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zoom RSS 秋入学は、教育的に合理的。社会全体で秋開始に移行できないものか

<<   作成日時 : 2012/01/31 21:27   >>

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 東大が提案した秋入学だが、私は全面的に賛成だ。もっとも、東大の提案理由は、国際的な競争に対応するためということだが、そういう意識をもっている大学は、ごくわずかしかないだろう。現在東大が呼びかけている大学も、旧帝大と官立大学、早稲田慶応だけのようだが、その大学は、同じ意識をもっているかも知れないが、圧倒的多数の大学は、そこまでして国際化に対応する必要はないと感じているだろう。既に、セメスター制(かつては大学の授業は年間単位だったが、現在では半年完結型になっている。)の採用で、留学対応はしている。

 私が秋入学に賛成するのは、教育的に秋入学がより合理的だからだ。従って、大学だけではなく、全学校体系が秋開始になることが望ましい。
 大学で考えてみると、4月から授業が始まる現在の形は、極めて無駄が多いのだ。そもそも、授業がどの程度行われるのが適切な長さなのか、ということは、簡単にいえないが、現在の大学のスケジュールでいうと、まず夏休みは、かなりの期間をとる必要がある。厚いから授業にならないし、エアコンをつけっぱなしにしても、まず近年の暑さでは、無理だろう。むかしは夏休みは3カ月近くあったが、最近は、文部科学省の指導もあって、そんなにとっている大学は少ない。しかし、1カ月以上は必要である。そして、私立大学では、入学試験の期間を相当とる必要がある。おそらく、多くの私立大学では、1月で授業と試験を終え、入学試験態勢にはいっていくはずである。つまり、2月と3月は授業ができない。だから、夏休みを1カ月に削ったとしても、3カ月の授業不可能期間が生じるのである。しかも、2度に分散することになる。

 もし、秋入学になると、9月に授業を初めて、年度末まで、小さな休暇があったとしても、基本的に継続し、年度が終わって夏休みを長くとることができる。この方が、授業計画はスムーズにいくし、十分な授業時数を確保することが容易になる。
 またアメリカなどの大学では、単位認定が厳しいことはよく知られているが、落とした学生のためにサマースクールが開かれることも少なくない。だからこそ、「安心して?」不十分な達成度の学生を落とし、教育水準を低下させないことも、やりやすくなる。

 さらに、日本のような入学試験を前提とすると、夏休みに入学試験を集中させることができ、大学としての授業に負担をかけなくすることができる。しかも、現在の入試は、冬なので、豪雪遅滞などは、毎年大きな問題が生じている。しかも、風邪等がはやっている時期なので、受験生にとっても、冬の入学試験は大きな負担であろう。暑いとしても、夏の方が負担は軽いだろう。

 世界的に秋入学が多いのは、それがよりよいからであろう。日本も実は明治時代のかなりは秋入学だった。
 ただし、大学だけで秋入学をするのは、やはり、いろいろな意味で負担が大きくなる。また、就職等のずれなども生じ、経済的に困る人も少なくないだろう。だから、教育に関わる年度を全体的に秋から始めるような、社会的な規模での変更が必要である。5年間ではそうした社会的合意は難しいだろうから、とりあえず大学から始めるにせよ、企業の採用時期も含めての検討が必要であろう。

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