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zoom RSS 教員採用試験で、大学入試からパクリという記事

<<   作成日時 : 2011/06/08 17:54   >>

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 6月8日の毎日新聞に、過去の教員採用試験の問題で、三重県の内容が、京大や慶応で出した問題と酷似していたという記事が出ていた。教員採用試験の問題は、正確には誰が作るのか知らないが、おそらく県教育委員会の指導主事などが中心となって作るのだろう。今回問題となったのは、高校理科の問題だったようだが、高校理科の教員の理科力を測る問題であれば、当然高校の教師出身の指導主事では荷が重いことがあるのかも知れない。やはり、大学の教師レベルでないと、なかなか作成できないとすると、大学の理学部や教養部の理科教師が、教育委員会に入ることはまずないだろうから、かなり苦労しているに違いないと思われる。
 今回何故、2006年に実施された採用試験問題が、こうして新聞に報道されたのかわからないが、大学入試問題をパクったことは事実のようだ。おそらく今でも大いに参考にはしないるのだろうが、多少は変える工夫はしているに違いない。
 
 いっそのこと、センター入試を利用したらどうかと思うが、そういうことは不可能なのだろうか。正確にはわからないが、以前聞いた話しによると、センター入試の問題というのは、複数作成していて、採用されるのが、そのうちの一つなのだという。つまり、捨てられる問題があるわけだ。実に勿体ない話しではないだろうか。それなら、中学や高校の教員になる専門や教養の試験としては、よく出来ている問題なのだから、使わなかった問題を利用して、全国教員採用センター試験として実施し、それを基礎点として各教育委員会が利用するというような制度はできないものだろうか。全国の教育委員会が、無理して問題を作成するよりもずっと効果的だろうし、また、よい問題での試験が可能になると思うのだが。尤も、これは、センター試験の問題が本当に複数作成され、採用されたもの以外は捨てられてしまうということが正しい場合には、ということだが。
 
 さて、今回毎日新聞の記事に、私が注目したのは、このことよりも、最後に文部科学省がコメントしている内容である。
 
 「文部科学省教職員課は「過去の設問を引き写すという事例は聞いたことがなく信じがたいことだが、採用試験は各都道府県教委の裁量。文科省としては指導する立場にない」としている。【駒木智一】」

 この文部科学省の説明は間違っている。採用試験は都道府県教委の裁量に属するのは事実だが、「指導する立場にない」というのは、正確ではない。また、何かあったら「指導」しているのも事実だ。文部科学省は、「指導助言」は、教育に関することなら、基本的にはどて指導助言でもできるはずだ。してはいけないのは、「監督」である。
 県教委の権限事項なら、指導しないというのならば、本当にそのように徹底してもらいたいものだ。命令・監督に近いくらいの「指導」をすることは、文部科学省はしばしばやっている。
 おそらくこの問題については、関わりたくなかったのだろう。関わりたくない場合だけ、「指導する立場にない」などという態度をとるのではなく、本当に役立つ専門的な指導助言ならばやってよいのだが、そこに命令監督的な色彩を決して持ち込まないことが必要だ。

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