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zoom RSS 大相撲八百長問題について、もっと寛容でもよいのでは

<<   作成日時 : 2011/02/06 21:13   >>

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 相撲の八百長問題は、なかなか興味深い進展を示している。私は別に相撲ファンではないので、相撲が衰退することは別に構わないが、古くからの相撲ファンとして、メディアに登場している人々が、何かとんでもないことが起きているかのような言い方をしているのは、滑稽としかいいようがない。そもそも、八百長があるなどということは、ずっと言われてきたことで、それを承知で楽しんできたのではないのだろうか。そして、もちろんのこと、すべてが八百長なわけでもなく、真剣勝負の方が、数としては多いのだろうし、流石に優勝がかかった一番などのほとんどは、八百長ではないはずだから、それはそれとして、楽しむことはできてきたわけだ。

 他のスポーツを考えてみると、八百長のような露骨な勝敗のやりとりはめずらしいにしても、スポーツマンシップに反するようなことは、いくらでもある。サッカーのファールなどは、ずいぶんと酷い行為がある。先日のインテルの試合で、相手の選手を後ろから殴った行為などは、とんでもない反則だった。おかげで長友が出られることになりそうだというのだが、ああした反則行為はいくらでもあるわけだ。しかし、相撲と違うのは、そうした行為が罰せられるということだろう。柔道でも、消極的姿勢を示すと、とたんに減点されるようだが、無気力相撲も何らかのやり方で取り締まる方法があるだろう。

 野球の敬遠などというのは、どうなのだろうか。ファンからみれば、かなり卑怯なやり方だし、スポーツマンシップに反しているようにも思われる。しかし、立派な(?)作戦として理解されているが、敬遠とか送りバントを禁止すれば、少なくともみている方はもっと面白いだろう。

 相撲界の運営をずっとみてきていると、やはり、あまりに近視眼的な運営で、場当たり的な方法をとっていると、やがて大きな躓きにあうということ、そして、現状に胡座をかいていると、「奢れるものは久しからず」ということになることが実感される。

 どんなスポーツにもルール違反はあるわけだから、ルール違反があることを認めた上で、それをゲーム場で罰する処置を、きちんととっていれば、八百長があっても、相撲協会自体の危機などにはならないのである。
 野球では、ピッチャーは打者にボールをぶつけてはいけないというルールがあるが、もし違反したら、通常であれば、打者が一塁に出ることができる。また、危険級と認定されれば、即ピッチャーは退場処分だ。こうしたことが、厳格に実施されているから、ボールを打者にぶつける投手がいるから、野球はけしからん、などということにはならない。

 ところが、相撲協会は、相撲を長くみている人は、ほとんど誰でも八百長があることを認知しており、ときどきおかしいと感じることがあるにもかかわらず、それが一切ないと否定してきた。否定すれば、当然「対応策」はとらないから、現実と認定との乖離がどんどん進行してしまう。無気力相撲は罰することになっているのだろうが、無気力相撲として、処理されたことなど、あるのだろうか。行司がいて、審判もいるのに、そうしたことには全く触れない試合裁きをしてきたから、八百長が発覚してこまることになるだけなのである。

 八百長があることを認め、それに対して、具体的な試合における措置を決め、それを厳格に実施すること、それ以外には、これまでのような相撲が生き残る道はないのではなかろうか。そして、それをやれば、他のスポーツと同じように、行司や審判のミスはあるにしても、それは人間のやることだから、許容範囲と理解されると思う。
 もちろん、それでも八百長はなくならないだろう。誰かが、ブログでかいていたが、要するに八百長は力士の「互助会」なのだから、仲間を救うために、自ら犠牲になる行為があっても、少しもおかしくないのだ。行司や審判がみても、真剣勝負に見えるような八百長なら、それは観客にとっても、真剣勝負に見えるのだから、努力賞ものなのかも知れない。

 相撲協会は、現実にありうることはあるものとして認定し、それに対する試合での措置をオープンな形で実行することを求めたい。

 また、たかがスポーツに「正義」のようなものを求めても仕方ないと、私には思われる。スポーツは所詮人々にとっては遊びなのであって、「約束事」の上に成り立つ虚構の世界に過ぎない。殺人、強盗や汚職とは違うのである。もっと寛容になってもいいのではないか。

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