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zoom RSS ねじれ国会は民主主義のチャンス

<<   作成日時 : 2010/07/13 19:12   >>

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 民主党の大敗は、今後どのような影響をもたらすのか、もちろん予測がつかないが、基本的に、前に書いたとおり、ねじれ国会になった方がいいと考えているので、今回の選挙結果は、日本社会にとってプラスであったと評価したい。自民党を応援する気持ちは全くないから、自民の勝利を評価しているわけではない。

 民主党敗北の理由はいろいろあるのだろうが、そのひとつに、丁寧な政策提示と他党との協議という姿勢が、きわめて弱かったことが、いろいろな面で失政を招き、失望感を与えたことがあるだろう。政調会を廃止したことが、その原因ともなっていると思われるが、逆に、小沢による廃止は、「丁寧な政策提示と協議」を重視しない政治姿勢そのものの表現でもあったと言える。「仕分け」要員として、多くの新人を抜擢しようとしたときに、「新人は選挙区に入って活動しろ」とそれを抑えたのも、その現れであろう。
 国会議員が、当選したとたんに、選挙区に入って次期選挙のための活動をしろなどというのは、いかにも「選挙政治家」としかいいようがない。
 300名の国会議員が、政府の政策を実現するべく、必要な活動をすれば、もっと実のある成果が得られたと思われるが、政権交替後の国会運営は、自民党時代と変わらない強引なやり方が目立った。数で押せるからそうなるのだろう。

 ねじれ国会になれば、丁寧に協議しなければ、法案は通らない。
 民主党は、日本の政治史上初めて、他党と協力して政治を行うことができる政党になれるかどうか、それが今後試されるのだと思われる。残念ながら、社民党や国民新党との関係においても、十分な連携がとれていたとは言えない。それは決して、民主党だけの責任ではなく、社民党や国民新党も同じ責任を負っていたと思う。しかし、今後は、すべての他党とじっくり話し合い、共通点を模索していくことでしか、国会運営はできなくなったのである。

 だがそれこそ民主主義政治なのではないだろうか。

 いまだに日本の主要な政党とメディアでは、二大政党制が民主主義的な政治体制であると考えている人たちが多いが、それは世界の民主主義度を見れば、まったく時代錯誤の認識である。多党連立、政党間の話し合いで妥協点を見つける政治こそが、民主主義的な国家で行われていることなのである。絶対に正しい政策を掲げている政治勢力などはありえない、互いの違いを尊重しつつ、共通に支持できる面を探っていく力こそ、政治家や政党に求められる能力であろう。

 ねじれ国会がそうした力を政治家や政党につけさせることになるように、見守っていきたい。

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コメント(1件)

内 容 ニックネーム/日時
そうですね。本当の民主主義をやっていけるかどうか、民主党だけでなく日本の政治全体の正念場ですね。
民主党大敗で、民主党内からもほかの党からも『責任問題』が出る。選挙で負けるたびに新しい顔が出て、次の選挙用のその場限りの政策、選挙で国民に受け入れられなかったなら、また別の人が次なる策を・・・の繰り返し、『責任追及』して次は自分の番!と手ぐすね引いている、結局政治家個人の名誉のために国民は振り回され続ける。自民党の世襲議員の首相の度重なる失態・交代で、外国からの信用(もちろん信用をつくりあげたのは自民党ではなく、地道に頑張っている多くの日本企業・工業製品の数々)はダダ落ち、変化の兆しかと思われた民主党鳩山政権も短命に終わり、今選挙で駄目だったからといって、人を挿げ替えるのでは自民党がやってきたことと変わりがない。ここで民主党が踏ん張り、ほかの党も駄目出しに終始するのではなく、建設的な話し合いをして、日本の進路を納得して決めていってほしい。
憂えるおばさん
2010/07/13 19:43

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