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zoom RSS 丸山和也議員発言の本当の問題

<<   作成日時 : 2016/02/22 17:08   >>

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 丸山和也議員の発言が物議を醸している。オバマ大統領が奴隷の子孫であるかのような趣旨の発言をした、人種差別発言であるという趣旨の批判が広範になされているようだ。肝心の発言そのものはどうだったのだろうと思い、ネットで調べてみると、詰まったりした部分も含めておこしたものがあったので、(たぶん歪曲はないのだろう)じっくり読んでみた。
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e8%87%aa%e6%b0%91%e5%85%9a%e4%b8%b8%e5%b1%b1%e7%99%ba%e8%a8%80%e3%81%a82004%e5%b9%b4%e3%81%ae%e3%82%aa%e3%83%90%e3%83%9e%e6%bc%94%e8%aa%ac%e3%81%ab%e8%a6%8b%e3%82%8b%e3%80%8c%e6%94%bf%e6%b2%bb%e5%ae%b6%e3%81%9f%e3%82%8b%e8%b3%87%e8%b3%aa%e3%80%8d%e3%81%ae%e5%b7%ae/ar-BBpISw1#page=2
人種差別発言だという批判に対して、丸山議員は、奴隷制度を克服して、黒人の大統領が選出されるような素晴らしい国なのだといいたかったのが真意である、との弁明をしているようだ。
 極めてまずい表現ではあるが、私は丸山議員の弁明は、それ自体としては、受け入れてもよいと思われた。つまり、かつての奴隷制度下ならありえない、黒人の大統領(オバマは決して、奴隷の子孫ではない)誕生を肯定的に述べていると解釈できる。それにしても、表現のまずさは拭い難いものであり、これが有名な弁護士なのかと思ってしまうのだが。
 しかし、丸山議員発言の本当の問題は、まったく別のことにあり、人種差別発言としての批判が、その本当の問題を覆い隠してしまっているような気がする。その問題は、自民党議員ですら感じたようで、自民党から、発言中の丸山議員への野次が飛んだと報道されている。それは、丸山議員の発言が、日本がアメリカの51番目の州になるのがよいのだ、という主張だということだ。日本がアメリカの州になれば、下院議員や上院議員を出せるのだし、あるいは、日本人のアメリカ大統領が生まれる可能性だってあるのだ、アメリカは奴隷制度を克服したすばらしい国なのだから、というのが、丸山議員が行った発言の趣旨である。そして、憲法上それは問題あるのかと確認する趣旨なのである。日本が独立国家であることをやめて、アメリカの一部になるという議論だから、さすがの自民党議員も黙認できなかったのだろう。
 それにしても、おそまつな議論を展開したものだ。独立国家の日本の憲法が、日本という国家がアメリカの一部になることを、憲法が容認している、などという議論が成立するわけがない。アメリカのひとつの州になるのだとしたら、独立国家ではなくなるのだから、憲法を廃棄して、廃棄した議会が、アメリカへの参入を決議し、アメリカがそれを承認し、新たに日本州が、アメリカ合衆国憲法を前提とした州憲法を制定することになるのだろう。つまり、文字通りの「革命」を遂行する以外にはない。丸山氏は革命家になる気概があるわけではないことは、その質問のおずおずしたところからはっきりとわかる。
 もちろん、思想信条の自由があるから、日本国がアメリカの一部となるのがよいと考えることは、個人の思想の問題だろうし、そういう主張がこれまでなされたことはあったと記憶する。しかし、国会議員、しかも政権党の国会議員が、憲法上、国家主権を放棄して、外国の一部となることを主張するとは、国会議員としての基本的条件を欠いているとしかいいようがない。
 もっとも、自民党の憲法改正論議が、このような主張を含んだものであることはよくわかった。

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