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zoom RSS 教室現場の困難

<<   作成日時 : 2010/07/28 22:23   >>

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 学校が夏休みに入り、大学では、教員免許の更新講習がぼちぼち始まっている。私の勤務校では、選択科目は春学期の土曜日にやるので、今年度の予定はすべて終了した。成績の認定も終わった。

 ところで現場の先生たちと接して、彼らが日々感じていることは、指導困難な子どもたちが増加していて、必ずといっていいほど、クラスに1、2名おり、自分たちが子どものころにはほとんどなかったような行動をするので、どう指導したらよいか分からないで悩んでいるということだった。まったく学習姿勢を示さず、頻繁に教室を飛び出してしまう子どもたち、また、教師の言うことを聞かず、ときに反抗する子どもたち、そういう子どもが、小学校の低学年から存在している。また、親たちも、まったくの放任であったり、また、我が子だけがかわいい、あるいは、迷惑な子どもがいるのでこまったもんだと不満をもつ親たち、等々。もちろん、それは教師たちから見た「像」であり、親や子どもたちから見れば、まったく違うような「像」であったりするだろう。

 オランダでは、移民の子どもとか、あるいは学習障害の子どもがクラスにいる場合、程度にもよるが、予算的に特別な措置がとられる。オランダは学校選択制度なので、生徒数に応じて予算が決まっていくが、同じ生徒数であっても、上記のような指導上の困難をかかえている子どもたちは、基準額よりも多く公費が算出されるわけである。これは学力テストなどが低い場合にも適用される。成績優秀校を優遇する発想が多い日本とは、ちょうど逆だ。

 多く受け取った予算で、学校は様々な対応策をとる。例えば、教師を雇ったりすることもできる。

 更に、学校選択制度との関連で、学校側が、指導上問題が顕著な場合、もちろん専門家を含む関係者による慎重な協議を経てのことであるが、義務教育段階でも退学させることができる。特別支援学校のような、専門家がいて、より適切な指導が可能な学校に転校させるわけである。

 このようなやり方については、日本ではあまり賛同は得られないかも知れない。しかし、頻繁に飛び出す子どもがいて、そのたびに担任が追いかけ、他の子どもたちは取り残される、というような状態が日常的に起こっているとしたら、そして、その子どもが、ほぼ常習的にそのような行動をとるのであれば、残りの子どもたちを放置することなく、その子への対応をとれる人的配置をとらない限り、そのクラスの担任教師はやがてつぶれてしまうだろう。

 どんなに強靱な精神をもった教師であっても、長い間そうしたクラスを担当できるはずがない。

 特に、特別な指導が必要な子どもが存在している学校には、予算上の特別措置をとるなどの対策が必要であるように思われる。

 また、オランダでは別の対応も可能になっている。
 教育実習が原則1年なので、受け入れる学校は、準スタッフとして扱うことができ、その学校の必要に応じた仕事を分担させることができる。

 日本でも、一月間毎日通う形の教育実習ではなく、週1回1年間通うような方式をとることが可能になれば、実際に戦力として学校は考えることができ、上記のような仕事をさせることができるのではなかろうか。

 他にもいろいろなやり方があるだろう。保護者や地域の人たちの協力をえるとか。学校運営の責任者や行政が柔軟な姿勢をとって、こうした事態への有効な対応をとる必要がある。

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