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zoom RSS ウィキリークスは「政治の透明性=民主主義」を再確認させるものだ

<<   作成日時 : 2010/12/07 21:04   >>

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 ウィキリークスが話題を呼んでいるが、基本的に、私はウィキリークスの姿勢に賛成だ。既成メディアは、ウィキリークスに対しては批判的であるかも知れないが、なぜか、どんどん出てくる報道は、ウィキリークスから入手した材料を、既成メディアが行っているものだ。今後どういうものが出てくるのか、あるいはアメリカをはじめとする「政府」が弾圧に成功して、出てこなくなるのかわからないが、少なくともこれまでは、外交文書が公表されている。テレビで、個人に迷惑がかかるようなことが起きたら問題だというような話をしているひとがいたが、これまではそういう材料はでていない。

 この問題を考えるときに、現在の国家の民主主義のレベルを測る最も重要な要素が、「透明性」であると考えられるようになっていることを忘れるべきではない。そして、これまで民主主義のお手本のように言われてきたアメリカやイギリスは、透明度の非常に低い国家であることも忘れるべきではない。現在盛んに出てきている話題が、アメリカや中国やロシア、イギリス中心であることは、偶然ではないといえる。

 政治家や外交官は、国際政治や外交には、秘密が必要なのだ、秘密が保たれなければ、まともな外交はできないという論理で、ウィキリークスを非難している。そういう面は確かにあるだろう。しかし、これまで秘密にしてきた外交の圧倒的多数は、国民を裏切る性格のものであったことは、歴史を見る限り否定できないのではなかろうか。

 今では中学生や高校生が必ず習う、第一次大戦前の帝国主義国家の間の同盟関係、三国同盟と三国協商は、当時の国民には知らされていなかったのであり、それを暴露したのが、ロシア革命で国家機構を掌握したレーニンだったわけだが、そのことによって、暴露された帝国主義国家の政府指導者は、大いにレーニンを非難した。しかし、今では中学生でも知っている歴史的事実となっているのである。
 あのような同盟関係が、国民に周知される形であったとしたら、あのような世界大戦が起きたのだろうかと考えてみることも、無意味とはいえないだろう。逆にいえば、国民に周知される形で外交が行われていたら、あのような同盟も、またその同盟を基盤にした戦争も起きなかったかも知れないのである。

 国民に秘密で行われる外交や政治が、国民の利益になるものであることは、ごく稀にしかないと考えざるをえないとすれば、ウィキリークスの果たしている役割は、秘密外交の反国民的性格を暴露したことにある。ウィキリークスを弾圧し、創始者を逮捕して、女性への暴行犯にしたてあげたとしても、インターネット時代では、第二第三のウィキリークスが現れることは自然なことだろう。

 政治家や外交官は、国民に透明な形で政治や外交を行うことを余儀なくされている時代である。

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