教育と社会を考える

アクセスカウンタ

zoom RSS 日本もホームスクールを考える時期ではないか

<<   作成日時 : 2012/07/01 23:08   >>

ナイス ブログ気持玉 9 / トラックバック 0 / コメント 0




 産経新聞2012.7.1によると、アメリカでホーム・スクーリングが急増しているという。急増という割には、人数やその増加分が全く書かれていないので、本当に急増しているかどうかはわからないが、この記事によって、アメリカのホーム・スクーリングの方式が整備されてきたことが感じられる。

 当初は宗教的な理由で、学校教育を拒否する人たちが、学校に子どもを行かせないことから始まったが、その後、多様な教育ニーズに通常の公立学校が応えきれていないという不満から、自分で教育をしたいという親なども現れ、政府に働きかけをして結果、ヨーロッパのいくつかの国に存在する就学義務ではなく、家庭での教育も認める教育義務の方式を参考にして、ホームスクールという義務教育の形態が合法化されたわけである。当初は、一年に一度学習の記録を教育委員会に提出することが義務付けられていた程度の州が多かったようだが、産経の記事を見ると、2年に1度学力テストを受けるとか、あるいは学校に限定的に出席を義務づけられているとか、改訂が行われているようだ。

 アメリカでは公立学校に不満な人たちは、気軽に行ける私立学校があまりない。私立学校の多くは寄宿制で、莫大な費用がかかる。だから、公立学校に不満な人たちは、チャータースクールにいったり、あるいはなかったらつくったりするか、ホーム・スクールを志向する人たちが少なくないわけだ。

 しかし、そもそも学校教育というのは、家庭では十分な教育を与えることができないから生まれた制度であり、ホームスクールで行う決意をしたからといって、みんなが当初の効果をあげられるものではない。もちろん、何割かの熱心で、教育程度が高く、十分な時間的余裕がある親たちは、学校で受ける教育よりも程度の高い、あるいは子どもにあった教育を授けることが可能だが、ホームスクールを選択したが、結局遊んでしまう子どもも少なくないことが、以前から言われていた。

 もちろん、しっかりした家庭で、子どもも自立心が高ければ、学校の平均的な教育を受けるよりは、ずっとよい教育効果をあげることができるだろう。生活をコントロールすることが実証されているから、大学受験でも、いい結果をもたらしているし、大学からも歓迎されている。

 日本の不登校政策を考えると、やはり、非常にあいまいに処理されており、出席管理等をもっとしっかりと行うという手段もあるが、ホームスクールを制度的に整備することも必要な段階にきていると思われる。不登校の中には、精神的な課題をかかえた子どもたちもいるが、そうでない場合には、やはり、出席させるか、あるいは他のきちんとした代替教育手法をしっかりとらせることによって、教育の実をあげていく必要があるのではなかろうか。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 9
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
日本もホームスクールを考える時期ではないか 教育と社会を考える/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる