教育と社会を考える

アクセスカウンタ

zoom RSS 門からでたサーカーボールで転倒、1年半後の死亡で1500万賠償 不可解な訴訟と判決

<<   作成日時 : 2011/06/29 22:10   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 0

 6月28日付け朝日新聞(インターネット版)によると、「サッカーボール避け転倒死亡、蹴った少年の親に賠償命令」という記事があり、小学校5年生(当時)の少年が校庭でサッカーゴールに向かってボールを蹴ったところ、それて門扉を超えて道路に転がり、バイクに乗っていた男性が避けようとして転倒、足を骨折。その後認知症となり、翌年(1年半後)誤嚥性肺炎で死亡。遺族が少年の親に5千万の賠償請求訴訟を起こし、1500万の賠償が言い渡されたもののようだ。

 判決は「蹴り方によっては道路に出ることを予測できた」から、責任があるということだが、転倒と死亡の因果関係を見とめた上で、脳の持病の影響もあったということで、減額したらしい。

 しかし、いかにも不思議な訴訟だという気がする。もちろん、なくなったひとは気の毒であるが、判決には少々疑問が残る。
1 なぜ、少年の親だけを訴えたのか。校庭でサッカーをしていたのならば、学校の管理責任も生じるし、1500万円もの賠償が可能な家庭はそんなにないのだから、事実上支払い不能で支払われない可能性もある。確実にとるために、通常、管理責任者を共同の被告にするのだが、なぜしないないのかということ。悪意などまったくないと考えてよい、小学校5年生の少年だけを訴える(もちろん、法的責任能力があるから、親が事実上の被告だが)というのは、解せない。

2 死んだのが、転倒事故から1年半も経っているのに、因果関係を認めるのだろうかということ。当然治療費などは、だしていたと考えられるから、転倒による「足」の骨折と、誤嚥に因果関係があるというのは、常識的にみて不自然に感じる。

3 「脳の持病」があったと判決が認定しているとすれば、それは、事故の前なのか、後なのかによって、かなり意味が異なるだろう。前から持病があったとすると、脳の病気をもった86歳の高齢者が、バイクを運転していたことになるが、これはかなり危険な行為なのではなかろうか。通常の運転者であれば、学校の門の前というのは、危険な場所であるから、用心して運転するものであり、サッカーボールがきたとしても、簡単に転倒はしないはずである。相殺の割合として、少年側がもっと少なくてもいいのではないかという気もする。あるいは、脳の持病が事故の後で起きたのだとしたら、事故によって起きたのは「足」の骨折なのだから、事故と誤嚥の因果関係はかなり薄いのではなかろうか。

 いずれにせよ、被告として訴えた相手の問題、事故と死亡の時間的経緯、脳の持病と死因との関連等、不可思議な訴訟という印象が拭えない。
 この記事では全くわからないが、感情的な縺れがあったのではないかという気がする。つまり、少年側が、どの程度責任があったかは、判断の分かれるものとしても、事故の後で、原因を作ったことは確かなのだから、当然、誠意をもって謝罪をすべきところだったろうが、子どもがやったことだし、バイクを運転していたのが高齢者だったということで、少年側の家族が、被害者に誠意ある謝罪をしなかったために、被害者側家族が不快な感情を強くもち、死亡を知らせても音沙汰なしだったために、ある意味復讐的に起こした訴訟ではないかという気がして仕方ないのである。もちろん、そのような事情が記事に書いてあるわけではない。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 3
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
門からでたサーカーボールで転倒、1年半後の死亡で1500万賠償 不可解な訴訟と判決 教育と社会を考える/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる