と、ここで政権を放り出したときの民主党の失う損失とでは、後者の方が大きいという予想を述べたわけです。「配慮が増す」ことを「肯定・支持」して書いた文章でないことは、お分かりではありませんか?文意を取り違えているのはみっともないですね。
wakei
2010/05/31 19:58
川村某さま。コメントありがとうございます。テレ朝の川村某のことは、まったくブログの文章では関係ないことで、関係ないことに「恥を知れ!」って、あなたの方が、こんなところで恥ずかしい行為をしていますね。(苦笑)
wakei
2010/05/31 20:01

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