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zoom RSS メア氏の発言について

<<   作成日時 : 2011/03/10 22:54   >>

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 メア氏の発言が大きな怒りをかっている。確かに報道されている内容は、ひどいところがある。しかし、沖縄の人たちが怒るのは、当然として、沖縄人ではない者は、もう少し冷静に見る必要があると感じる。

 まず第一に、メア氏の発言として紹介されている内容が、当日聴講した学生のメモが元になっているという点だ。学生だからというわけではなく、本人のメモではないということである。あるいは、テープが残っていて、それを忠実におこしたものというわけでもないことだ。例えば、沖縄のことをよく知っているはずのメア氏が、ゴーヤの生産に関する初歩的なミスをしていることが、不可解だ。毎日新聞の記事によれば、当日出席した学生たちは、5人で内容を確認して作成したメモであること、同席していた指導教官も、メモが正しいと認めているということだが、しかし、メア氏側の取材結果は掲載されていない。メア氏側の反論は、今のような状況だと、なかなか紹介されないのだろうが、彼自身による説明を知りたいと思う。

 第二に、なかなか難しい点だが、メア氏が示した偏見と思われる内容は、実は日本政府の感覚が反映されているのではないかとと感じられる点だ。最も問題視されている部分は、朝日新聞の紹介によるものでは、以下の通りだ。

 「日本文化は合意に基づく「和」(調和)の文化だ。合意形成は日本文化において重要だ。日本人がこれを「合意」と呼ぶ一方で、それは「ゆすり」を意味し、合意の文化を「ゆすり」の手段に使う。合意を探るふりをすることで、人々はできるだけお金を得ようとする。沖縄の人々は東京に対する「ごまかし」と「ゆすり」の名人だ。 」(朝日2011.3.9)

 「ゆすり」という言葉は、原語が何かわからないが、なかなか微妙な表現だ。これが「強制的な合意要請」という意味なら、我々日本人の組織の中では、確かによく見られる現象だ。そして、合意形成を手段にして、お金を引き出すというのも、否定できない現象であろう。このように外国では見られている、ということは、やはり我が身を振り返るきっかけとすべきであるかも知れない。ただ、それだけではなく、沖縄の合意を引き出すために、より多くの経済的援助をする、などと政府が言っていることも事実であり、とすれば、文句を言ってお金を引き出そうとしているのだ、と政府関係者が思っていると勘繰られても仕方ない。沖縄に基地があることが、日本全体のために必要なのだということを、軍事的・政治的な理由をもって説得しようという姿勢にあるとは、現在の政府には感じられない。

 メア氏を批判して済む問題なのか、という疑問が残るのである。

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