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zoom RSS 全くやる気などない「高等教育の無償」

<<   作成日時 : 2017/05/09 22:24  

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 安倍首相が、実際の日程をあげて改憲を言い出した。改憲が自民党の党是であっても、具体的な期限を言い出したのは、初めてだろう。しかし、日程よりも驚いたことがる。「高等教育の無償」を規定するのだそうだ。「開いた口が・・・」というのは、このことだろう。安倍首相は、とにかく、「これが実現する」といって、国民の期待を喚起するのが、常套手段といえる。北朝鮮と密かな交渉をしてきたから、拉致問題が進展すると、メディアを通して大宣伝したが、結局経済制裁を一方的に解除して、何ら成果がなかった。そして、最近では、北方領土問題に進展があるという予想を振りまきながら、プーチンに遅刻された上に、経済協力をするだけの結果となった。オリンピックでの原発管理はいうまい。
 本心は、難しいと思いつつ、国民をだましているのか、本当に自分では可能性があると思って言っているのか、私にはもちろんわからないが、前者なら、平気で嘘をつくサイコパスであるが、後者なら、情勢判断のできない無能な人物ということになり、どちらにしても、彼が一国の指導者としてふさわしくないことを示している。
 そして、今度は「高等教育の無償化」だそうだ。
 しかし、思い出してみよう。
 民主党が、「高校教育の無償化」政策を打ち出し、私立高校までも含めた無償化ではなかったから、「完全な無償化」には至らなかったが、それでも、公立高校の無償化は実現した。私立高校での授業料軽減もかなり実現した。それを否定して、「高校の無償化」原則を無しにし、経済的弱者に対する援助(そこでは無償になる)に限定したのが、まさしく安倍内閣なのである。経済的に余裕がある者には、授業料を払わせる政策をとったわけである。現在もそれは続いている。高校の無償化すら否定している人物が、「高等教育の無償化」などする気があるはずがない。そもそも高校は、多くが「公立」であって、もともと授業料が安い。しかし、大学は、多数が私立大学であって、高校よりはずっと授業料が高い。こういう中で、少数派の国立大学だけ無償化すれば、少数の国立大学学生だけが無償で、多数の私立大学が、かなり高額な授業料を払わねばならないなどという事態を、国民が納得するはずがない。では、私立大学まで含めた無償化をするのだろうか。そんな財政状況ではないし、そもそも高校の無償化すら否定している者が、高等教育の無償化など、「本気で」考えるはずがない。つまり、9条改定のための「餌」以外のなにものでもないのである。
 しかも、安倍首相の高等教育観は、以前にも書いたが、基礎教育や基礎研究の意味を理解しない、まったくお粗末なものだ。
 

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