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zoom RSS 一川・山岡両大臣の更迭は、最初から仕組まれていたのか。植草氏の指摘

<<   作成日時 : 2012/01/09 08:42   >>

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 市川防衛大臣と山岡国家公安委員長の更迭が、政治的日程に昇っているといくつかのメディアが報じている。どうなるかわからないが、この点に関して、植草一秀氏が、興味深い指摘を昨年していた。植草氏は、優れた経済学者でありながら、猥褻疑惑で逮捕された人であるが、当時から冤罪疑惑があり、真相はわからないが、私はかなり冤罪の可能性が高いと判断している。小泉改革を痛烈に批判していたので、フレームアップで社会的に抹殺しようとしたという見解が、何人かから指摘されているのだが、植草氏のメールマガジンを読んでいると、そうされる理由がなんとなくわかる気がする。指摘が極めて鋭いだけではなく、表現が極めてどぎつい。相手を怒らせる書き方に満ち満ちているわけだ。ただ、現在の野田政権の問題を指摘している点では、もっとも痛いところをついていると思う。

 それで、二人の更迭だが、植草氏は、問責決議が話題になっていたときに、「問責決議が可決されても、首相は更迭しない。しかし、1月になって内閣改造をするが、そのときに小さな改造劇のなかで、二人を更迭する」というのだ。もちろん、この程度のことは、誰だって政治評論家であればいえるだろう。彼の分析の他と違う点は、これが任命時からの「予定の行動だ」という指摘していることだ。つまり、野田政権は、対米従属派として生き残りをかけた菅政権が倒れたあと、対米従属派の次の候補として財務省等によって送り出されたものだが、当初から、小沢グループを取り込まねば安定政権を作れないが、取り込むと対米従属が貫かれないというジレンマを抱えていた。鳩山・小沢氏が失脚したのは、明らかにアメリカからある程度距離をおく方向をとったからだ。そこで、財務省等が書いたシナリオが、最初は小沢グループを取り込むべく、閣僚に取り込むが、舌禍事件を起こしたころあいをみて切るというものだった。そのために、誰がみても不適材・不適所である(本人の能力という意味ではなく、得意分野と異なっているという意味で)一川防衛大臣(彼は農業が専門だ)と山岡国家公安委員長(以前からマルチ商法問題を抱えていた)を任命し、失策を冒すことを待っていた、そして、内閣改造を利用して切り、懸案事項を一気に処理してしまう(消費税)という筋書きなのだ、というのが、植草氏の分析だった。

 前述したように、その時点ではまだ問責決議は出されていなかったわけだが、少なくとも今の時点で、植草氏が言っているように事態は進行している。その分析力はやはりすごいものがあると思う。
 内閣改造がどうなるのか、というよりも、その後の野田首相の進み方に注目すべきであろう。

 しかし、だからといって、彼の立場を全面的に支持できるかというと、いろいろと疑問はある。彼は小沢氏を優れた救国の政治家のように高く評価するのだが、私にはそのように思えない。対米従属派が政治的に葬るために、でっちあげた事件によって、今裁判にかけられている、本来問題のない事案だというのは、確かにそうであるかも知れないが、少なくとも、裁判にまでもっていかれる前に、大物政治家として、それを防ぐ手だてはあったはずである。国会で自ら弁明することは、そのために極めて有効な手段だったはずだが、小沢氏は一貫してそれを拒否してきた。「検察が不起訴にしたのだから」と言って、自分の潔白を訴えていたが、国民ではなく、検察を相手にしているのか、と国民に思われてしまっては、政治家として失格ではないか。
 また、300人を超える「政治家集団」を擁していながら、当時の政策課題にふるに動員して成果をあげるのではなく、地域での「選挙活動に専念せよ」というよううな指導をした点など、結局「選挙屋」なのかという評価に留まるような側面が目立った。
 TPPに関しても、アメリカにとって有利で、アメリカのための政策であるとしても、そこに切り込んでいく意思や政策がなければ、結局日本の産業は衰退していかざるをえない。ただ単に保護すればいいというわけではないだろう。日本の農業は外国に打って出る能力をもっているはずである。
 
 疑問はあるが、しかし、植草氏の論考は他の論客が指摘しない面をずばずばとついており、多くの人に読んでほしいと思う。

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