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zoom RSS すっかり体制翼賛的な日本 鳩山氏のクリミア訪問に思う

<<   作成日時 : 2015/03/16 14:11   >>

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 鳩山氏の行動が、相変わらずメディアや政治家たちの顰蹙をかっている。私自身、今の時点でクリミア半島を訪問して、現地政治家たちと親しく振る舞うことが、とてもいいことだとは思わない。また鳩山氏や民主党の支持者でもない。しかし、長期的に見て必ずしもマイナスではないと思うし、その行動を理解しようとは思う。
 それにしても、鳩山非難の風潮は首を傾げざるをえない「理屈」に満ちている。政府の方針に反するからいくべきではない、というのは、そもそもおかしいのではないだろうか。そもそも、鳩山氏は、野党の側にいる人間であって、しかも、外交の責任を負っているわけではない。ヒトラーのような人物に協力するために行くのならば、全社会的な非難も、ある意味仕方ないかも知れないが、ロシアは、少し前までは、安倍首相自身が、積極的にアプローチし、なんとか、正常な国交を回復しようとしていた相手である。主な国の首脳が行かないのに、あえてソチ五輪に出かけて行ったのは安倍首相ではなかったのか。そして、その後も熱心にプーチンの招聘を試みていた。安倍首相のその外交努力はどうなったのか。
 アメリカがなんとかプーチンを貶めたいと思っていることは事実であるが、ヨーロッパ諸国は必ずしもそうではないし、アメリカ外交筋がロシア外交筋と接触をたっているわけではあるまい。
 実は、似たようなことは、以前にもあった。それは、アメリカがイランに対する経済制裁を強めてきたとき、イランとの貿易を制限せよと、各国に要請したことがあった。安倍内閣は、それにある程度応じたが、その時期、鳩山氏が、現在と同じように、大きな反対を押し切ってイランに出かけたことがある。覚えているひとたちも多いだろう。そのときにも、鳩山氏を非国民のように罵る人たちが多かったが、実はあのとき、アメリカやヨーロッパの主要な国は、イランと話し合いの場をもっていたし、イランとの貿易をやめたわけではない。それに対して、日本は長年イランとの経済的関係を保ってきたにもかかわらず、政府はアメリカの圧力に単純に屈するだけで、関係の維持のために努力するようなことをしていたのだろうか。おそらく、日本の外交関係者は、愚かではないから、やっていただろうが、その中での鳩山氏の役割は確実にあったのであって、決して、マイナスだったわけではないのである。
 むしろ、安倍首相のほうが、鳩山非難をするのならば、ロシアとの改善を目指してきた政策を、現在どのように実現しようとしているのかを、きちんと示すべきであろう。
 安倍首相は、メディアを使って、外交が成果をあげているかのように宣伝しているが、例えば、北朝鮮との拉致問題をひとつとってみても、成果などあげていないのである。北朝鮮との交渉は、いかにも画期的に進展したかのような宣伝をしたが、結局は、経済制裁を部分的に解いたにもかかわらず、北朝鮮からは何ひとつ成果をとることができないまま、元の木阿弥になってしまっている。まったくいいようにあしらわれたともいえるほどの惨敗だった。
 対テロ政策はどうか。記憶にあたらしいが、自らのまずい訪問時の演説によって、日本人が2人も殺害されてしまったことは、どんなに安倍首相が言い繕っても、大きなミスであったことは否定しようがない。
 そもそも外交とは、決してひとつのやり方で対応していくものではないだろう。そういう意味では、鳩山氏のような行動も、考慮にいれながら、むしろ、目的の実現のためにプラスに転化できるような力量が必要なのではないか。日本の外交は優れた手腕をもっているので、実は影でそのように振る舞っていることを期待しよう。

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