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zoom RSS テーマ「学校」のブログ記事

みんなの「学校」ブログ

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栃木県の高校生登山訓練の事故について
 学校単位の、基本的に教員が指導する「部活」は、止めるべきであると、私は強く考えており、このブログでも度々指摘してきたが、3月27日に起きた栃木県那須町で起きた雪崩による高校生の事故は、ますますその見解を強くするものだった。  今回の事故は、高校生の春山登山講習として行われたなかで起きたものだが、高校の部活をしている生徒たちが参加しており、指導は、「ベテラン」教師だった。そして、その責任者である栃木県高体連の橋本健一会長は、県庁で開いた会見で判断は適切だったとの考えを強調したのだそうだ。(産経... ...続きを見る

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2017/03/28 18:51
愛知県生徒の自殺を考える2
 愛知の中学三年生の自殺について、今日続報があった。新聞休刊日だったので、朝は新聞を読まないまま大学にいったのだが、学生とのサブゼミで、この事件を話題にしたところ、朝のニュースをみていた学生がいた。それによると、保護者たちを集めた集会が学校であり、そこで終わったあと出席した保護者たちに記者たちが聞いた話が、「担任によるいじめがあった」との校長の説明だったそうだ。そして、夕方帰宅途中で床屋に入り、終わって帰ろうとしたら、たまたまニュースをテレビがやっていて、この話題を話し始めたので、思わず聞き入っ... ...続きを見る

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2017/02/13 18:33
愛知県生徒の自殺を考える
 2月6日に愛知県の中学3年生の男子生徒が、大阪のビルから飛び下り自殺をした件で、市の教育委員会が11日に記者会見したことが、様々に報じられている。繰り返される痛ましい事件であり、冥福を祈りたいが、諸報道を突き合わせてみると、いくつかの疑問点がわく。 ...続きを見る

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2017/02/12 14:55
教育行政−教師組織−子ども集団、それぞれの基本原則が、同等であること
 今大学は春休みで、新年度の授業の準備をする時期である。私が大学に就職したころは、この春休みや夏休みが非常に長く、十分に授業の準備や研究をすることができた。しかし、今は夏休みは当時の3分の1程度しかなく、春休みは、期間的にはあまり違わないが、入学試験が多様化して、それだけ監督や判定会議などの義務が増大し、やはり、じっくりと時間をとることが難しくなっている。この時期は学生と同様に休みだなどと思っている教員にとっては、楽しみが減っただけだが、しっかり研究や授業準備をしようと思っている教員にとっては、... ...続きを見る

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2017/02/11 21:34
文部科学省の天下りが問題
 文部科学省の天下りが問題となり、事務次官が辞任する事態となっている。間隔をおいて何度も問題になってきた天下り問題だが、今回は、文部科学省と大学とが係わっているので、どこに問題があるのか、解決の要点はどこにあるかをを考える。  問題となった事例は、文科省の局長だった人物が、在職中に早稲田大学への就職に関して相談していたこと、文科省が組織的にその就職を斡旋していたと考えられていること、離職後2カ月という短期間で就職したことなどが問題となっている。    まず、官僚が再就職すること、そして、で... ...続きを見る

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2017/01/20 22:30
いじめ調査についての毎日新聞の記事について
 毎日新聞11月7日朝刊に、「いじめ把握アンケート有効」という記事が掲載されている。気になる点がある。  まず「2015年度に全国の学校が認知した約22万件のいじめのほぼ半数は、学校が児童生徒に実施したアンケートをきっかけに把握されていたことが文部科学省が発表した問題行動調査でわかった」と書かれている。  最初の文章であるが、ここから既に間違った記述になっている。「いじめの半数がアンケートによって」ではなく、実際には、「認知されたいじめの半数」である。文部科学省の統計は、あくまでも認知件数な... ...続きを見る

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2016/11/07 17:52
浜名湖ボート転覆事故の校長の責任は問われるべきだ
 10月8日の朝日新聞に、「校長の「不起訴不当」 検察審が議決 浜名湖ボート事故 /静岡県 」と題する記事が出ている。浜名湖で、2010年に、青年の家での体験訓練中に、手こぎボートが転覆し、豊橋市の中学一年生1名が死亡した事故があった。この事故は、私も大きな衝撃を受け、学校事故の話題のひとつとして、講義でも毎年取り扱っていた。  豊橋は愛知県の東端なので、浜名湖で毎年一年生がボート訓練を行事として行っていた。この年は、天候が悪く、かなりの荒れ模様だったようで、特に海の沖合ははっきりと荒れていた... ...続きを見る

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2016/10/10 21:41
中教審審議まとめの検討1
 今中教審が新しい学習指導要領のための議論をしている。そして、8月19日に審議のまとめを公表した。これまでの中教審は、時の政府の政治的意向を反映する、日本ではよくある、政策追認型の答申をだすだけの機関だといわれても仕方ないものだった。そして、その答申を反映して作成された、これまでの学習指導要領は、21世紀社会を展望しなければならない時期にはいっていた時点でも、21世紀に社会がどのようになるのかという見通しのないままに、学校で教える内容を決めてきた。現行と前の学習指導要領のための答申で「21世紀」... ...続きを見る

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2016/08/27 21:15
郊外での名札が危険なら、名札そのものを廃止すべきである
 産経新聞2016.4.10によると、埼玉県朝霞市で起きた少女誘拐事件を受けて、さいたま市教育委員会が、週明けにも、児童らの登下校時に名札を外させるよう各小学校などに通知する方針を固めたという。あわせて少女が保護を求めた講習電話についても使用方法を指導するよう求めるということだ。容疑者が、少女宅の玄関の傘で名前を確認し、帰宅した少女をフルネームで呼び連れ去ったとされることが、こうした措置の理由である。さらに、名前が書かれた荷物を校外で持ち歩く際は記名された面を内側にするように求め、個人情報が記さ... ...続きを見る

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2016/04/10 21:32
「学び舎」の歴史教科書を難関私立・国立中学が採用しているという産経新聞の記事
 産経新聞に興味深い記事が載っていた。「灘、筑駒、麻布など有名校がなぜ? 唯一慰安婦記述の中学歴史教科書「学び舎」、30校超で採択」と題する記事で、要するに、慰安婦記述のある唯一の教科書を、国立や私立の有名校が採用しているのはけしからんといいたげな記事である。しかし、普段の産経新聞の記事に比べるといかにもおとなしいというか、気勢があがらないのである。「けしからん」というような明確にネガティブな文章もないのである。もし、これがどこかの市の教科書として採択されたというのならば、いかにも居丈高に非難し... ...続きを見る

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2016/04/01 22:44
広島のスキー事故から考える
 2日に広島県のスキー場で、小学校の授業として滑っていた6年生の女子に、スノボをしていた38歳の男性が衝突して、女子が死亡し、男性も重症を負う事故があった。大変不幸な事故で、亡くなられた児童には、謹んで哀悼の意を表したいし、重症の男性の回復を祈りたい。毎年かなりの事故がスキー場では起きているようだが、この報道のなかで気になる談話があった。それは「安全であるはずのスキー教室で・・」というものだ。私はスキーをしたことがないが、それゆえの偏見かも知れないことを承知で、スキーは危険なスポーツだという印象... ...続きを見る

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2016/02/06 15:24
18歳選挙権と高校生の政治活動
 選挙権が18歳以上になり、様々な議論を呼んでいる。どのようにして、若者たちに政治に対する関心をもたせ、投票してもらうかという議論が中心だ。しかし、忘れられていることが多い観点がある。それは、文部省は、1969年から、一貫して高校生の政治活動を禁じてきたという点だ。つまり、政府が、若者に対して、政治に対する関心をもつことを禁じてきたのである。  慌ててなのか、昨年の秋に、文部科学省は、学外に限って、政治活動を認める通達をだし、1969年の通達を一部修正した。しかし、「違法な」とか「暴力的な」も... ...続きを見る

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2016/01/22 21:09
文部科学省の教師の多忙感政策は、まやかしそのもの
 毎日新聞によると、文部科学省は、「教員の多忙感解消へ本腰」をいれるのだそうだ。 ...続きを見る

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2015/12/27 23:55
岩手いじめ自殺事件、再考
 岩手自殺事件は、報道がおとなしくなっているが、来週には学校の報告書が出るようで、またメディアでは賑やかになるだろう。7月24日の朝日の記事を読むと、学校の報告書はほとんど期待できない内容であると予想できる。第三者委員会の調査なら、もう少しまともになるだろうと期待できるが。朝日の記事は次のようなものだ。 −−−−  岩手県矢巾(やはば)町で中学2年の村松亮さん(13)が自殺した問題で、村松さんが自殺をほのめかす記述を書いたノートを提出した際、担任は心配して声をかけたものの、その後に具体的な対... ...続きを見る

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2015/07/24 21:53
岩手のいじめ自殺で考えること(2)まだ事実は見えない
 岩手県矢巾町のいじめによる自殺に関する情報が錯綜している。昨日(7月9日)の読売新聞には、以下のように報道されている。 −−− 岩手県矢巾(やはば)町で5日、同県紫波(しわ)郡の中学2年の男子生徒(13)が電車に飛び込んで死亡した事故で、男子生徒を巡ってクラス内でトラブルが何度かあり、担任が仲裁や注意をしていたことが9日、同じ中学の複数の生徒への取材でわかった。  生徒の一人によると、死亡した男子生徒は4月以降、特定のグループから頭をたたかれたり、髪の毛をつかまれて机に打ち付けられたりし... ...続きを見る

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2015/07/10 09:05
岩手いじめ自殺事件で考えたこと
 岩手県の中学で、またいじめによる自殺事件が起きた。今回は、かなり詳しく、担任教師との連絡ノートが新聞に掲載されている。たまたま、家庭のほうに戻ってきたときのものなのか。学校側がそう安易に新聞社に、子どものいじめについての記述があるノートを開示するわけもないだろう。(その後のチェックで父親が新聞社に渡したことがわかった。)  断片的に書かれている連絡ノートでは、明らかにいじめられていること、追い詰められていること、死を考えていることがわかる。担任がそれに対して、励ましのコメントを書いてもいる。... ...続きを見る

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2015/07/08 21:10
いじめ対策の客観主義と主観主義
 安倍内閣の下で、教育制度に関する変更がどんどん前面に出てきている。おそらく、1940年代後半の戦後改革をどんどん解体した50年代にも匹敵するかも知れない。それらについては、継続的に考察していくつもりであるが、逆に、かつて変更したのにあまり現場が改まっていない部分も感じることがある。大津のいじめ自殺事件に関連して、いじめ防止や、教育委員会関連の法律制定や改訂があったが、実はいじめ対策についての現場の、特に管理職レベルの感覚は、極めて古いものが残っている。  最近、ボランティアで学校に入っている... ...続きを見る

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2015/07/05 21:36
道徳性教育のための自主編成運動 佐貫氏の道徳教育論から学ぶ
 教育科学研究会委員長の佐貫浩氏が『道徳性の教育をどう勧めるか−道徳の「教科化」批判』という本を出版された。精力的に安倍内閣の教育政策批判を展開している佐貫氏が、今年4月から始まった新しい「道徳」教育体制について、建設的な批判を行っている。  文部科学省は学習指導要領を中途で変更し、正式実行は2018年だが、今年からやってもよいというような、実に権力迎合的な行政を展開しているのである。もともと、道徳教育の好きな安倍首相であるが、大津のいじめ自殺事件を利用して、教育委員会の改編と道徳教育の強化を... ...続きを見る

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2015/07/03 21:24
「支援学級生残して下山」の記事に思う
 読売新聞のスクープのようだが、「支援学級生残して下山…茨城の中学、気づかず」という記事がインターネットで配信された。この原稿を書き始めた段階で3時間前という表示になっているが、既にインターネット上ではブログでの紹介記事や2チャンネルの議論が多数始まっている。いかにも、学校の怠慢によるおそまつな事件(大事には至らなかったが)という感じであるが、ただそれだけで済む問題かという疑問があるので、書いてみる。  とりあえず記事は以下のようなものだ。 −−− 福島県西郷村の赤面(あかづら)山(170... ...続きを見る

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2015/05/29 21:21
福岡の中学柔道部の死亡事故は、「システム欠陥」によるものだ
 柔道部の部活中の事故で死亡者が出たというニュースがインターネット上に多数でている。議論もある。毎日新聞の記事を転載しておく。 −−−2015.5.28  福岡市教委は28日、博多区の市立中学校で柔道部の練習中、技をかけられた1年の女子生徒(13)が頭を打って意識不明となり、その後死亡したと発表した。女子生徒は4月に入部したばかりの初心者だった。市教委は近く専門家らで作る第三者委員会を設置し、原因究明と再発防止に取り組む。  市教委によると、今月22日午後6時45分ごろ、女子生徒は校内の... ...続きを見る

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2015/05/28 23:33
高校生サッカー部員の韓国での万引きについて
 韓国で日本の高校生が集団万引きをしたという。サッカー部の親善試合に出かけ、最後の自由時間の間にかなりの額の商品を盗んだようだ。既にインターネット上で様々な議論されているが、かなり酷い話だ。新聞報道はかなり簡単で、ブログの記事なども少ない。2チャンネルなどで大いに話題になっている程度だ。しかし、教育を研究する者としては、注目せざるをえない。  手際のよさや、複数の店舗で万引きしていることからみて、常習犯なのではないかとも言われているが、高校名の入ったジャージを着て集団万引きするという手口からす... ...続きを見る

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2015/04/14 19:55
部活の事故が多いことについて考える
 文部科学省の公表によると、学校事故の3分の1以上は部活動中に発生しているというので、議論になっている。私は、前から、学校の部活動をやめるべきだと考えている。しかし、大学で教師になるべく勉強している学生たちの意識は、それとは全く逆で、部活こそ学校の中心というような意識をもっている学生が少なくない。部活の顧問をやるために教師になりたいという者までいる。  ところが、近年、スポーツを積極的にやっている、たとえば大学で体育会系の部活に入っている学生のなかで、部活はよくないと主張する者もめだってきた。... ...続きを見る

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2015/04/07 21:58
東大PEAK入学辞退者を考える
 東大の教養学部英語コースの入学辞退者が7割にもなったことが話題になっている。東大での授業がすべて英語で受けられるようにして、外国人の留学生が学び安くなるということで設定されたコースだそうだ。辞退者の多くはオックスフォードやハーバードに合格して、そちらに入学するのだそうだ。東大も落ちたものだ、というような感覚で受け取られているが、それは勘違いというものだろう。これまでは、海外から東大の1年生(教養学部)に直接入学するという人は、ほとんどいなかったはずだ。入試は日本語で行われるのだから、日本で学ん... ...続きを見る

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2015/04/05 22:22
大阪市でまた民間人校長が早期退職
 毎日新聞2015.3.25によると、大阪市の民間人校長がまた任期満了をまたずに退職することになったという。授業妨害など不正常な状況があるにもかかわらず、学校内をみずに校長室にこもったままで、問題解決のリーダーシップを発揮しないので、保護者たちからの批判があったからだという。これで、大阪市の民間人校長11名のうち6名が中途退職となったという。  だから民間人校長はだめなのだと、直ちに結論付けていいとは思わないが、やはり、民間企業と校長の差異について理解しないと、企業人としての手腕があるから、校... ...続きを見る

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2015/03/28 11:51
大阪桐蔭問題について考える
 大阪桐蔭が会計問題で揺れている。大阪産業大学が設置した第三者委員会の調査報告書を読んでみた。残念ながら、会計処理上の問題は理解できたが、根底にある問題については、ほとんど触れられることがないのが不満である。  インターネット上では、どの学校にもある問題という意見もあるが、そうではないと考えられる。こうした裏金問題が教育現場で起きた事例としては、かつて「リベート問題」として騒がれた事例があった。教材費などを定価で保護者から徴収し、業者は割引で学校におろす、その差額(リベート)を、学校が様々な用... ...続きを見る

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2015/03/26 10:17
まとまらないが、川崎の事件で考えること
 少し前に、片野次雄『李朝滅亡』(彩流社)という本を読んだ。朝鮮の李朝が滅びる歴史を描いたノンフィクション的小説だが、そこで果たした日本の役割には、滅入ってしまうような場面がたくさんある。欧米に強いられて開国し、なんとか列強になろうと模索するなかで、列強が日本に対して行った以上の抑圧的な政策を李朝に対して行い、最終的には滅ぼしてしまうのだが、ここには、強い存在に圧迫されたものが、弱いものを圧迫していく構造が、国家レベルで明瞭に現れている。このメカニズムは、国家だけではなく、組織や個人にも現れるも... ...続きを見る

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2015/03/07 22:21
沖縄戦の授業に関する「偏向」批判の問題
 最近の教育現場に対する「介入」は本当に恐ろしいものを感じる。教育委員会や国会を使った介入をして、現場の創意工夫ある実践を押しつぶしている。12月6日の、例によって産経によって報じられた事例もその典型である。それは朝日新聞が授業で活用できるように作成した「知る沖縄戦」という資料集(中学・高校用)が、偏ったものとして、大阪府の小学校が活用後回収していたという記事である。回収のきっかけは、この産経の記事の後半に紹介されている自民党の義家氏と、次世代の党の田沼氏が衆院文部科学委員会で不適切と指摘して、... ...続きを見る

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2014/12/09 21:30
教職員組合の教育研究集会のために学校を使用させないことは違法という判決
 11月26日に、大阪市が、教職員組合の教育研究集会に、学校を遣わせなかったことに対して、その不許可処分を違法とする判決を出した。  大阪市は、橋下所長の「組合活動に便宜供与はしない」という条文をもとに、使用を許可しなかったが、それは「職員らの団結権を保障した憲法28条に違反し、無効だ」とする判決である。極めて当たり前の判決だろう。  もちろん、組合活動に不当な便宜供与をすべきではない。しかし、それは、組合の専従として働き、職員としての仕事を免除しつつ、給与を払うとか、施設の使用を日常的レベ... ...続きを見る

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2014/11/26 16:52
小学校水泳事故(秩父)は、教育体制の制度疲労が原因
 6月10日の産経新聞(ウェブ版)によると、埼玉県秩父市の小学校で、小学校6年生の女子が、プールの授業中、水中で動かなくなり、病院に搬送されたが、意識不明の重体であるという。こうした事故が起きるたびに、私は、現在の学校の教育体制は、既に制度疲労に達していると考えていて、意見も述べているのだが、特に、これから教師になろうとしている学生たちは、そうした見解にたたず、教師がしっかりすれば、こうした事故を防ぐことはできる、自分たちが教師になったときには、しっかりやりたい、というような意識を表明する者が多... ...続きを見る

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2014/06/10 22:40
京都、プール事故判決から考えること
 産経新聞ウェブ版2014.4.3に、小学校プールで溺死した小1の家族が提訴した裁判の判決が確定したことが報じられている。学校側の責任を認め、2700万の支払いを命じた判決である。  記事によると、事故は、平成24年7月30日の小学校のプールで起きたという。したがって、希望による夏休みの水泳だったのだろう。教諭3人で監視をしていたが、子は69人だった。低学年には、深いのでビート板を敷いていたが、そのしたにもぐり込んで窒息死したのではないかと推測されている。少女が最後に確認されてから、うつ伏せに... ...続きを見る

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2014/04/03 15:52
沖縄竹富町の教科書採択問題と文部科学省の要求について
 最近ニュースにならなくなったが、教育問題として、沖縄竹富町の教科書選択に対する文部科学省の介入は、いろいろな問題を含んでいる。竹富町としては、文部科学省の「是正要求」を拒否して、方針通りの教科書を注文しているようだから、これ以上の介入は、文部科学省としては控えているのかも知れない。  事実を確認しておくと、 沖縄県の教科書採択地区として設定されている「八重山地区」には、石垣市、竹富町、与那国町が指定されているが、ここの採択地区では、2011年育鵬社の教科書を決定した。しかし、竹富町だけは、そ... ...続きを見る

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2014/03/20 18:32
学校体育の輸出は疑問
 livedoor NEWS で紹介されている産経新聞の「途上国に「体育」輸出 東京五輪までに15カ国へ 世界でも珍しい教育システム」と題する記事がある。(1月9日付け)日本の体育は、国際的にもめずらしいもので、「体育」がないアジアやアフリカの国に、専門チームを派遣して、体育を輸出する方針を文部科学省がもっているという記事だ。  例えば「各学校が運動場と体育館を備え、子供たちに体を動かす場を提供する日本の教育システムは世界的にも珍しい。開発途上国では運動場が未整備の学校が多く「体育」の発想がな... ...続きを見る

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2014/01/10 12:41
学校選択論の検討メモ(1)
 この夏に学校や保育施設での親参加に関する論文を書いた。これまで学校選択制度をオランダを中心に研究してきたが、学校選択と親参加はセットのような関係にありながら、親参加はまったく扱ってこなかったので、これを機会に、双方を総合的に扱うことで、これまでの学校選択研究をまとめていこうという気持ちになっている。そこで、ときどきブログで単発的にテーマの分析をしつつ、全体のまとめへとつなげていきたい。  今回は、題名の通り、「学校選択は市場メカニズムか」ということを考えてみたい。  日本で、学校選択制度の... ...続きを見る

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2013/11/08 14:00
須磨学園の体罰事件
 西和彦氏が校長を務めている須磨学園で、体育の授業に遅刻した生徒が多数いたので、授業に参加する180人全員を裸足でテニスコートをランニングさせ、68人が水ぶくれなどの軽いけがを負ったと報道されている。(産経ニュース9.17)  いろいろと驚くことが多い。  まず、体育の授業を180人も一緒にやるのかということ。体育祭の組体操の準備ということらしいが、それならば臨時の体育だったのだろう。いつもと違う授業なのだから、遅刻したり、あるいは帽子を忘れる生徒がいるのは、当然予想される事態だ。遅刻がどの... ...続きを見る

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2013/09/17 13:10
全国学力テストの公表の仕方の問題
 先日全国学力テストの結果が公表された。しかし、その公表の形は如何にもおかしなものだ。県別に、平均を超えているか、下であるかをだしている。そもそも学力テストは何のために行っているのか。子どもたちの学力の状況を正確に把握して、より効果的な教育法を模索するためではなかったのか。それならば、平均の上下で示すのではなく、達成度を基準にして示すべきである。厳密なものではないにしても、それぞれの問題、そして全体的な達成度を満たしているかを示すべきである。すべての県が基本的な達成をしているなら、非常に好ましい... ...続きを見る

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2013/08/29 22:44
公立学校運営を民間委託という「案」について
 日本教育新聞6月24日号に、「公立校運営を民間開放 新しい特区制度活用 安部内閣が検討」という記事か出ている。安部内閣は、教育に関する提言をどんどんまとめているが、かなり慎重に考えるべき内容が多い。今回の公立校運営を民間に開放というのも、そうだろう。大阪府と大阪市が強力に求めているということだが、過去小泉内閣のときにも議論があったのだという。授業や部活の委託が焦点であるように、日本教育新聞は書いているが、本当のところは、もう少し違うところにあるかも知れない。ちなみに、大阪市では、民間校長を大々... ...続きを見る

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2013/07/02 20:28
橋下市長の目的は「教育委員会」を屈伏させること
 大阪市立桜宮高校の体育科入試は結局中止がきまったようだ。橋下市長のごり押し勝ちというところなのだろう。そもそも、橋下市長の目的は、決して桜宮高校の教育の是正ではない。そう断言できるのは、彼は体罰容認論者であり、自殺者が出てしまったのはまずいが、部活で勝利のために極限まで頑張るとか、あるいはそのために体罰での指導をすることはやむ燃えないと思っているはずだからだ。体罰容認は、何度も彼自身が口にしていることだ。また彼ほど露骨な「勝利至上主義者」はあまりいない。 ...続きを見る

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2013/01/22 10:16
橋下市長の「入試中止」宣言は撤回以外にない
 橋下市長が、桜宮高校体育科の入試を中止すると強弁していることで、大阪市の教育界は大変困った事態になっているようだ。さすがの文部科学省ですら、そうした方針は問題があるという意思表明をしている。  大阪の公明党、自民党、民主党の市議団が入試中止撤回を求める要望書を提出したとも報道されている。公明党は、いわば与党に近い。  ところで、この問題は、受験生がかわいそうだとか、混乱するとか、そういうことだけが問題なのではない。そもそも橋下市長が、体罰によって自殺者が出たことをきっかけとして、多少考える... ...続きを見る

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2013/01/18 21:46
義家政務官の体罰と指導の線引き論は、体罰容認であり、文部科学政務官として極めて問題だ
 産経新聞の報道によると、「ヤンキー先生」こと義家文部科学政務官は、大阪市役所を訪れ次のように語ったそうだ。 −−−  会談後、記者団の取材に応じた義家政務官は「これは体罰ではなく日常的、継続的に行われた暴力で、事案を矮小化(わいしょうか)すべきではない」と強調。「体罰と指導の線引きについては今後、議論が必要」と述べ、部活動の指導における体罰の定義を見直す必要性について言及した。(産経新聞2013.1.15) −−−  実はこのような見解こそが、体罰擁護論者の典型なのである。義家という政... ...続きを見る

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2013/01/17 22:50
大阪桜宮高校の自殺−−橋下市長の欺瞞的態度
 大阪の私立桜宮高校の生徒が、部活の顧問から体罰をうけて自殺した事件が、メディアで大きく取り上げられている。その中で、学校設置者の責任者である橋下市長の発言が、いくつものメディアで紹介されている。毎日新聞の報道は以下の通りだ。 ...続きを見る

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2013/01/09 08:46
田中大臣の不認可問題2
 今日、田中文相の不認可問題について書いたばかりだが、その後大きな進展があったようだ。つまり、「正式な不認可通知はしていないので、新しい基準で今年中に再審査して、認可の可能性がある」と文部科学省の前川官房長が述べたというのだ。不認可となった3大学側は「文部科学省から電話で不認可であるという説明があった」として、その詭弁性を非難している。  田中文相の暴走、文部科学省官僚の収拾の模索、田中が折れ、妙な打開策の提示というような感じなのだろう。  しかし、いくらなんでも酷すぎるし、再審査を述べたと... ...続きを見る

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2012/11/06 23:31
田中大臣の新設予定大学の不認可
 田中文部科学大臣が、3つの大学新設に関して、大学設置・学校法人審議会が認めたにもかかわらず、不認可という決定をだし、それに対して、大村愛知県知事が「謝罪し撤回をせよ」と記者会見で述べたと、産経新聞(11.5)が報道している。田中大臣の決定は、もちろん驚いたが、大村知事の発言にも驚いた。  形式的にいえば、田中大臣の決定は、法に違反しているという大村知事の批判はあたっていないと思われる。大学設置・学校法人審議会を見直してみたが、審議会の決定に大臣が拘束されるとは書いていない。一般的にいって「審... ...続きを見る

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2012/11/06 06:12
漫画を注意され取り上げられた生徒が教師をさした事件を考える
 愛知県の中学で、授業中に漫画本を読んでいて注意された生徒が、教師をボールペンで10回くらい指して怪我をさせたという記事は、今、学校における「懲戒」問題を考えているので、問題の性質を整理してみる必要を感じた。  産経新聞10月15日付けによると、12時半ころ、漫画を読んでいた生徒を、何度か注意したがやめなかったので、教師が漫画を取り上げたが、それに怒った生徒がボールペンで刺し、教師は翌日警察に被害届けを出して、生徒は逮捕されたということだ。生徒は14歳だったから、刑事責任を負う年齢である。 ... ...続きを見る

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2012/10/16 14:50
「いじめ緊急避難」を批判する産経新聞の編集委員は無責任の極み
 産経新聞に掲載された編集委員安本寿久「あの大津市教委は学校自治もしなせた」と題する文章は、極めて問題な部分を含んでいるので指摘しておきたい。  それは ...続きを見る

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2012/08/22 17:46
教育研究集会まで抑圧する大阪市
 少し前の話だが、8月15日の朝日新聞に、「教研集会に学校貸さず 大阪市教委『条例に反する』教組側は市を提訴」と題する記事が出ていた。提訴の結果は記事としては出ていないが、これは極めて由々しき問題といわざるをえない。  記事によると、「労働組合に関する便宜供与は行わない」と市条例で定めたので、組合である日教組の集会には、会場を貸さないということであるという。  もちろん、勤務中に組合活動をするということは問題であるし、それをやめるようにさせることは、必要であるだろう。しかし、教育研究集会は、... ...続きを見る

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2012/08/20 22:10
大阪の君が代「口元チェック」問題を考える
 大分時期遅れの話題になるが、この3月に、大阪の府立高校の卒業式で、教育委員会の指示で、各教員が君が代を実際に歌っているか、口元チェックしたことに関連して、大阪の記者が会見で質問したところ、橋下市長がその記者を口汚く罵ったということがあった。これは、橋下流政治を象徴することであると思うし、何度も問題にすべきであると思う。これに関するテレビ放映は、関東ではなかったのだが、大阪の放送局でなされた報道番組を見る機会があったので、その模様を改めて紹介しながら、問題点を考察してみよう。 ...続きを見る

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2012/08/07 21:39
読売新聞、尾木直樹氏のインタビューへの疑問
7月28日付の読売新聞に、尾木ママこと、尾木直樹氏のインタビューが掲載されている。大津の調査委員会の委員になったことが契機となっているようで、読売新聞はあまり読んでいないので、日常的にどのようなスタンスでこの事件を報道しているかわからないが、このインタビューを見る限り、切り込みが深いともいえず、また、尾木氏の発言に無視できない問題があるので、書くことにした。 ...続きを見る

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2012/07/28 15:39
大津いじめ事件の「クローズアップ現代」をみて
 今「クローズアップ現代」をみた。大津のいじめ自殺に関連して、調査のあり方について検討する番組だった。その趣旨はとてもいいと思うが、いくつか気になる点があった。 ...続きを見る

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2012/07/24 20:21
大津いじめ自殺事件、制度から考えてみる
 大津の自殺事件は、混沌としてきており、これでは「逆いじめ」ではないかとも思えるようなことも、残念ながら出てきているように思われる。更に、この際、なんでも批判しておこうということか、たとえば、義家参議院議員などは、かの中学が道徳教育推進事業の指定校であり、その当時の文部科学大臣が民主党の川端大臣だったということで、民主党批判までやっている。確かに、かの中学は、平成21年度と22年度に道徳教育推進事業指定校をやっており、その成果を集約した論集もでているが、指定校になったのは、当然前年のはずで、その... ...続きを見る

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2012/07/18 16:27
文部科学省協力者会議の「部活も年間指導計画を」という提起は、間違った方向だ
 7月9日付け「日本教育新聞」によると、文部科学省の「体育活動中の事故防止に関する調査研究協力者会議」が、部活動中の深刻な事故が多く起きているので、部活動にも「年間指導計画、単元計画、練習計画などを作成する必要」という報告書を公表したという。文部科学省のホームページには、まったくその情報は書かれていないので、詳細はわからないが、全く方向性の間違った議論といわざるをえない。 ...続きを見る

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2012/07/16 22:14
多くの人は、安定した状態でこそ、仕事の成果をあげられる(橋下市長の感覚に?)
 橋下大阪市長は、よく市庁舎に来ず、そういうときには、ツイートするらしい。7月10日分のツイートがまとめて掲載されているので、読んだが、唖然とするような酷いものだった。http://blogos.com/article/42813/ ...続きを見る

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2012/07/11 22:33
大津市のいじめ自殺
 滋賀県で中学生が飛び下り自殺した事件について、「自殺練習」が話題となっている。生徒たちの書いたアンケートを軽視しているようだし、調査能力の欠如が浮き彫りになっている。 ...続きを見る

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2012/07/06 21:02
中央住宅(ポラス)は、「教育を阻害する企業」という呼ばれ方をしてもいいのか
 先日、通勤途上の駅で、幼稚園関係の人たちが大きな声で署名を集めているのに出会った。急いでいたので、ビラを受けとって、署名はしなかったのだが、ビラを読み、ホームページを見て、意見を書かねばと思った。  千葉県柏市の柏駅の近くにあるみくに幼稚園の南側に、ポラス住宅の14階建てマンションができ、幼稚園に一年の半分は太陽があたらない状態になってしまうということで、ポラスに要求をしているということだ。みくに幼稚園は、放射能問題でも子どもを守るための活動を活発にやっていることでも知られている。 ...続きを見る

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2012/07/03 22:27
日本もホームスクールを考える時期ではないか
 産経新聞2012.7.1によると、アメリカでホーム・スクーリングが急増しているという。急増という割には、人数やその増加分が全く書かれていないので、本当に急増しているかどうかはわからないが、この記事によって、アメリカのホーム・スクーリングの方式が整備されてきたことが感じられる。 ...続きを見る

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2012/07/01 23:08
亀岡事故の被害者情報提供は、学校の情報意識が背景
 京都亀岡の事件は、様々な議論を呼んでいるが、被害者の情報を加害者の父親に教えたという問題もそのひとつである。当初警察が漏らしたということで、警察が非難されていたが、亡くなった女性の番号を教えたのは、女性の娘さんが通っていた小学校の教頭だったということが明らかにされている。  この問題はいくつかの考えねばならない点を提起している。 ...続きを見る

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2012/04/27 14:50
スクールゾーンにパンプを−ドライバーのモラルに頼るのは間違い
 またしても集団登校中の児童の列に車が突っ込み、大きな惨事となった。何度も繰り返されている事故だ。しかも今回は、少年で無免許だったという。学校としての対策は、こういった事態に対しては無力だろう。  実は、一昨日、こうした事故の問題を大学の授業で取り上げ、どういう対応策があるのだろうかと学生とともに議論をしたばかりだった。その中で、私も有効だと思うし、また学生からも意見が出されたのだが、早急にやる価値があると思うことがある。 ...続きを見る

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2012/04/23 17:24
読売の学校選択制度見直しという記事について
 3月6日の読売新聞に「学校選択制度見直す動き・・・特定校に希望者集中(東京多摩)」という記事があった。1997年に通学区の弾力的運用を打ち出したことで、学校選択制度が広がったが、人気校にどんどん集まり、不人気校にはますます集まらなくなって、人気の格差が増大したことで、悪循環が浮き彫りになったということ、そして、通学時間や通学経路が大きくなったことで、震災後とくに通学上の不安が広がったことなどが、見直しのきっかけなのだという。 ...続きを見る

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2012/03/10 23:11
オランダ教育を誤解させるNHKの番組
 NHKの「地球でイチバン子どもにやさしい教育」というオランダの教育を描いた番組をみた。オランダの教育が注目されることはいいことだと思うが、この番組の内容には首を傾げざるをえなかった。外国の社会や制度を見るのは本当に難しい。  番組はジャガー横田親子が、オランダの学校に体験入学するという設定で、その間にオランダの教育についていろいろと知り、本人と他のゲストがスタジオにいて、いろいろと話し合うという形式のものだった。そして、オランダ教育に詳しいというオランダ大使館勤務のオランダ人もゲストとして出... ...続きを見る

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2012/03/08 23:04
橋下市長の「落第」提案について
 精力的に問題提起をする橋下大阪市長から、義務教育でも留年をさせるべきだという見解が示され、大きな議論を呼んでいる。教育学を専門とする私としては、この問題は避けて通りことはできないので、意見を書くことにする。 ...続きを見る

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2012/02/28 22:12
修学旅行費を利用した贈収賄を考える
 2月4日の産経新聞(ウェブ版)によると、修学旅行代金をめぐる収賄容疑で前に中学の校長をやっていた人が逮捕されたという。家族旅行でハワイに行き、300万程度を旅行会社に負担させていたということだ。もちろん、それは、修学旅行の代理店指名の見返りとしてのものだった。  記事によると、そうした行為は、監視が厳しくなっているとはいえ、まだまだあるし、また、旅行代理店の方も意図的に、便宜を図ることで、仕事をとるような営業を行っているところも少なくないということだ。 ...続きを見る

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2012/02/04 14:46
秋入学は、教育的に合理的。社会全体で秋開始に移行できないものか
 東大が提案した秋入学だが、私は全面的に賛成だ。もっとも、東大の提案理由は、国際的な競争に対応するためということだが、そういう意識をもっている大学は、ごくわずかしかないだろう。現在東大が呼びかけている大学も、旧帝大と官立大学、早稲田慶応だけのようだが、その大学は、同じ意識をもっているかも知れないが、圧倒的多数の大学は、そこまでして国際化に対応する必要はないと感じているだろう。既に、セメスター制(かつては大学の授業は年間単位だったが、現在では半年完結型になっている。)の採用で、留学対応はしている。... ...続きを見る

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2012/01/31 21:27
大阪府教育基本条例案検討7 体罰容認の規定は結局学校の暴力を誘発するだけだ
 教師の懲戒について詳細に規定したあと、条例案は、生徒の懲戒についても規定する。 ...続きを見る

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2012/01/21 22:43
大阪府教育基本条例案検討6 府内全域の競争で定員割れ校を統廃合というのは、乱暴な話だ
 処分の次は、「学校制度の運用」という項目が続くが、これが極めて簡潔明瞭な目的をもっている。 ...続きを見る

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2012/01/18 17:35
大阪府教育基本条例案検討5 教師の処分を考える前に育てることを考えるべきだ
 いよいよ教師の懲戒・分限処分の条文にやってくる。教師の懲戒に関する規定は21条から41条まである。つまり、この教育基本条例案の約半分の内容は、教師の懲戒・分限処分に費やされるのである。その詳細について書くことは、別の機会にしたい。問題は、教師に対するそうした「見方」である。  教師に対しても、実は子どもに対してと同様に、一番大切なことは「育てる」ことなのだ。生徒は大学までの16年間の教育を通常受けるわけだが、その間が育つ期間であることを疑うものはいないだろうが、教師だって、22歳から60歳ま... ...続きを見る

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2012/01/17 21:51
大阪府教育基本条例案の検討4 教員の相対評価は、悲惨な前例があるのだが
 かなり長い「校長」に関わる規定があるが、今回は、そこを飛ばして、「教員の人事」の検討を行いたい。この「教員の人事」の部分こそ、この案の最も強権的な部分であり、かつ、必然的にこの案が実施された場合に、大阪府の教育を破壊するとみられる内容をもっているからである。そして、いかにこの草案を作った人たちが、「教育」、つまり「人を育てる事業」とほど遠いかを示している部分でもある。まずその規定内容をみておこう。 ...続きを見る

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2012/01/15 21:11
大阪府教育基本条例案の検討3 教育委員会が民意を問える制度は現行法でも不可能ではない
 昨日の文章に対して、「通りすがり」さんからのコメントがあったので、その点について今回書きます。(「通りすがり」さん、コメントありがとうございました。) ...続きを見る

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2012/01/13 12:59
大阪府教育基本条例案検討2 政治の介入はなかったのではなく、過剰だったのだ
 理念的な検討を更に続けよう。  この条例の最も必要性を感じたであろう点は、「政治が教育に関与できる」ようにするという点であるように思われる。詳細な教師の懲戒規定も実はそこにある。しかし、この政治と教育の認識は、歴史認識からして間違っている。  本来「附則」というのは、最後にあるものではないかと思うが、目次の次、つまり「前文」のような形で長い文章が続くのだが、そこに次のような文章がある。 ...続きを見る

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2012/01/12 11:28
橋下流教育改革の検討1 競争主義で学力は高まるのか
 橋下大阪府前知事が主体となって作成した「大阪府教育基本条例案」について、意見を求められていたのだが、なかなか時間がなくてチェックできていなかった。やっと昨日全文を入手し、ざっと目を通してみた。極めて重要な力を発揮する可能性がある「案」だから、やはりきちんと検討してみなければならないと思い、少しずつ内容を吟味していきたいと思う。 ...続きを見る

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2012/01/11 12:39
創意工夫を生かした教育は、教師の自由の保障によってのみ可能である−−教育に関するメール3
 新しい「学習指導要領」では、「生きる力」なる概念が非常に強調されていて、それは、一見PISAで重視されている課題を見つける能力などと重なるようにイメージされています。例えば、小学校学習指導要領の総則には、次のような記述があります。 ...続きを見る

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2012/01/08 21:05
石原教育改革の「管理化」は学校の人間関係の阻害−教育に関するメール2
 今回は、石原教育改革についてどう考えるのかという点です。  これはとても難しい問題で、表面に現れていることだけで評価することはできないと思います。ただ、私自身としては、石原慎太郎という人物は、石原裕次郎というタレントとともに、まったく共感のできない人物で、そういうバイアスがあることは、初めにお断りしておきます。 ...続きを見る

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2012/01/05 10:55
インターネット革命と大学の「紀要」
 今、大学は、かなり多様性を増している。もっとも、戦後新制大学が出発したときから、戦前の状況を受けた種別化があった。しかし、現在の多様性はその比ではない。従って、私自身の経験は、一般性をもつものではないが、やはり、具体的な経験をもとに考察したことが意味があるので、自分の体験を踏まえながら、インターネット時代の大学のあり方を少しずつ考えていきたい。 ...続きを見る

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2011/12/30 16:54
吉見俊哉『大学とは何か』(岩波新書)を読む。
 吉見俊哉氏の書いた『大学とは何か』(岩波新書)を読んだ。大学論としては出色で、中世に発する大学が、現在なお継続発展したのではなく、大学はグーテンベルクの出版革命などで一度死んだ後、近代国民国家に対応する形で新生して現在に至っているという視点で書かれたもので、いろいろと学ぶ点が多かったが、出版革命で危機に陥ったと説明しているから、現在をインターネットで同じように危機に陥っているという分析をもとに、全入時代の大学の生き残りというような狭い視点ではなく、大学という制度そのものの生き残りについて論じる... ...続きを見る

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2011/12/27 21:58
教職の人気低下は、文部科学行政の帰結
 少し前に、現在の学生が希望する(魅力を感じる)職種と希望しない(魅力を感じない)職種についてのアンケートが、インターネットに掲載されていた。そこで、「いよいよか」と感じたのは、私だけではないだろう。「教師・公務員」が、希望しない職種の2番目だったからである。  私は、10年以上も前から、教職の人気がやがて落ちてくるだろう、優秀な学生があまり教職に就かないときが来るだろうと、いろいろな機会に書いてきた。明治以降、教職は人気のある職種であり続けてきたと思う。もちろん、社会のなかで最も尊敬される職... ...続きを見る

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2011/12/25 22:01
教育に関するメール1
 以下の文章は、あるメディアの人へのメールであるが、多少まとまった文章として、教育に関する見解を書いているので、ここに転載する。 ...続きを見る

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2011/12/11 21:13
社会科教科書をめぐる不毛な対立は、新しい形態の教育で乗り越えよう
 教科書採択をめぐる各地での紛争が目立つ。教科書問題は戦後何度も起き、多くが社会科、特に歴史関連だったが、今回も同様だ。戦後改革への反動が起きた1950年代、まず「うれうべき教科書問題」などと称して、当時の民主党(後自由党と合同して自民党に)当時の教科書を偏向と攻撃し、その後、「侵略」を「進出」に書き換えさせる動き、従軍慰安婦問題等の攻撃から、やがて「新しい歴史教科書をつくる会」が自らの教科書を編纂し、その路線は、内部対立を含みながらも、育鵬社の歴史や公民の教科書へと展開していく。  それに対... ...続きを見る

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2011/09/13 09:50
わいせつ行為による賠償まで、国家賠償法でカバーするのか
 9月3日の読売新聞に、憂鬱になるような記事が出ていた。「元教諭のわいせい事件、賠償金を町が肩代わり」と題する記事である。内容は以下の通り。 ...続きを見る

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2011/09/03 16:36
朝鮮学校の生徒が授業料補助問題で提訴の準備?
 高校授業料無償化をめぐって、適応されないまま放置されている朝鮮学校の生徒が、損害賠償訴訟を起こす方針を明らかにしたという記事がいくつかの新聞に掲載されており、ブログでもいくつか取り上げられている。記事は以下のようなものだ。 ...続きを見る

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2011/08/28 22:22
福岡教育大学での講演記録回収問題
 8月21−25日付けのいくつかの新聞に、福岡教育大学でのできごとについて報道されている。2009年に行われた教職員用の講演で、愛知の大学教授が招かれて行った話の中に、不適切な内容があったということで、その講演を掲載していた昨年の紀要を回収したという記事だ。  この教授は、別途調べて名前もわかったが、臨床心理学の分野では、比較的有名で、講演等で活躍している人のようだ。  産経新聞によると、次のようなことらしい。 ...続きを見る

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2011/08/27 16:40
学校図書館への片山大臣の問題提起
 7月13日の読売新聞に、「片山総務相「全学校図書館に司書配置を」」という記事が出ている。短いので転載しておく。 ...続きを見る

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2011/07/13 21:37
社会科の教師全員が非常勤講師という学校があるようだが
 教育現場の実態は、外からはなかなか見ることができない。教育実習生の話は、とても貴重である。今年も教育実習生が続々と大学に帰って来て、いろいろな話を聞かせてくれる。その中で、非常に驚いた話がある。  それは、社会の実習生として、3週間学んだわけだが、実習生には、専門の教師が指導教官としてつくことになっている。ところが、ある学校では、社会の専門の教師がおらず、全員が臨時採用の非常勤講師だったために、社会の先生が指導教官になることができない状態だったというのである。そんな学校があっていいのか、誰で... ...続きを見る

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2011/07/05 09:39
門からでたサーカーボールで転倒、1年半後の死亡で1500万賠償 不可解な訴訟と判決
 6月28日付け朝日新聞(インターネット版)によると、「サッカーボール避け転倒死亡、蹴った少年の親に賠償命令」という記事があり、小学校5年生(当時)の少年が校庭でサッカーゴールに向かってボールを蹴ったところ、それて門扉を超えて道路に転がり、バイクに乗っていた男性が避けようとして転倒、足を骨折。その後認知症となり、翌年(1年半後)誤嚥性肺炎で死亡。遺族が少年の親に5千万の賠償請求訴訟を起こし、1500万の賠償が言い渡されたもののようだ。 ...続きを見る

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2011/06/29 22:10
教員採用試験で、大学入試からパクリという記事
 6月8日の毎日新聞に、過去の教員採用試験の問題で、三重県の内容が、京大や慶応で出した問題と酷似していたという記事が出ていた。教員採用試験の問題は、正確には誰が作るのか知らないが、おそらく県教育委員会の指導主事などが中心となって作るのだろう。今回問題となったのは、高校理科の問題だったようだが、高校理科の教員の理科力を測る問題であれば、当然高校の教師出身の指導主事では荷が重いことがあるのかも知れない。やはり、大学の教師レベルでないと、なかなか作成できないとすると、大学の理学部や教養部の理科教師が、... ...続きを見る

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2011/06/08 17:54
韓国のノーベル賞取り政策
1月14日の産経新聞(ウェブ版)に「ノーベル賞取れ、韓国野望、理系選抜学生に支援金、日本に対抗心」という題の記事が掲載された。韓国ではいまだに自然科学系のノーベル賞受賞者が出ておらず、屈辱的であると感じているので、優秀な理系の大学院生を300人選抜して、2年間、一人当たり450万相当の奨学金を支給するという政策のようだ。 スポーツやテレビドラマで国の奨励政策をとって、オリンピック金メダルや、韓流ブームを作り出した実績を、科学の分野でもということと記事は解説している。 ...続きを見る

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2011/01/15 16:29
桐生のいじめによる自殺と「国際化教育」の負の関連
 群馬桐生市で起きた小6の児童の自殺が、新しい局面を迎えている。ついに学校と教育委員会がいじめがあったことを認めたようだ。しかし、自殺との因果関係は頑なに否定している。そもそも、父親が再三対策を申し入れていたのに、いじめがあったという認識がなかったということがふざけているわけだが、自殺との因果関係がなかったと考えるのは、常識的に無理だろう。いずれ認めざるをえなくなる。当初否定して、次々と事実を突きつけられるとしぶしぶ認めるという構図は、いまの政治にもよく見られる現象だが、潔く認めた場合に比較して... ...続きを見る

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2010/11/09 18:56
追手門学院大学の留学生自殺について、まだ不明の点が多い
 いじめによる自殺は、決して日本だけの現象ではないが、日本では「教育の体質」が関係していると見られる面があり、やはり大きな教育上の問題であろう。そして、最近またいじめによく自殺がニュースで取り上げられることが多くなっているような気がする。  文部科学省がいじめの定義を、客観主義から主観主義へと変更し、学校現場に対応をきちんととるように指導して、統計的にはいじめが減ったとされているが、そんなに簡単にいじめがなくなるわけではない。    ところで、いくつか気になる事例のひとつとして、追手門学院... ...続きを見る

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2010/10/29 11:56
わが子がいじめにあったら、親は登校拒否が適切だ
 残念なことに、またいじめによる子どもの自殺が起きた。しかも、小学生だ。報道が正しく事実を伝えているとしたら次のような経過をたどった。  2年前愛知県から群馬県桐生市に転校してきたが、昨年からいじめが始まった。6年では「近寄るな」などといわれ、校外学習に参加したところ、「なぜ来るん」だとまで言われたという。両親は学校に再三にわたりいじめを訴えていたが、学校は「いじめと認識していなかっ」と弁明しているそうだ。テレビのインタビューに出ていた父親が、学校に何度も訴えたことを話していた。 ...続きを見る

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2010/10/26 12:21
全国学力テストは原則希望参加こそ望ましい−−産経新聞の社説について
 産経新聞が社説で、またまた全国学力テストの悉皆調査復活を主張している。そして、その理由に「競争の強化」を明確にあげている。「全員参加に戻し競い合え」という題が付けられている。よほど、産経新聞は「競争」が好きなようだ。勉強は競争のためにやるものではないのだ。 ...続きを見る

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2010/08/02 22:35
教室現場の困難
 学校が夏休みに入り、大学では、教員免許の更新講習がぼちぼち始まっている。私の勤務校では、選択科目は春学期の土曜日にやるので、今年度の予定はすべて終了した。成績の認定も終わった。 ...続きを見る

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2010/07/28 22:23
ブラジル人少女の放火事件に思う
 7月9日に起きた、兵庫県宝塚市の中学生による放火殺人事件は、ある意味いつかは起きる可能性のある事件だった。もちろん、この種の事件は既に何件か起きており、ここで、「起きる可能性」というのは、多少異なった意味である。  注目されるのは、犯人家族がブラジル人であったという点である。同級生については何も断りがないので、おそらく日本人なのであろう。だから、日本人であろうと、ブラジル人であろうと、起きる可能性のある事件ともいえるが、やはり、ブラジル人家族、ブラジル人の中学生という点において、考えざるをえ... ...続きを見る

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2010/07/10 16:50
浜名湖での事故について。
 6月18日に起きた浜名湖での事故は、現在の学校教育のひとつの大きな問題を浮き彫りにすることになるだろう。単なる校長の管理責任とか、そういう小さな問題として処理されるべきではない。 ...続きを見る

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2010/06/19 13:01
都内の学校の教師用パソコンにフィルター?
 先日東京のある区の学校に配布されているコンピューターの状況について、驚きべきことを聞いた。区の学校のコンピューターは、区の管理するサーバーにつながっており、そこからインターネットに接続されているという。そして、教員たちが使用するパソコンは、子どもに対してもしないようなフィルターがかけられているというのだ。    子どもに対するフィルターといえば、性的内容や暴力的な内容に関わるページへのアクセスを排除するのが、主なものだろう。大人のパソコンにフィルターをかけるというのは、聞いたことがなかった... ...続きを見る

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2010/05/06 20:17
高校授業料無償化にともなって、私立学校の負担は増すのだが
 高校授業料無償化は、できるだけ早急に実現すべき政策であるが、現在進んでいる政策には、あまりにあいまいな点が残されている。外国人学校の件もそのひとつだが、他にこのような問題はどうなのだろう。 ...続きを見る

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2010/03/29 21:14
高校授業料無償化再論
 高校授業料無償化法案が衆議院を通過し、参議院にかかっている。新聞報道を読んでも、詳細がわからないので、衆議院の委員会の議事録を読んでみた。現在3月9日までの分が、国会のホームページに掲載されているが、それだけでもかなりの量だ。 ...続きを見る

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2010/03/21 18:09
教職は平等な切磋琢磨こそ必要だ(産経新聞の社説について)
 1月12日の産経新聞は、また例によって教育に関する現場破壊的な論説を掲載している。「教員の資質を競争と評価で鍛え上げよ」という題だが、このような主張こそ、教員の資質を低下させるし、また、優秀な教員が集まりにくい環境を作っていることを、明らかにしでおく必要があるだろう。 ...続きを見る

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2010/01/12 07:29
英語ノート予算の仕分け
 文部科学省関連の事業仕分けもいろいろと話題になっているが、昨日のNHKのニュース番組の中で、英語ノートの支出が認められず、現場では困っているということが報道されていた。  現場では何をしていいかわからないので、統一的な教材がほしく、英語ノートはとても助かっていた、これがなくなると何をするのかが、学校によってばらばらになり、平等が損なわれてしまう、という現場の声がさかんに流されていた。  しかし、気持ちはわかるが、現場の声は情けない感じが否めない。教材などはいくらでも探せばあるし、インターネ... ...続きを見る

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2009/11/28 14:07
全国学力テスト抽出化、「自己負担の形態」
 一昨日、全国学力テストの抽出調査化について書き、そのときに、自治体レベルでは任意参加にするのがよい、と書いたところ、昨日の新聞に「希望参加」を文部科学省は考えているという記事が出ていて、びっくりした。人間誰でも同じようなことを考えるものだ。  ただ、方式が若干違うので、少し考えてみた。  私が書いたのは、参加したい自治体、あるいは学校が費用を負担するという案だった。しかし、読売新聞の報じるところによると、「抽出調査とすることにより、これまで58億円かかっていた実施費用のうち採点者の事前研修... ...続きを見る

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2009/10/15 09:02
全国学力テストは抽出調査に
 民主党が全国学力テストの抽出調査化を表明しているが、大賛成である。やはり学力状況を把握することは、教育行政上重要だから、調査はする必要があるだろう。しかし、悉皆調査は、学力把握には無駄であるし、また別の政治的意図がつきまとう。60億もかかる費用も無駄だ。  学力テストをめぐる公表問題におけるメディアの報道について、気になったことがある。それは、1960年代の学力テストに対する批判は、競争激化させるからだというものだった、という報道がなされているが、それは競争が激化し、不正な取り組みが表沙汰に... ...続きを見る

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2009/10/13 23:09
岡田外相の「日中韓共同歴史教科書」構想
 10月7日の産経新聞(インターネット版)に、岡田外相の日本外国特派員協会での講演が紹介されており、産経新聞としては、珍しくクールな紹介になっているし、内容も興味深かった。  要点は、歴史教育については、将来的には日中韓の協働政策の教科書を作成するのが理想ということだ。そして、教科書検定制度に疑問を投げかけたという。  疑問の内容については紹介されていないが、かつての家永教科書訴訟の時代から、教科書をめぐる問題状況は大きく変化している。家永教科書訴訟の継続版もあるが、他方、新しい歴史教科書を... ...続きを見る

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2009/10/12 22:46
教員免許更新制度に関する、産経新聞社説のでたらめさ
 産経新聞がまた教員免許更新制の廃止提案に異議を唱える記事を掲載し、更に社説でも主張している。しかし、その主張は全く矛盾に満ちたもので、信じ難いような低レベルなものである。インターネット上では、産経の記事に影響された議論が多いようなので、繰り返しになってしまうが、再度書かせてもらう。 ...続きを見る

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2009/09/15 22:38
教員免許更新制度は、早急に廃止すべき
 9月13日の各紙は、民主党政権は教員免許更新制を廃止する方向であると報じている。それに対して、産経新聞は次のような記事を載せている。 ...続きを見る

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2009/09/13 10:54
できることをやらない消極姿勢−文部科学省はそれで指導できるのか
 9月7日の朝日新聞(インターネット版)に掲載された文部科学省がインフル対策冊子を作成するが、配布は来年度以降という記事を読んで驚いた人は少なくないだろう。青池学名の署名記事で、整理すると以下のような内容である。 ...続きを見る

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2009/09/07 23:00
デイ・キャッチの「学校以外の勉強禁止」なる番組について
 車に乗るときには、大抵TBSラジオをつけているが、今日(8月27日)「荒川強啓デイ・キャッチ」を聞いていたら、デイキャッチャー・マニフェストというので、山田五郎なる人物が、「学校以外の勉強は一切禁止せよ」というので、リスナーの声を交えながらの議論をしていた。残念ながら、つけたらやっていたので、最初の問題提起を聞くことができなかったのだが、どうやら、塾禁止ということらしく、リスナーは、学校の先生がちゃんと教えてくれないから、塾は必要だというような意見を述べていた。そして、まとめの段階で、山田五郎... ...続きを見る

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2009/08/27 23:04
全国学力テスト開示問題(3)
 全国学力テストの非常に詳細なデータは、国立教育政策研究所から公開され、ホームページにも掲載されている。ひとつひとつの問題のねらいと、それぞれの選択肢(あるいは記述例)の数・割合と誤答などの分析が、詳細に書かれているのである。もし、テストの結果を踏まえて、次の指導に役立てるというなら、この国立教育政策研究所のデータの活用がもっとも有効であろう。  結局、市町村とか、学校単位での成績開示となると、正答率であり、それは結局、順位の比較をするための「開示請求」ということになるのだろう。順位を知ること... ...続きを見る

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2009/08/19 22:38
全国学力テスト開示問題(2)
 全国学力テストへの参加は、一応は、市町村教育委員会が決めることになっている。それは、全国学力テストの対象である義務教育学校の設置者ということである。だから、私立学校は、学校法人単位となる。しかし、何故、学校が参加意思を決めることができないのか、あるいは、何故生徒一人一人が、参加意思に関する選択ができないのか、法的にはきちんと決まっていないはずである。私が調べた限りでは、全国学力テストに関する法令は、 ...続きを見る

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2009/08/13 22:47
全国学力テスト開示問題(1)
 全国学力テストの開示問題について、少し原則的に考えてみようと思う。  常にまず問題になるのは、何故やるのか、という点であろう。もちろん、表向きの理由と裏に隠された意図とに乖離があると考えている人たちが、たくさんいるから、こういうことが問題になるわけであり、私自身もそうした疑いをもっている一人である。  とりあえず、導入が決まったときの、文部科学大臣の会見の記録というのが、文部科学省のホームページに今でもでているので、関連部分を引用しておこう。 ...続きを見る

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2009/08/12 22:28
成年年齢の引き下げに賛成する
 各新聞で大きく報じられたが、法制審議会の「民放成年年齢部」が7月29日に最終報告書をまとめた。9月の総会にかけられて、決定されれば正式な答申となるという。報じられたように、成年年齢を現行の20歳から18歳に引き下げるというものである。報告書をまとめるに際して、さまざま分野から意見聴取をしたが、その中には、大学生や高校生も含まれている。審議のきっかけは、国民投票の資格を18歳としたことから、選挙権を18歳にそろえる必要があるのではないか、という問題意識だったようだ。しかし、民法上のさまざまな領域... ...続きを見る

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2009/08/06 21:59
基礎科学力向上提言は、リアリティがあるか
 新聞にはあまり報じられていないようだが、8月4日付けで、「基礎科学力強化に向けた提言」なるものが、文部科学省の諮問する委員会の「基礎科学力強化委員会」なるところから出されている。  私は文系人間なので、ここで主に対象となっている理系の大学院については、詳細を語ることはできないが、初等中等教育についても触れているので、その点については、コメントしたいと考えた。 ...続きを見る

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2009/08/05 22:50
免許更新講習の混乱は予想されたもの
 以前朝日新聞が報道し、また今日の産経新聞にも、教員の免許更新講習の定員割れ問題が報じられている。これは、現場では非常に深刻な問題となっている。もちろん、講習を突然受けさせられるようになった教師たちが、最も迷惑を受けいてるだろうが、それをする立場の大学も、大いに迷惑をしている制度なのである。文部科学省が、大学にやってくれと強く要望したために、大学側はかなりのエネルギーを割いて、講習を行うべく努力してきたが、むしろ、教師たちがまだ重たい足をあげていないという状況のためもあって、ほとんどの大学が定員... ...続きを見る

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2009/08/04 12:43
オランダの水泳授業事情
 オランダで水泳の授業について話題になっているようだ。Volkskrant という新聞(7.18)によると、ここ数年、水による子どもの溺死があり、水泳の授業を必修にしようという要望が、特に救助団体から出ている。  日本では、水泳の授業は、学習指導要領によると、低学年こそ「遊び」となっているが、基本的には競技水泳の技術を身につけることに主眼が置かれている。安全についても、あくまでも遊んでいるときの安全に気をつけるという程度である。 ...続きを見る

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2009/07/18 23:13
大阪府教委の学力テスト成績開示の決定は越権ではないか
 7月17日の読売新聞によると、大阪府教育委員会が、全国学力テストの大阪の市町村別結果を開示することを決めた。これは、昨年橋下知事が全面ではなかったと思うが、市町村の成績を開示したことに続く、今度は教育委員会の決定ということらしい。昨年の記事によれば、知事が開示したときには、府教育委員会は批判的な態度をとっていた。 ...続きを見る

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2009/07/17 16:30
民主党マニフェストの教育部分 公立高校の授業無料化と私学助成の廃止?
 民主党のマニフェストが出たというので、見てみた。公立高校の授業料を無料にするとある。しかし、各紙が報道していたところによると、日曜日のテレビ番組で、岡田幹事長が、政権をとったら、私学助成を廃止すると発言したという。それが本当であるなら、私学助成の廃止と公立高校の授業料無料化とを実施するのだろうか。これはかなり驚くべき内容である。岡田発言は、個人的見解であるというなら、党としての矛盾はないだろうが、幹事長の発言だから、無視することはできない。 ...続きを見る

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2009/07/09 22:31
教育現場での公正さを
 「教育」という行為にとって、「公正さ」は極めて重要な要素であろう。公正さを欠いた教師は確実に尊敬されない。尊敬されない教師は、指導がうまくいかない。しかし、近年この「公正さ」を、行政等指導的立場にある組織が、無視したり、反対のことを行ったりすることが、目立っているように思う。もちろん、教育組織にいる私も、そうしたことに加担していると批判されても仕方ないのだが。 ...続きを見る

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2009/06/24 20:11
「専門大学」「職業大学」などの創設?
 6月23日の朝日新聞に、中央教育審議会が、職業教育に絞った「新しい大学」を創設する方針を打ち出したと報じられている。文部科学省のホームページの中央教育審議会の情報開示では、掲載されていないから、メディアへの情報提供の段階なのだろう。 ...続きを見る

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2009/06/23 21:46
中央大学の事件で考える
 中央大学理工学部の事件は、大学教師なら誰しも、程度の差はあれ、「他人事」ではないと感じただろう。当初語っていなかったとされる「動機」について、どうやらぼちぼち語りだしたようだ。もちろん、詳細が明らかになるのは、裁判でであろうが、まずは、「大学院進学希望をもっていたのに、高窪教授から就職するように勧められた」ことを恨みに思っていたというようなことが、報道されている。    5月27日の読売新聞によると、次のようだ。    「 捜査関係者によると、警視庁が当時の同級生などから事情を聞いたと... ...続きを見る

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2009/05/27 11:15
PISAのモデルはフィンランドよりドイツ
 新学習指導要領の改訂内容が、PISAショックをひとつの契機にしていることは、周知のことであろう。2003年実施のPISAの結果が2004年に公表され、日本の順位が軒並み下がったことで、文部科学省その他、教育関係者の多くがショックを受けたのだった。  そのあと、一位だったフィンランドに学べ派と、学習量増大すべき派(こちらが文部科学省)という二通りの路線が形成されて、今に至っている。しかし、どちらにせよ、PISAの示す事態に対応した議論や政策を提示しているかというと、大いに疑問である。PISAは... ...続きを見る

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2009/05/19 22:31
私立学校の評判はどこで
 5月12日の朝日新聞に、「白血病生徒の受験拒否」という記事が載っていた。少し問題は違うが、受験拒否に関連する事態を経験したこともあり、興味深い記事だった。  事実関係は、急性リンパ性白血病と診断され入院治療を受けていた中学3年の女子生徒が、自宅から通いやすいという理由で長崎日大に願書を出したが、「合格する学力はあるが、個室を用意できないから受験を控えてほしい」と告げられ、願書と受験料が返却された。そして、急遽私立純心女子と公立高校を受験し合格、今は公立高校の生徒であるという。  受験の個室... ...続きを見る

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2009/05/13 22:33
「胸ぐらつかんでの注意は体罰ではない」という最高裁判決が
 「胸元を抑えたのは体罰ではない」という最高裁の判決が出たことを、インターネットで各紙が報じている。ラジオでも早速この問題を取り上げていた。 ...続きを見る

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2009/04/28 20:59
幼稚園で集団訓練すれば、小一プロブレムは解決するのか
 品川区が幼小一貫教育を提唱してから、改めて「小一プロブレム」が注目されているようだ。確かに小一プロブレムはあると思うし、それは日本だけではない。ヨーロッパのいくつかの国では、小一プロブレムを緩和するためか、幼小一貫教育というよりは、学校そのものを合体させてしまった。幼稚園と小学校が同じ学校になっているわけである。  従って、小一プロブレムの対応として、幼稚園・保育園のあり方と小学校の教育のあり方、そして接続の仕方を検討し、改善することは必要なことだろう。  しかし、幼稚園での集団訓練や規律... ...続きを見る

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2009/04/01 20:58
中教審答申の検討(4)
 教養答申の第3章は、「どのように教養を培っていくのか」を扱っている。そして、これまで教養は「高等教育」で問題とされてきたが、答申は「生涯の課題である」として、幼児の段階から成人まで、教養を形成するものと把握する。これはかなり大きな展開であろう。  確かに、大学では「教養課程」とか「教養科目」という区分があり、今は単位制限が外されているが、私が大学生のときには、教養科目で履修すべき単位がたくさんあり、しかも、語学や「社会科学」「人文科学」「自然科学」などに分類されている科目から、それぞれ何科目... ...続きを見る

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2009/03/18 04:54
七生養護学校事件判決について
 3月13日の各紙に、性教育をめぐる都立七生養護学校をめぐる訴訟の判決が報じられている。例によって、各紙でニュアンスが違うが、事実は主要な新聞はすべて報道している。  この事件は、七生養護学校の教師たちが、知的障害のある生徒にもわかる教材を工夫し、独自に作った人形などを教材にして、性教育に取り組んでいたことに端を発する。性教育は非常に難しく、しかも障害のある生徒への性教育は、ほとんど未知の領域であるといってもよい。にもかかわらず、重要な問題で、あまり指摘されなかったが、昨年千葉で起きた障害をも... ...続きを見る

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2009/03/13 20:17
授業料未納で卒業証書回収
 授業料を納めていない卒業生に、卒業証書を渡さない、回収したという記事が、この間いくつかの記事に出ている。そういう措置をとっている高校がけっこうあるらしいということがわかった。この手の記事としては、めずらしく、当事者の苦悩の談話が多く、すべてチェックしたわけではないが、「教育評論家」の意見があまり掲載されていない。たしかに、コメントしにくい事実だ。  ただ、記事ではわからないことがある。そもそも卒業証書などは、形式的な紙であって、確かに、卒業証書があれば卒業したことはわかるが、通常、卒業を証明... ...続きを見る

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2009/03/11 22:25
中教審答申の検討(3)
 第3回は、「新しい時代における教養教育の在り方について(答申)」2002.2.21である。この答申はなかなか興味深い。実はこの答申はこれまであまり意識したことがなかったし、読んだこともなかった。私は学位論文を「国民的教養」という議論を軸に学校制度を研究したので、教養論は再びじっくり考えねばならないことだと思っている。そして、「国民的教養」という概念は、戦後20年までは意味のある概念だったと思うが(私の研究対象は戦前のヨーロッパ)、現在ではほとんど積極的意味は失われた概念である。なぜならば、ほと... ...続きを見る

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2009/03/06 22:13
中教審答申の検討(2)
 第2回は、「今後の教員免許制度の在り方について」(答申)2002.2.21について。  教員免許については、この答申で一端否定された免許更新制度を提起した答申が2006年に出される。つまり、5年弱の間に中教審で逆の内容の答申が出されたことになる。 ...続きを見る

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2009/03/06 17:10
中教審答申の検討(1)
 教育政策の分析をする必要があり、とりあえず、中教審の答申を検討しておくことにした。21世紀になってから出された中教審の答申を順次検討したい。まず第一弾として、2002年2月21日の「大学における社会人受け入れの推進方策について(答申)」である。 ...続きを見る

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2009/03/06 11:51
学校のエコ事業補助返上
 2月20日の読売新聞インターネット版に興味深い記事が掲載されている。「勉強優先『エコやめた』京都の中学校、環境省のモデル校返上」という記事だ。記事の内容は以下のようなものだ。 ...続きを見る

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2009/02/23 22:49
学位審査と金銭授受
 東京医大の学位審査のあとの謝礼について、朝日新聞で報道されている。博士論文の審査の後、審査員の教授に論文提出者が一人あたり10万程度の謝礼を慣行的に支払っていたという問題だ。文部科学省は、2008年に横浜市大で同様の問題が発覚したときに、「審査を厳正に」という通知を出していたが、東京医大では継続していたということらしい。  もちろん、申請者が謝礼金を払うというのは、学位という制度にとって大きな問題であるが、こうした金銭の授受が一般的に行なわれているようには思えない。実際に私自身学位を取ったが... ...続きを見る

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2009/02/05 09:34
オランダの学力テスト論議
 オランダでは、cito テストという全国テストが行なわれている。実施主体は文部科学省ではなく、民間の機関だが、半官半民と考えてよい。以前は小学校最終学年だけだったが、今は、全学年、そして中等学校でも行なわれている。最終学年の成績が中等学校の進学の重要なデータになるという意味で、重要視されており、8割以上の学校が参加している。参加は強制ではない。もうじき行なわれるのだが、昨年末に小学校団体のひとつ(PO-raad)が、2月の試験を5月か6月に変更してほしいという要望をだし、実施団体が前向きに検討... ...続きを見る

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2009/02/01 22:57
全国学力テスト秋田問題
 秋田県の学力テスト参加問題は、大きな論点を提起している。  この一連の動きの中で、最も重要な意味をもっているのは、文部科学省、県教育委員会、市町村教育委員会は、「同等」の団体であって、上下関係にはないことが、事実として浮き彫りにされたということだろう。市町村教育委員会が、明確に方針を文部科学省や県に反対する形で提起していることは、教育行政の実質的な民主化にとって、大きな意味をもつ。  これまで、教育委員会に関しては、ふたつの全く異なる問題があった。  第一に、文部科学省や県を「上部」のよ... ...続きを見る

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2009/01/14 07:39
文部科学省の給食政策(ご飯増加)
 12月31日付け朝日新聞のインターネット版に、文部科学省が給食で「ご飯を週4回」にするように目標を見直すという方針を示したことが報道されている。  私は団塊世代なので、初期給食を食べた世代で、「戦後にコッペパンと脱脂粉乳を中心に始まった学校給食」と書かれたものを食べたわけだが、もちろん、そのころは毎日パンでご飯は全くでなかった。もともと、戦後の栄養不足への対策と、アメリカの余った小麦の処分用に始まった日本の学校給食だから、ご飯がでるはずがないが、すくなくとも学校給食でパンを出すことは合理的で... ...続きを見る

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2008/12/31 09:28
高校英語は「英語で教える」?
 今日の新聞(12月23日)は、各紙が高校学習指導要領の改訂に関連して、英語の授業は「英語で」行なうことを基本とするということを報道している。朝日は社説で、「高校指導要領−−英語で授業 really?」という題をつけ、その現実性に疑問を投げかけている。  ずいぶんと思い切った内容だが、朝日新聞の報道によれば、これを決めた会議で、「実現性に疑問」というような論議は一切なかったそうだ。そうした論議が起きないことが、およそ不思議な感じだが。    そもそも英語は英語で、というのは、絶対的に正しい... ...続きを見る

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2008/12/23 22:47
学力テスト公表問題
 全国学力テストの公表問題が更に議論を呼んでいるようだ。文部科学省は専門家会議なるもので、市町村別あるいは学校別の成績を公表しないように、都道府県教委に求める見解をまとめた一方、鳥取県議会は、開示を認める決定をしたと報道されている。  このような混乱は、もともと文部科学省の全国学力テストの実施方法そのものに問題がある。実施を決めた当時の文部科学大臣の中山氏が、日教組の強い県は学力が低いということを実証するために、全国学力テストを導入したのだ、などと述べたことも、その一端を表しているかも知れない... ...続きを見る

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2008/12/16 17:02
入学選抜の基準の問題 神田高校問題について
 神奈川県立神田高校で、入学試験で服装チェックをしていた問題が、いろいろと議論されている。産経新聞によると、県教委や同校によせられた意見の9割は、校長を擁護する意見だったという。「服装や態度で選考して何が悪いのか。選考基準になくても当然」「高校は義務教育ではない。(不合格にした)校長の判断は正しい」「風紀の乱れを事前に守ろうとした校長がなぜ解任されるのか」というような擁護論だそうだ。  朝日新聞の声にも、最初の意見と同趣旨の投書が掲載されていた。朝日新聞と産経新聞が同意見を紹介するというのも、... ...続きを見る

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2008/11/04 11:54
全国学力テスト公表「いつか来た道」か
 1960年代の全国学力テストの状況を知っている世代なら、「いつか来た道」と考える人も少なくないだろう。何故、文部科学省が40年も学力テストを実施しないできたのか、正確にいえば、できなかったのか、それはまさしく、今進行しているような状況が、全国規模で起きたからに他ならない。  確かに40年前の学力テストにおいても、文部省は、結果を正式に公表したわけではなかったと記憶する。しかし、県別の結果が事実上漏れて、学力日本一をめざすいくつかの県が、学力競争をあおり、そして、不正事件がいくつか起こって、廃... ...続きを見る

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2008/10/03 16:57
学校選択制度廃止傾向?
 学校選択制度を採用した自治体のいくつかが、選択制度を止めることを決めたり、あるいはその方向で検討しているという。私は、原則的に学校選択に賛成だが、現在の選択制度はほとんどが問題あるもので、実際にはうまくいかないだろうと考えている。たぶん、その弊害が認識されだしたのだろう。だからといって、原則的に選択制度が間違っているとは思わない。  そもそも学校選択制度とは、学校が多様な教育内容や教育方針をもっていることを前提に、自分の支持する、あるいは自分に合う学校を選択することを可能にする制度である。学... ...続きを見る

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2008/09/29 20:00
教育予算は多ければよいのか
 少々古い記事になるが、6月22日の毎日新聞に、「教育予算増やすべきか」という題で、賛否両論がでている。増やすべき派は、中教審副会長の梶田氏、増やす必要ない派は東大の経済学者である井堀氏である。新聞の切り抜き帳が届いて知った論争だ。文部科学省の教育新興基本計画でGDPの5%を教育予算とするという計画をたてたが、財務省に否定されたことをきっかけとした企画のようだ。  梶田氏は、この間日本社会は、ゆとり教育で学力低下を招き、社会的任務を放棄してきたから、教育を再建するためには、人を増やす必要があり... ...続きを見る

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2008/09/19 20:07
大分県の教員不正合格者取り消し
 2008年8月30日の各紙で、大分県教員採用試験での「不正合格者21名」の採用取り消しが決定したと報道されている。本来は合格ラインに達していなかったのに点数のかさあげで不正に合格していた人たちなのだそうだ。逆に、そのために不正に落とされた人は、本人が希望すれば10月以降採用するということなので、本人に通知されているのだろう。  しかし、この報道はどうも理解できない部分がたくさんある。パソコンデータの復元ということでわかったということで、それはそれとして構わないのであるが、通常点数のかさあげな... ...続きを見る

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2008/08/30 07:57
文部科学省は教職の魅力をなくしたいらしい
 2008年8月24日の朝日新聞に、「教員給与マイナス要求 文科省、特別手当75億円分」と題する記事が出た。記事によると、文部科学省は、教員給与にめりはりを付けるために、管理職の手当は引き上げ、教員の特別手当を3%から2.2%に引き下げるという方針だそうだ。引き下げるという「要求」を文部科学省がしているのだから、財務省としては、喜んで応じるだろう。  「またか」という感じだ。文部科学省は、おそらく日本の義務教育学校、あるいは初等中等学校を破壊しようとしているのだろうかと、思わざるをえない内容だ... ...続きを見る

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2008/08/24 22:38
大分の教員採用・昇任不正について
 大分県の教員採用と昇進についての不正行為が、大きな話題になっている。この問題はふたつのレベルで考える必要があるだろう。  ひとつは、多くの人が感じているように、大分だけの事例だろうかということに関連する。既に他の県でも程度の差はあれ、問題があることが指摘されているようだが、それとても氷山の一角だろう。そもそも、調査方法に問題があり、試験担当部署の人に、「何か不正はなかったか」などと質問をしても、「不正がありました」などという回答があるわけないのだから、これまでに他県での例があるということが指... ...続きを見る

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2008/07/17 17:31
草野心平「春のうた」をめぐって
 私は国語や文学の専門家ではないので、詩や小説のことはあまりわからない。ただ教育学を学んでいるので、学生たちと教材研究や模擬授業、教育実習などで、国語教育に接することがあるので、ときどき学ぶ制度である。そのことを断っておきたい。  あるとき、模擬授業の勉強をしているときに、草野心平の「春のうた」という有名な詩を扱った。これは、教師の実践例がインターネット上にも多数掲載されている、重要な教材である。ほとんどの国語の教科書に載っている。  その模擬授業のときに、    ほっ いぬのふぐりがさ... ...続きを見る

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2008/06/24 18:47
小学校の屋上天窓転落事故
 6月18日に東京杉並の小学校で、屋上の天窓に乗った児童が転落死する事故が起きた。この事故は、いくつかのことを考えさせる。  まずは、学校は安全でなければならないのに、子どもの立場にたって危険認識をする意識が、教職員に弱いことがあるという点である。これは私の子どもで感じたことがある。大人は、子どもがどのような行動をするか、正確に認識していなければならないし、学校にあるさまざまな「物」を、子どもがどのように扱うかについても、そして、その結果どのような危険が生じるかを認識していなければならない。し... ...続きを見る

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2008/06/22 14:24
イギリスで創造性を評価するための研究が
 創造性を何らかの標準的なテストで測ることができるのだろうか。もちろん、民間にはそうしたテストもあるかも知れない。しかし、日本の学校にそうしたテストが導入されているという話は聞かない。もちろん、創造的であることの内容は議論があるとしても、各教師が生徒の学力以外の能力を考慮し、教育実践に役立てているという事実はあるだろう。リーダーシップ能力があれば、積極的にクラスのリーダーとして活動する機会を与えるなどをしない教師はいないに違いない。  しかし、今イギリスでは、創造性を測る方法を研究し、これまで... ...続きを見る

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2008/06/08 13:01
人間としての校長は、教師と協調し、意向を汲んでリーダーシップを発揮する
 今日(5月21日)の朝日新聞に掲載された記事、都立高校の校長が、都教委の通達、「職員会議で挙手をさせることを禁止する」ということに反対し、撤回を求めているという記事は、砂漠のような都の教育行政の中で、オアシスのような感じを与えるものだ。都の教育委員が、君が代を全校で確実に歌わせるのが自分の使命であるかのような発言をしていたのに対して、天皇が苦言を呈したことは記憶に新しい。  都の教育行政はとにかく上意下達が甚だしく、上でものごとを決め、下に命令する姿勢が極めて強い。教育現場は萎縮し、物言わぬ... ...続きを見る

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2008/05/21 22:00
受験をカメラで監視?(イギリス事情)
 イギリスでの話である。  試験会場にカメラを持ち込んで、不正を防ごうという動きがまじめに検討されているようだ。この試験は、通常の学校の試験ではなく、日本ではセンター試験のように、全国試験で、かなり広い会場で行なわれるものを想定している。  タイムズの教育版(2008.4.11)であるが、イギリスには、Classwatch という会社があるらしく、そこが推進しているそうだ。その目的は、もちろん不正防止で、カンニングや代理受験の防止にあるが、もっと切実な問題としては、そうした不正と密接な関係が... ...続きを見る

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2008/05/18 20:54
教育の目的は成績ではないと生徒のテストボイコットを容認
 多少古くなっているが、2月29日のタイムズ教育版に、イギリスのユダヤ系の学校の女子生徒たちが、シャイロックの描き方で、シェイスクピアは反ユダヤ主義だと反発して、シェイクスピア試験をボイコットしたという記事が出ている。そのために、昨年は英国でトップだったこの試験の成績ががた落ちしてしまったとある。「テンペスト」の試験は受けたのだが、「ベニスの商人」のテストを受けなかったので、「名前がない」とすべてが零点になるために、平均点を大幅に引き下げてしまったのだそうだ。このボイコットに対して、親はもちろん... ...続きを見る

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2008/05/13 10:23
いまだにソシオメトリーまがいのことが
 朝日新聞の5月10日付けに以下のような記事がある。 ...続きを見る

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2008/05/11 21:24
和田中の夜スペに対する差し止め仮処分申請
 読売新聞3/24によると、杉並区民が和田中学の「夜スペ」の中止を求める仮処分申請を求めたそうだ。その理由は「区民らは「税金で建てられた学校施設が、一部企業の営利のために利用されるのは認めがたい。同様の目的外使用が全国の公立学校に広がる恐れがある」ということだそうだ。それに対して、教育委員会側は訴訟が提起されたときの定番回答「事実関係を確認していないのでコメントできない」ということだそうだ。訴状が届くまでには2、3日かかるだろうから、コメントできないのは当然だろう。  提訴が仮処分申請だという... ...続きを見る

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2008/03/24 21:56
NHKの「教師塾」報道について
 昨日(3月20日)のNHK夜9時のニュースの小特集で、各地に広まる「教師塾」を扱っていた。教師塾とは、教育委員会が行う事業で、大学の3年生から4年生にかけての小学校教師をめざす学生に、現場での実践的研修を行わせるものである。東京が始めて、今ではいくつかの県が行っている。  番組ではこの事業を「礼讃」一色で、どんどん広まって欲しいという立場で報道していたが、そうだろうか。この事業には大きな問題があることを無視した番組は、公正さを欠くとしかいいようがない。もちろん、これに応募する学生については、... ...続きを見る

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2008/03/21 09:25
北欧の教育4
 日本の教育は、戦後、特に高度成長以降は、ひたすら「競争主義」によって学力向上を促進しようとしてきたといえる。戦前や戦後直後は、一流校進学競争に参加する生徒は必ずしも多くはなかったし、また、学校での成績が今ほど大人世代によって重視されていなかったから、競争的な教育が普及していたわけではないだろう。  高度成長以降の進学率の高まりと、人口の多さ、そして進学希望数をカバーできる程存在しない上級学校、こうした条件が重なって、「日本の青年の人生は18歳のある一日で決まってしまう」などという大げさな表現... ...続きを見る

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2007/10/23 22:01
北欧の教育(3)
 北欧教育の特質は、フォルケホイスコレに最も鮮明に現れている。民衆教育の国際的発信源となったこの学校は、9世紀半ばにデンマークで形成され、プロシャとの戦争に破れて最も肥沃なシュレスビヒ・ホルシュタインを失って国力の衰えたデンマークを、精神的に再生させる原動力となり、スウェーデンやノルウェーだけではなく、ドイツ・イギリス、アメリカと国際的に広く、民衆教育の学校として広まっていった。  現在では高等教育が発展したために、したためにデンマークでは学校数も減少しているが、その原則は保持され、新しい時代... ...続きを見る

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2007/10/23 18:30
北欧の教育(2)
 子どもの意思を尊重し、自立的な姿勢を育成する姿勢は、義務学校にも貫かれている。北欧4ヶ国の義務教育は、「国民学校」という9年制(あるいは10年制)の学校が主体である。9年間の一貫した理念で統一的な教育を行うという考えから、60年代以降導入されてきた。そして、多少の差はあるが、義務教育の上級段階前は試験を行わない教育を実践している。従ってデンマークでは1年生から7年生までは成績表すら出されない。1年に2、3回出される成績表は、子どもの詳細な理解度を示すものではなく、むしろ集団的な比較の対象となる... ...続きを見る

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2007/10/21 15:00
北欧の教育を考える(1)
北欧の教育(メモ風に) ...続きを見る

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2007/10/17 20:45
学校を学童保育所として利用することについて
 女性の労働が増加すると必然的に問題となるのは、育児や学校の放課後の子どもの問題である。東京でもいくつかの区が放課後、その時間保育する親のいない場合、学校の施設を利用した世話を始めている。まだ本格化はしていないようだが、うまくいけば広がるだろうし、また、うまくいかない可能性もある。うまくいくということの意味もなかなか明確に規定することは難しい。区の事業であり、学校の教師は関わらないということになっているようだが、実際にその学校の生徒が放課後、学校施設を利用して生活するのだから、いざというときに、... ...続きを見る

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2007/09/05 23:11
小学校を学童保育施設として利用することは
 女性の労働が増加すると必然的に問題となるのは、育児や学校の放課後の子どもの問題である。東京でもいくつかの区が放課後、その時間保育する親のいない場合、学校の施設を利用した世話を始めている。まだ本格化はしていないようだが、うまくいけば広がるだろうし、また、うまくいかない可能性もある。うまくいくということの意味もなかなか明確に規定することは難しい。区の事業であり、学校の教師は関わらないということになっているようだが、実際にその学校の生徒が放課後、学校施設を利用して生活するのだから、いざというときに、... ...続きを見る

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2007/08/19 22:41
オランダで教員養成学部のイメージ低下 日本は大丈夫か
 オランダの新聞、NRCが教員養成の高等専門学校PABO(日本では大学の教育学部にあたる。)の人気が低下していることについて報道している。昨年に比較して、志願者が11%も減少しているという。PABOの学生は数学や国語が弱いというテスト結果が出てしまい、イメージが悪くなっているという。教師の給与もそれほど高くないし、尊敬もされていない。他の学校種類は志願者が増えているから、その減少が際立っているようだ。そして、人気のない理由として、Sexy でないということをあげる人もいるという。つまり、親や関係... ...続きを見る

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2007/08/12 22:15
少年犯罪へのスペインの粋な?対応
 多少古い話題だが(2001年5月の記事)、タイムズ教育版の以前のものを読んでいたら、とても興味深い記事があったので、紹介したい。日本でもこのようなことをやればいいのではないかと思う。  詳細はわからないが、スペインで児童法(Children's Act) が通過してから、事例が増えているのだそうだが、ある窃盗犯の少年に、裁判官は「もし読み書きを学んだら罪に問わない」という判決を出したのだそうだ。少年は大人の窃盗グループに唆されて罪を冒したようだが、判事の考えでは、彼は社会の犠牲者であり、基礎... ...続きを見る

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2007/08/12 13:46
国歌を歌うことのチェック(イギリスの日本紹介記事)
 タイムズの教育版に、日本政府の国歌への政策を批判的に紹介している文章が掲載されている。oddly enough という欄の記事で、「大声で歌うのか、あるいは音楽に立ち向かうのか」と題して、以下のような内容がかかれている。    学期末の音楽で、政府のスパイに判定されたなどというのは、いつのことだったろうか。そんなことはありそうもないと聞こえるだろうが、日本ではそうした状況からあまり外れていないのであって、何千人もの教師たちが、歌う腕前を国家の密偵から評価されているのである。右派の首相である... ...続きを見る

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2007/07/31 21:00
学校選択についての中川氏(朝日新聞)の論について
 2007年7月16日の朝日新聞の「私の視点」に、国民教育文化総合研究所の中川登志男氏の「学校選択制 公平な学校間競争は不可能」と題する文章が出ている。非常に興味深い文章であるが、賛成できる部分とできない部分がある。  中川氏は、教育再生会議の第二次報告が、「学校選択制を広げる」という提言をしたことを意識して書かれているが、明らかに足立区の学力テストを巡る不正をも念頭においていると思われる。氏の趣旨は、都市で行われている学校選択制は、校舎の新しさ、伝統校であること、交通の便などの「教師の努力に... ...続きを見る

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2007/07/17 23:15
大学教員の研修義務
 9日の毎日新聞によると、大学教員の研修を義務付ける答申を中央教育審議会が答申したそうだ。11日現在、文部科学省のホームページにその答申は掲載されていないので、詳細は確認できないが、「一体どうやって効果的な研修が可能なのか」という、基本的な疑問を抱く。よほど文部科学省というところは、「義務」が好きなようだ。  もちろん、大学の教員が、授業のやり方等について反省しなければならない点が多々あることは間違いない。  しかし、大学の教育が教員の「研究」に基づいて行われていることを考えると、授業の改善... ...続きを見る

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2007/07/11 14:28
足立区学力テストをめぐる朝日新聞の記事
 7月8日の朝日新聞によると、足立区の学力テストにおける不正が報道されている。障害児の成績を集計から外したとか、似たような問題で練習させていたとか、あるいは、机間巡視している教師が間違った解答をしている生徒に、合図しているなどが指摘されている。「いつか来た道」というべきだろう。  とはいっても、なんのことかわからない人がほとんどだろうと思う。1960年代に文部省の強権的な指導で、全国学力調査が悉皆調査として行われ、各地の学校に大きな傷跡を残した。その最も大きなものは、練習をさかんに行い、成績の... ...続きを見る

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2007/07/08 21:24
学校の健康診断と生徒の同意
2007年6月30日の毎日新聞によると、北海道の道立高校での健康診断で、男性医師が女子生徒にブラジャーを外させた上で、聴診器を当てたり、乳房を触診して胸部にゆがみがないかのチェックをしたことで、女生徒たちからの苦情が相次いで、半分の健康診断を延期したという。  今時信じがたい失態だろう。大学病院から派遣された医師で、男性医師と女性医師2人が担当したという。女性医師がいるのならば、女生徒はそちらで担当すればよい程度のこともできなかったのだろうか。女生徒が圧倒的に多い学校なのだろうか。そこらの事... ...続きを見る

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2007/06/30 22:28
教育実習費の徴収
 2007年6月24日の毎日新聞に教育実習費に不信感が広がっているという記事が掲載されている。教育実習のときに学生が支払う謝金がいろいろな意味であいまいであることに、学生が不信を訴えているというのだ。その理由は、地域によってばらつきがある、算定根拠があいまいだ、謝金を支払っているのに、別に給食費やコピー費を徴収された、支払わない学生もいる、等々である。  教育実習はさまざまな面で問題を抱えている。教員免許を取得するためには必要だから必ずやる必要があるし、学校が受け入れてくれなければできない。し... ...続きを見る

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2007/06/24 21:28
高崎経済大学の懲戒免職処分
 高崎経済大学の教師が「過度」なレポートを課し、提出していない学生に留年だと通告したことが原因で、学生が自殺し、そのためにその教師(准教授)が懲戒免職となった。  一般的には、「セクハラ」(この件以外の場面で)的な面もあったと報道されており、当然ではないか、というような受け取りをされているのではないかと思うが、しかし、私自身大学の教師として、すっきりしないものをいろいろ感じる。この教師がどんな人で、どんな授業を行い、実際に自殺した学生にどのように接していたのかわからないから、あくまでも報道され... ...続きを見る

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2007/04/10 20:39
教育の再生か撲殺か(14)道徳教育の教科化
教育の再生か撲殺か(14)道徳教育の問題 ...続きを見る

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2007/04/03 00:16
教育の再生か撲殺か(13)
教育の再生か撲殺か(13) ...続きを見る

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2007/04/02 23:56
株式会社立大学は無理ではないか
 構造改革特区で設立された株式会社立大学がすべて文部科学省によって、改善を求められたという。株式会社立大学については、以前から懸念があった。日本の「一条校」については、厳しい認可基準があり、基本的に条件の貧弱な学校は存在できない仕組みになっていた。それが構造改革特区制度によって、通常の基準を見たす必要がなく、また、高校以下では学習指導要領の拘束を受けない学校を作ることができるようになった。  このことは、悪いことではない。これまで多くの人が望んできたが、学習指導要領の拘束から設立が不可能と考え... ...続きを見る

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2007/03/07 21:57
北海道のいじめ調査をめぐって
教育委員会による「いじめ調査」 ...続きを見る

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2007/02/27 07:29
給食費の問題
 給食費を払わない親の問題は最近はあまり語られることがなくなった。しかし、全く解決したわけではない。  ただ、この問題はほとんどが責任を果たさない親の問題として、彼らを非難する論調で終始した。もちろん、彼らは責任を果たしていないのだから批判されても仕方ないし、また、子どもが給食を食べているのだから払うべきだろう。  だが、それで問題が済むようなことなのだろうか。もう少し問題をきちんと考えるべきだろう。というのは、「制度的」な問題がいくつかあるからである。  日本国憲法では、義務教育は無償で... ...続きを見る

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2007/02/15 22:02
教育の再生か撲殺か(12)
 またまた文部科学省が体罰容認希望の表明だ。必ずしも「学校教育法」の改訂をしようというわけではないようだが、以下のように報道されている。 ...続きを見る

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2007/02/06 17:47
教育の再生か撲殺か(11)
教育再生会議の第一次報告の2番目の柱はいじめ対策である。「学校を再生し、安心して学べる規律ある教室にする」という柱の下に、(1)いじめと校内暴力を絶対に許さない学校をめざし、いじめられている子供を全力で守る、(2)いじめている子供や暴力を振るう子供には厳しく対処、その行為の愚かさを認識させる、(3)暴力など反社会的行動を繰り返す子供に対する毅然たる指導、静かに学習できる感興の構築、という項目の提言をしている。既に、学習障害をめぐる表現で「謝罪」をせざるをえなかった軽率な文章があったことでも(... ...続きを見る

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2007/02/05 22:10
教育の再生か撲殺か(10)
 教育基本法改正条文の検討とともに、教育再生会議の報告が出始めたので、それも検討しなければならない。まずは、一次報告から。  具体的な取り組みとされている点を考えていこう。  まずは<教育内容の改革>の1として学力向上が取り上げられる。この報告全般的に言えることだが、要するに全体的な整合性など無視して、総花的にやることが書かれている。人間食べすぎればかえって健康を害するように、こんなことを押しつけられたら現場はどう考えても、いまでさえ過剰労働で苦しんでいるのに、ますますこなすことができないよ... ...続きを見る

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2007/01/30 22:23
嶺井編著『選ばれる学校・選ばれない学校』の批判(つづき)
 嶺井氏の編著の検討の続きである。  学校選択制度に批判的な、つまり市場原理だからとか、格差拡大になるとかの理由で批判的な立場をとってきた人たちは、いくつかの論点的な欠落があるのだが、そのいくつかをあげておこう。  民主主義に不可欠のシステムとして普通選挙制度があるが、選挙がうまく機能していることはあまりないし、不正な行為が後を絶たないのが現実だろう。しかし、だから選挙制度はいらないという人たちは、少なくとも民主主義を支持する人たちには存在しない。実は学校選択制度も選挙制度と似た「教育を受け... ...続きを見る

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2007/01/29 22:38
嶺井編著『選ばれる学校・選ばれない学校』の批判
公立義務教育学校の選択制度が都市部で次第に拡大してきたことに応じて、それに関する本も増えてきた。専修大学の嶺井氏の『選ばれる学校・選ばれない学校 公立小・中学校の学校選択制は今』(八月書館)は調査を伴った本であるが、批判として見過ごすことのできない弱点があるし、また、私の文章に対する批判的コメントがあるので、それに回答するという意味もあるので、ここにコメントする。 「はじめに」で、嶺井氏は、学校選択制が始まったころのマスコミの論調は「公立学校も特色がもてるようになる、学校間競争が起きる... ...続きを見る

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2007/01/28 23:18
教育の再生か撲殺か(9) 管理職の増加は不要
 安倍首相は教育改革にかけるのだそうだ。たぶん教育はますます混乱するだろう。  いろいろな改革案がこれから出てくるそうだが、そのひとつに、「副校長や主幹ポストの新設」というのがあるらしい。こういうのは東京都で既にやっていると思われるが、学校にとって好ましいことではなく、害があるといえるだろう。  学校というところは教育をするところであって、学校における教育とは教師が生徒に対して行うものである。もちろんそれ以外の仕事がたくさんあることは事実だが、教師と生徒が接する以外の仕事はできるだけ少なくす... ...続きを見る

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2007/01/26 21:39
教育の再生か撲殺か(8)
 次に「前文」を見てみよう。「前文」があることは、準憲法的な性格をもつとされてきたことであり、かつての政府解釈では必ずしも「準憲法的」性格を承認していなかったので、今回「前文」をつけたことは、承認したことになるのだろう。伝統や愛国心を重視する文言が入ったので、これからは「準憲法的」なものだと主張するようになるに違いない。 ...続きを見る

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2007/01/25 23:17
教育の再生か教育の撲殺か(7)
旧教育基本法10条の2項について考えてみよう。 ...続きを見る

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2007/01/13 14:23
教育の再生か撲殺か(6)
 1月9日付読売社説は教育問題について、「ゆとりとの決別」を主張した。  興味深い社説であったが、いくつかの点で疑問を感じる。  読売新聞は教育基本法の改正には基本的に賛成のようだが、改正に基づくさまざまな個別具体的な改革が今後行われることに対して、最も重要なのは「ゆとり教育」との決別だというのである。 ...続きを見る

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2007/01/09 20:55
教育再生か教育撲殺か(5)
今後どのように新教育基本法が運営されているのかはまだわからないが、重要な改正点について考察しておこう。 まずはわかりやすい点として旧10条、新16条を見てみよう。10条こそは旧教育基本法において最も先鋭な対立点が存在した条項であり、従って、新法になって大きく変更された条文である。 旧規定は以下のようになっていた。 第十条(教育行政) 教育は、不当な支配に服することなく、国民全体に対し直接に責任を負って行われるべきものである。 2 教育行政は、この自覚のもとに、教育... ...続きを見る

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2007/01/07 21:05
教育再生か教育撲滅か(4)
 昨年12月に安倍内閣によって教育基本法が改正された。しかし、法律は出来上がればそれなりの効力を発するが、しかし、国民の支持がないと機能しないことも忘れるべきではない。改正案の国会審議の最中に、教育基本法の改正案についての国民の意見を聞くためのタウンミーティングがやらせであったことが次々と明るみに出たことは記憶に新しいはずだ。教育基本法というような重要な教育原則を議論するために、このようなでたらめなやり方が政府によって勧められていたことが明らかになった以上、すべてを白紙に戻すのが当然のことであっ... ...続きを見る

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2007/01/06 22:49
教育再生か教育撲滅か(3)
 教育委員会が攻撃の対象になっているというのが、今回の議論の特徴である。確かに現在の教育委員会は非常に問題がある。しかし、前回指摘したように、問題があるから廃止するという議論は、戦後の教育委員会の歴史を全く無視したものと言わざるを得ない。現在の教育委員会はまだましなのである。都道府県教育長の文部省承認制度があったときには、さすがの文部省ですら教育委員会の不活発さを憂えて、その承認制度を外したという経緯がある。少なくとも、この承認制の廃止は、他の省庁や内閣からの圧力があったとしても、中央教育審議会... ...続きを見る

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2007/01/05 16:04
教育再生か教育撲滅か(2)
 大分長い間予告のみで本番を始めることができなかったが、休みを利用して始めることにしよう。この間「教育基本法」の改正案が可決してしまった。従ってこれからどう教育が進んでいくのかを考える必要がある。  まず最初に考えておくべきこととして、「戦後の清算」という「言葉」である。「教育基本法」の改定が戦後の清算であると言われているが、実際のところ、「教育基本法」が戦後教育改革の実態をこれまで持続させてきたわけではない。もちろん、教育基本法がこれまで有効な法律として存在してきたわけだから、「戦後」改革が... ...続きを見る

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2007/01/05 15:46
教育再生か教育撲殺か(1)
 読売新聞のインターネット版12月4日に、教育再生会議が、教育免許5年更新、試用3年を提案するような記事を掲載している。不適格教員の排除をするためだそうだ。  「教育再生会議」は実は「教育撲殺会議」ではないかと思えてくるほどだ。  今回の教育騒動は、それ自体重要な問題を含んでいるとしても、明らかに教育基本法の改訂のためのマスコミ動員だった。ますますその様相を強めている。  いじめを利用し、教師にダメ教師のレッテルを貼り、気に入らない教師を排除できるような体制を着々とつくろうとしている。もと... ...続きを見る

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2006/12/04 22:58
足立区の学力テストによる予算配分は?
 11月4日の朝日新聞によると、東京足立区が学校への配分予算で、東京都と区が実施している学力テストの結果に応じて差をつけることを決めたようだ。  どうやら足立区のこの学力テストの成績が23区中23位、つまり最下位だったことがショックだったようだ。それで、児童生徒数や学級数などに応じて配分される予算とは別に、学力テストの成績に応じてランク分けする予算との二本立てにするということらしい。  査定項目は 1 都学力テストの学校平均正答率が都平均以上の科目数 2 都テストの学校平均正答率が区平均... ...続きを見る

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2006/11/07 10:59
遅刻で100円罰金?
 10月27日の沖縄タイムスに興味深い記事が掲載されている。全国紙にはなかったと思うので、これまで気がつかなかった。  琉球大学工学部の教授が遅刻が多いので、遅刻学生から「罰金」100円を徴収していたことについて、大学側は「再発防止の確約が得られなかった」として、当該教授を講義担当から外し、学科長を含む3人の分担授業に切り換えたところ、それを不服とする当該教授が後期授業に乗り込み、学生の前で口論となったために、講義は中止になっているというもの。教授は強制的に講義を取り上げるのは教育権の侵害だと... ...続きを見る

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2006/11/07 07:45
通知表のやり直し?
 8月9日の毎日新聞インターネット版に、保護者の抗議で通知表書き直しという記事が出ている。詳細はわからないが、記事によると、2年で2クラス、6教科30項目を絶対評価3段階でつけるようだが、ひとつのクラスは「よくできた」が一人平均3.6個、他のクラスで、8.1個だった。そこでクレームがついたようだが、やり直したところ、「同7.9個」となったというのだ。この「同」というのが、正確にはわからないが、たぶん、ふたつのクラスをともにやり直したところ、両方のクラスが同じになったというのだろう。つまり、3.6... ...続きを見る

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2006/08/09 17:56
佐貫浩『教育基本法「改正」に抗して』を読む(2)
 佐貫氏は、第三として、以下のように書く。 ...続きを見る

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2006/07/15 23:09
アメリカで給食改善の動き
 CNNに興味深い記事があったので紹介する。  アメリカではこの7月1日に学校における給食や運動を改善することを求める法律が施行されたそうで、それによっていろいろな試みが行われているという。  肥満の生徒はそうてない生徒よりも学校を欠席しがちであり、肥満の解消は授業への集中を高める、という認識に基づいている。  具体的には、給食のバイキング方式をやめる、自動販売機にソーダなどではなく、水やジュースを置く、教室でキャンディーをあげることの制限、宿題などをよくやった場合に褒美として、エレガント... ...続きを見る

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2006/07/15 09:50
佐貫浩『教育基本法「改正」に抗して』を読む(1)
 法政大学教授の佐貫浩氏の新著『教育基本法「改正」に抗して』(花伝社)が出された。佐貫氏は今もっとも精力的に教育政策批判の執筆活動をしている一人といってよい。現在の教育政策はファシズムへの道の先兵的な役割を果たしており、佐貫氏の批判は大いに勇気づけられる。  しかし、多くの点で共感できるけれども一点において、私はずっと前から佐貫氏の議論に賛成できないところがある。それは「学校選択」をめぐる評価である。佐貫氏に限らず、多くの学校選択批判論者はひとつには単なる勉強不足、ひとつには余りに短絡的な評価... ...続きを見る

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2006/07/11 11:01
学校選択は下校時危険?
2月26日の朝日新聞に、日教組の教研集会での学校選択と登下校時の犯罪被害についての議論を紹介している。しかし、ここで語られていることはかなり一方的であり、納得できるものではない。 例えばまず次のような指摘がある。 「1年前に市内の小学校で教職員殺傷事件が起きて以来、保護者や地域の人たちは、子どもたちが最後まで1人にならないよう、下校時の付き添いや見守りを続けている。  ところが、新年度から市は隣り合う2校のどちらかを選べる小学校の選択制を始める。すると、圧倒的に人数が少ない校区... ...続きを見る

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2006/02/26 23:14
センター試験はストレスが多すぎる
 またセンター試験がやってきた。関東で1月は80%の晴天率なのに、センター試験のある日は50%なのだそうだ。寒い上に天気が悪い中での入学試験は本当に監督する方も受験する方も負担が大きい。しかも毎年センター試験の監督の負担は大きくなる。センター試験というと、受験生のことが主な話題になるが、監督したり実施したりする側も大きな負担を強いられている。そして、その負担が段々大きくなっていることはあまり知られていないだろう。監督する方は多少の我慢をすべきだろうとは思うが、しかし、試験制度がこのようなものでい... ...続きを見る

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2006/01/21 22:24
「「教師の給与は「固定」すべきものだ」について」について
「「教師の給与は「固定」すべきものだ」について」について  これまで民間の、特に中小企業に比較すれば、公務員、あるいは教師の待遇が恵まれていたことは事実ですが、少なくとも学校の教師については、それほど不当だという印象は受けません。特に小学校や中学校の学校の先生の忙しさは、異常なものがあります。そして、サービス残業という言葉が民間ではありますが、そもそも、教師の世界では制度的にサービス残業構造のようになっています。給食指導があれば、昼食すら、休憩としては満足にとることができません。  部活の指導... ...続きを見る

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2005/11/04 14:10
教師の給与は「固定」すべきものだ
 11月3日の朝日新聞によると、文部科学省の副大臣になった馳氏は、義務教育費国庫負担法の廃止に賛成する立場であり、その意見は、「使い道を給与に限定する現在の負担制度は廃止し、教育分野であれば地方の自由裁量に任せる一般財源化が良いという考え」の持ち主であり、中学だけではなく小学校も今回やるべきであったというように衆議院の文科委員会で発言していたのだそうだ。  これによって、一般財源化の主張が、教師の給与システムを変えることに意図があることがはっきりと分かる。そして、変えるというのは、教師の待遇を... ...続きを見る

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2005/11/03 19:51
義務教育費国庫負担法の両論
 10月24日の毎日新聞に義務教育費国庫負担法問題について、岡山県知事の石井正弘氏と兵庫教育大学長・梶田叡一氏の賛否両論が掲載されていて興味深いものがある。私自身は、教師の給与を国家的な基準で保障している現行制度がベターだと思っているし、これまで地方の主張が理由も含めて掲載されることがあまりないので、興味深く読んだ。  しかし、やはり石井氏の主張には疑問をもつ。  まず、懸念されることは、一般財源にしたら、教師の給与を下げて他に使うのではないかということだ。それに対して、石井氏は「教育はどの... ...続きを見る

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2005/10/24 17:12
出校停止?
 21日の読売新聞に、校長が独断で出席停止措置をしていたケースがあったと報道されている。実際に停止措置をされていた生徒が逮捕されてわかったという。  周知のように、公立の義務教育学校では、停学処分はできないことになっている代わりに、教育委員会が決定すると、「出席停止」措置をとることができるようになっている。しかし、その場合には、文書で報告するとか、とにかく校長の権限ではなく、教育委員会の決定でなければならない等の面倒な手続がある。しかし、大阪のある中学の校長は、「出校停止」と称して、教育委員会... ...続きを見る

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2005/10/23 23:54
教師の給与引き下げ案に思う
 行政というか、政治の教師いじめ政策がどんどん進行しているように感じられる。義務教育費国庫負担法が廃止されたら、私は確実に地方の教員の給与水準は低下するように思う。今の制度があるから自由な政策が地方ではできないなどというのは間違いだ。自治体が費用を負担すれば、基準以上の教員配置はできるし、実際そうやっている自治体はいくらでもある。教員給与は自由度のない人件費であるから、補助金分を地方に移譲することのメリットがあるとしたら、教員給与以外にそれを使用するということ以外、私には思いつかない。  今度... ...続きを見る

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2005/10/21 21:18
同じ文章を入試に
 群馬大学の医学部は、60歳の女性受験者を合格点に達していたのに不合格にしたことで、話題になったが、今度は大学院の方が、3年前と同じ問題を入試問題に出したのだという。話題を提供してくれる貴重な大学なのかも知れない。  全く同じ問題を出題するというのは、たしかに格好悪い話ではある。しかし絶対におかしなことだというわけでもないだろう。受験生は通常過去問を取り寄せて解いてみるのが普通だから、おそらくほとんどの受験生はやっているだろうし、やっていたからこそ、受験生が指摘したのだろう。そういう意味では、... ...続きを見る

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2005/10/20 22:38
大学の退学対策
 17日の朝日新聞に大学が退学を防ぐための学生相談・対策に乗りだしているという記事が掲載されている。今日ラジオを聞いていると、教授と学生が「交換日記」をするようになっている大学もあるのだとか。トーク番組だったのだが、最初その話が出たときには、出演者もいかがわしいニュースがまた出てきたのか、というように感じたようだが、実はそうではなく、退学を防ぐための小学校的やり方のようだ。もちろん、これは笑い事ではない。確かに近年急速に退学や休学が増えていて、退学で目立つのが、経済的理由だ。つまり、授業料を払え... ...続きを見る

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2005/10/18 22:51
学校作りを考える9
 学校にプールは必要だろうか。もろちん水泳指導については学習指導要領に書かれていることだから、それを無視することはできないだろう。しかし、学校にプールがなくても水泳の授業はできる。  ヨーロッパの小学校と日本の小学校ではいくつか違いがあるが、最も違いを感じるのは体育のあり方だ。ヨーロッパは社会体育というシステムをとっているところが多い。つまり、体育施設は市の共同施設となっており、市民にも開放されているし、また、学校で授業にも使う。授業はその体育施設の指導員が行い、学校の教師は引率だけする。 ... ...続きを見る

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2005/10/16 20:50
携帯持ち込みで丸刈り?
 12日の朝日新聞によると、禁止されている携帯電話を学校にもっきてた生徒たちが、丸刈りにされたという記事がある。この手の記事はどこまで事実であるかわからないから、報道された限りで、という限定であるが、考えてみよう。  報道されている事実は以下の通りである。  授業中に携帯がなり、担任に注意された生徒がいた。  彼は部活に遅れ部活の顧問に理由を聞かれたあと、「どう責任をとるのか」と問われた。 丸刈りにすると自分から申し出、部員で話し合った結果、全員が丸刈りになることを決めた。  翌日その顧... ...続きを見る

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2005/10/12 14:03
学校づくりを考える8
 最近聞いた話であるが、ある市では、椅子を小学校入学時にそれぞれの生徒に渡して卒業するまで「自分の」椅子として使用させるのだそうだ。もちろん、高さ調節が可能になっていて、机は「自分の」ものではないが、やはり高さ調節できるようになっているという。もちろん「自分の」といっても、所有権があるわけではなく、使用権があるだけだ。そうした理由は、あまりに乱暴に椅子や机を扱い、傷つけたりするので、「自分の」ものなら大切に扱うだろう、そうやって、物を大切に扱うことを学ばせるということらしい。  高さを調節する... ...続きを見る

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2005/10/11 21:51
学校満足度のアンケートの信頼性
 6日の毎日新聞によると、内閣府の学校満足度についてのアンケートで、不満が43%と出て、学力向上に役にたつのは、70%が予備校や塾だという回答があったと報じている。しかし、文部科学省は、自分たちの調査では満足が70%だから、その調査はおかしいと疑問を呈しているという。要するに、アンケートなるものの信用性の問題だろう。この手のアンケート調査が全く役にたたないということはないと思うが、まず信用するに足らないことが多いことは間違いないのではないだろうか。  近年大学でも自己評価なるものが求められるよ... ...続きを見る

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2005/10/06 22:18
実習校訪問をして感じたこと
 教育実習は大部分が春に行われるが、めずらしく秋に行った学生の研究授業に行った。もともと熱心で実力がある学生なので、うまくやっているだろうとは思ったが、普段の様子とは違う成長が見られたので、実習期間の短期間にこれだけ成長させるのは何かと思ったのだが、すぐにその学校の教師集団の力だと感じた。  校長の説明によると、教育実習生への指導は学校全体で行っているということだったが、研究授業には、10数名の教師が見にきていて、子どもたちの個別作業のときには、しかも子どもたちの指導も積極的に行っていた。そし... ...続きを見る

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2005/10/05 21:48
大学の学費の負担者は?
 世の中には首を傾げるような研究がたまに(?)見られるが、10月3日朝日新聞に紹介されている「大学までの教育費「子が返すべきだ」母31%、父17%」という東大社会科学研究所の研究もなんのためにやっているのか、理解しがたい研究だ。研究の結果によると、高学歴の父親ほど、大学までの学費は親が負担するのが当然と考え、学歴の低い母親ほど、子どもは自分にかかる学費はローンなどを利用して子ども自身が返還すべきであると考えているのだそうだ。  高学歴ほど経済力があると通常は考えられるから、余裕があるから出す、... ...続きを見る

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2005/10/05 21:34
「教師はテストを自作すべきである」について
「教師はテストを自作すべきである」について  昨日はテストは自作すべきという文章を書いたが、今日はその続きである。昨日の文章へのコメントで、確かにそうだが、それでは教師は過労死だという意見があった。確かにその通りだと思う。かなりくだらない仕事を上から押しつけられるという傾向がかなりある。  しかし、ここではテストの問題について。結論的に言えば、テストなどごくごく僅かな場合を除いて必要ないということである。特に小学校において、テストが必要な場面というのは、実はほとんどないのではないだろうか。 ... ...続きを見る

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2005/09/28 21:17
教師はテストを自作すべきである
「主張は正当。だが、子供が置き去りにされてもいいのか。」について 「国語テスト、消える長文 著作権理由で訴訟も」と題する9月25日付けの朝日新聞の記事が論議になっているようだ。  著作権上、学校の教育活動に使用する場合や入試問題として使用する場合に、著作権の緩和規定がある。しかし、それを二次的に利用する問題集や、教科書にそったワークについては認められていない。それで、著作者たちの一部が訴訟を起こしていることを考慮して、長文がなくなったり、教科書に線をひかせないというような「異常事態」が起きてい... ...続きを見る

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2005/09/27 22:52
学校の自己評価?
読売新聞によると、文部科学省は学校の自己評価をするための指針を今年度中に作成するという。自己評価というのは今の教育界の大きなスローガンとなっている。もちろん、学校自身がそれを欲しているわけではなく、学校の外の人たちの主張が主なものだろう。学校への一種の不信の表現であり、学校は自分でしっかり自己評価をして改善をせよ、ということだろう。もっとも、日本中の組織を見渡してみても、外から「自己評価」を指針を作成して求められるなどということは、あまりないのではないか。そもそも評価というのは、「自己」がやるも... ...続きを見る

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2005/09/24 01:20
学校づくりを考える7
 学校建築・学校作りを考えるときに、必ず問題になるのは、一斉授業である。特にこれまでの学校あるいは教育と違うものを作ろうと思う人たちは、必ず一斉授業を攻撃する。それにかわって考えられるのは、たいていオープンスクールだ。学校建築を軸とした学校づくりの本などを見ると、多くがオープンスクールやオープンスペースを主体にした学校が紹介されている。  たしかに一斉授業の評判は悪い。しかし、一斉授業が主流になっいるのはそれなりに理由があるし、また、一斉授業は、よい教師が行えば非常に効果的である。個別授業は授... ...続きを見る

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2005/09/21 23:07
三上和夫『教育の経済』(春風社)を読む4
 次の節は「時間意識と自己決定」「時間意識と時間決定の自主性」という節は少々分かりにくい。  個人(小さな物語)と国家や社会(大きな物語)、個々の物語の「棲み分け」(それは選択とこだわりでもある)があり、かつ世代間の「社会」の意味の相違がある。  第二の節となると、千石保の「まじめからマジ」へという変化説を取り上げ、千石は青年に「身心と近傍空間を監視していゆく主体性を期待している」が、三上は自分くずしと自分づくりの動的過程を捉えていないと批判する。(人々は)「時間という尺度を持って、秩序と価... ...続きを見る

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2005/09/19 14:37
学校づくりを考える(6)
 今回はかなり小さな問題だが、印刷室について考えてみたい。  たいてい学校には印刷室がある。しかし、私の職場(といっても号館のことで、他の建物は違うが)には、印刷室はない。階段の踊り場が大変広くなっており、その一角に印刷機とコピー機が置いてあるだけである。プリンターはパソコン教室にあるか、教員は個々の研究室にもっている。しかし、小学校だとプリンターにしても印刷機にしても、また、コピー機にしても、すべて共用だろう。子どもも使うに違いない。そうすると、どういう使い方が便利なのだろうか。  もちろ... ...続きを見る

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2005/09/16 23:51
学校づくりを考える(5)
 小学校の先生は全科を教えることが原則となっている。しかし、昔はいざ知らず今は無理ではないだろうか。ヨーロッパでも全科というのは、建前であったとしても、実際にはいろいろな形で他の人たちが教えている。一般教科を教えながら、芸術系や技術系、そして体育系の授業もするというのは、超人的な能力を必要とすると思う。近年、教師の仕事ぶりについての親や市民の目は非常に厳しいものがあるから、どんな科目についてもしっかりと教えなければならないとしたら、やはり、そんなことができる人はいないと思ってしまう。  だが、... ...続きを見る

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2005/09/13 00:21
「国語は「漢字を正しく読む学習」って思われている?」について
「国語は「漢字を正しく読む学習」って思われている?」について  私の文章へのコメントをいただきましてありがとうございます。確かに多少狭すぎる表現であったかと思いますが、私自身が授業を見聞し、現場の先生と話している限りにおいて、「声を出して読む」ときに、「漢字等を正しく読めているか」を超える授業をしているという印象を持てたことが極めて少ないので、あのように表現しました。学習指導要領が変わったといっても、教員養成からの訓練が変化しなければ、そんなに簡単に「どんな風に表現するか」を授業で適切に扱うこと... ...続きを見る

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2005/09/10 22:37
学校づくりを考える(4)
 シュタイナー教育についての本などを読んでいると感じるのは、日本の教育というのは、「表現力」形成が実に弱いということだ。国語の授業で、「読み」というのは、正しく漢字を読めるようにする教育であって、決して「表現」を学ぶのではない。しかし、読むというのは、書かれた文を音にして表現することであり、感情をどうこめるのかを学ぶことでなければならない。しかし、そのような教育をしている先生は極めて少ないと思う。私もそういう教育を受けたことがない。だから、子どもたちの読みは、ほとんどが棒読みだ。だいたい、日本の... ...続きを見る

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2005/09/10 16:50
学校づくりを考える(3)
 日本の学校には広い校庭がある。都心の学校は例外だが。そして校庭は通常は運動会をやるための領域と考えられる。体育だってやるとか、昼休みに遊ぶといっても、そんなに広い校庭が必要なわけではないし、中学などはそんなに遊ばないのではないだろうか。中学だと、運動会よりは、部活に必要ということになるだろう。  ところで、日本の校庭は地面かアスファルトコンクリートが大部分であり、芝生は極めて少ない。文部科学省は芝生の校庭の推進をやったことがあるらしいが、あまり顕著な成果はなかったという。欧米には芝生の校庭は... ...続きを見る

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2005/09/09 19:45
三上和夫『教育の経済』(春風社)を読む(3)
3つめの課題は「郊外の物語」となっている。ここはかなり分かりにくい。三浦展という人の著書の「見出し」の紹介がほとんどだから、筆者と三浦の問題意識の関係が理解しにくい。しかし、提起しようとしている問題は重要である。つまり、都市がだんだん大きくなり、人々は次第に郊外に住むようになり、父親は都会の会社に出勤し、子どもたちは郊外の学校に新住民として通う。伝統的な共同体的拘束から解放され、大量消費生活が開始され、就業構造が転換した。そのなかで学校の様相が大きく変化したことは間違いない。 筆者によ... ...続きを見る

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2005/09/08 23:28
全国学テへの梶田氏のコメント
 9月3日の毎日新聞が全国学力テスト問題を扱っていて、識者のコメントとして、梶田叡一氏の以下のようなコメントが掲載されている。 −−− ◇学習指導に生かせる−−梶田叡一・兵庫教育大学長(心理学・教育研究)の話  ゆとり教育にしても総合学習にしても、きちんとしたエビデンス(根拠)に基づく議論がされていないことが教育政策を迷走させる原因だ。悉皆による学力テストを上手に使えば、子どもたちの学習指導に生かせる可能性がある。自分の弱い分野を把握し、補習などにつなげることもできる。  過度の競争をあ... ...続きを見る

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2005/09/08 17:17
三上和夫『教育の経済』(春風社)を読む(2)
 ふたつめの見出しは「家族をとりまく社会空間」となっており、ここで、「借家と持ち家」の関連を課題化しようとしている。ここでの叙述ではあまり明快ではないが、戦前は家族制度があって法的抑圧性があり、戦後経済家族になったという点、本来持ち家と借家はかなり異なるものであるのだが、戦後はローンを払い続ける持ち家と家賃を払い続ける借家の違いがあまりなくなり、こうした所有と負担の関係は、家族制度から二種の家、国家的学校制度から公立私立の二重システムへの移行と対応している、というのである。  詳細は本論で分析... ...続きを見る

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2005/09/07 23:36
三上和夫『教育の経済』(春風社)を読む(1)
 友人である三上和夫氏による新著『教育の経済』(春風社)が刊行された。教育経済学を構築しようという意欲的な著書である。しばらくの間、この本を紹介しつつ、納得できないところもあり、書評を超えてしまうかも知れないが、分析していきたいと考えている。 序章「生活と教育のもつれあい−−教育秩序の変動」の最初は、「生活場面としての学校の主題化」と題して、金八先生・共通一次・学力テスト旭川学力テスト最高裁判決がほとんど同時期に出されたことが示される。そして、私立学校への助成と専修学校が始まったことが指摘される... ...続きを見る

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2005/09/06 18:49
学校づくりを考える(2)
 学校は何階が適当なのだろうか。また、何階か、ということが、どれだけ教育にとっての影響力をもつのか。現場サイドの声としては、やはり、高層化すると子どもの動きが泊まってしまう傾向にあるという。もっとも通常の学校では4階がほとんど限度だから、4階や3階と、2階程度というのは、子どもにとってどういう意味があるのだろうという問題である。今の小学校には、大抵20分休みという長めの休み時間があって、そのときには、校庭に出て遊ぶように指導されている。そのときには半ば強制的だろうから、全員でるのだろうが、もっと... ...続きを見る

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2005/09/05 23:17
「食育に対する取り組み」について
「食育に対する取り組み」について  食事を教育の対象と考えることは、慎重であるべきだと思うのですが、いかがでしょうか。もちろん、食事に対する教育が必要であることはもちろんですが、学校教育の一環として、重視することには疑問を感じます。一時「三角食べ」などという奇妙な習慣を植えつけたこともありますし、先割れスプーンなども、食事を教育の対象とした熱心さから生まれたのでしょう。基本的には食事というのは、私生活のものであって、学校でも食事については、最大限の自由を認めるのが、成熟したやり方であるように思い... ...続きを見る

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2005/09/01 21:52
学校づくりを考える(1)
 私は今は学校選択問題が研究テーマのひとつになっているが、その関係で、学校設立にも関心がある。もっとも、広い意味での学校設立ということになるかも知れない。  学校選択というのは、当然学校設立が伴っていないとあまり意味がない。今主に研究対象にしているオランダでは、「教育の自由」が憲法的に保障されていて、「教育の理念」についての自由、「教育内容・教員編成の自由」と学校設立の自由がセットになった概念だ。つまり、国民の権利として、自己の教育理念にのっとった学校を設立して運営する権利があるわけだ。そうい... ...続きを見る

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2005/08/31 23:06
全国学力テストについて
 文部科学省が学力テストを実施することに決めたことについて、いろいろな議論がなされている。どのような議論が文部科学省内部で議論されたかはわからないし、また、その目的がひとつではないだろうが、現在の教育の状況の打破の仕方のひとつの選択であることは間違いなく、そして、それは間違った選択になる恐れが強い、という点も言わざるをえない。  1960年代に行われた全国学力テストは、私が実際に中学生として受けたものである。全国的にはかなりもめたものであるが、私の中学ではなんということもなく実施された。問題意... ...続きを見る

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2005/08/30 22:45
終戦の日は?
終戦記念日に関する本が出版されたそうだ。私は読んでいないが、ニフティのブログで紹介があったので、その話題について少し書きたい。終戦記念日が閣議で決められたのは、1963年だそうで、また、各国で終戦の日はかなり違うということで、具体的な説明がある。私は大分前に、各国の歴史教科書を調べて、(帝国書院とポプラ社から歴史教科書のシリーズがあった)そこで、かなり第二次大戦が終わった日の記述が異なることがわかった。もちろん、一番多いのは、8月15日なのだが、日本が負けたということの関連で、日本が終戦と意... ...続きを見る

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2005/08/19 20:03
「明徳義塾の出場辞退」について
「明徳義塾の出場辞退」について  明徳義塾の甲子園大会辞退問題は、またいろいろと考えさせられるところがあった。私自身は野球好きだが、甲子園大会はあまり好きではないので、まったく見ないが、今回のことは、高校生の問題なので、関心をもたざるをえなかった。  知っていることは報道されたことだけなので、それを前提に考える。  つまり、部員の数名が喫煙した。2年生と3年生が1年生の部員に対して、しごきだろうと思うが、暴力を振るった。(被害者は転校した?)教師でもある監督は部内で解決しようとはかったが、高... ...続きを見る

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2005/08/06 18:40
光市高校爆破事件の処分から考える−いじめ被害者の復讐
 光市の県立高校で爆弾事件を起こした生徒が中等少年院送致の処分となったことが報じられている。(4日毎日)かなりのけが人が出たわけだし、また、爆弾をつくって爆破させるという行為は許されないものだから、仕方ないのかも知れない。しかし、なんとなく割り切れないものを感じる。もっとも、この事件について、詳細に追いかけているわけではないし、他にあまりにたんさんの事件があったために、この事件はそれほど詳しくメディアが追いかけていないような気もするので、わからないことがたくさんあるという限定付きの文章であること... ...続きを見る

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2005/08/04 22:13
福井県教育委員会の夏季講習
 少し前の記事にさかのぼってみていたら、福井県の教育委員会が、東大、京大、福井大、金沢大の4つの大学の志望者に限定して、無料の夏季講習をするという記事が出ていた。高校教祖は反対し中止を申し入れているそうだ。 教育委員会が予備校の代わりを、しかも無料で、特定の大学志望者だけを対象に行うというのは、かなり「異例」というべきだが、その理由は、朝日新聞によると、次のようなものらしい。 (1)西川一誠知事のマニフェストに全国上位の学力の達成が盛り込まれているとして、02年度から毎夏、大阪や名古屋の大手予... ...続きを見る

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2005/07/24 23:04
いじめの境界?
授業に関連して、いじめについて学生の疑問が出された。意見を求められたので、求めに応じて少し考えてみた。私の授業は掲示板に学生が書き込むことになっているのでそちらには元の文章があるが、ここでは要約及び少し書き直して、整理してみた。 いじめの判断をどう行うのかという問題に関連している。 ある高校の部活で、一方は「ホースで水をかけあったりして、遊んでいた」のだが、一人は「自分が一方的にかけられ、しかもバケツでかけられた」と感じ、また、一方は、「単にその人が話さなくなっただけ」だと思って... ...続きを見る

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2005/07/06 22:18
フィンランド教育相の話から
4日付けの朝日新聞にフィンランド教育相の語った言葉が紹介されている。フィンランドはPISAの学力テストで1位となって、大きな話題になっている。しかし、実はフィンランドはもっと別なところでも大きな話題となってよさそうな国であり、実に国としての、そして国民レベルでの力量が高い国になっている。経済競争力の調査で、アメリカを抜いて一位にもなっている。もっとも、その種の調査はたくさんあるから、いつでもトップというわけではないが。また、政治的な清潔度調査でもトップクラスである。 これまでイギリスの... ...続きを見る

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2005/07/05 21:36
義務教育と自宅学習の容認
 まるで現在の義務教育制度の崩壊を「予期」するかのような政策変更ではないだろうか。賛否の前に慎重な検討が必要だと感じる。  朝日新聞の報道によれば、(6月30日)不登校の生徒も、ファックスやメールで授業参加すれば、出席と認めるのだとか。既に自宅学習を出席扱いとすることは、1県6市で実施されており、成果が上がっているために、全国実施が決まっているという。そして、不登校の生徒のための、学習指導要領にとらわれない教育課程も認めることになるらしい。  不登校への対応は必要であり、また、学習指導要領の... ...続きを見る

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2005/06/30 21:18
虐待といじめ対策の条例案(滋賀県)
 滋賀県で虐待やいじめから子どもを守る条例案が提出することになったと朝日新聞が報じている。  子どもが発言する権利を認め、いじめや虐待を受けたら相談できる窓口を設置するということらしい。そして、弁護士などの第三者機関が調査する。  内容としてはとてもすばらしい原則になっており、実現すれば前進するだろう。しかし、いかにも美しいけれども、大切なことが抜けていないかという感を否めない。もちろん、弁護士等が参加して検討したのだから、十分作成者は理解していると思われるが。  虐待に対して子ども自身が... ...続きを見る

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2005/06/29 22:34
総合学習の調査から思う
 今日の各新聞で文部科学省の調査で、総合的な学習について、小学校の先生は積極的に評価し、存続すべきとしている者が多いのに対して、中学校の教師は否定的な評価をして、やめるべきだというのが、6割弱を占めたと報道している。中山文相は、昨年公表されたPISAの成績がよくなかったことを受けて、これまでの「ゆとり」路線の修正をするような発言をし、その延長上に今回の調査が行われたのかはわからないが、なんとなくそれにそうような結果がでて、軌道修正の根拠にするのだろうかと思われる。  しかし、小学校で肯定的であ... ...続きを見る

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2005/06/18 23:07
創造説から知的計画へ?
 今日の朝日新聞(インターネット版)にアメリカで「創造説対進化論」に変わる「知的計画 Intelligent Design 対進化論」という図式ができつつあり、教育委員会の選挙での争点になっていると報じている。先進国では、おそらく唯一、進化論が間違っているような議論が教育現場にあるのがアメリカであり、これはアメリカの知的雰囲気を示すものとして、極めて興味深いが、とくにカンザス州では、最近進化論をカリキュラムから外したり、入れたりと、政治的勢力の変遷に応じて、変わってきた。  実はずっと以前、私... ...続きを見る

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2005/06/07 22:34
東大の「一流」教師養成プラン
 日経新聞のインターネット版に、東大が「“超一流”の小中学校教員の養成を目指す大学院を新設し、教員養成に本格参入する。現職の教員、教育委員会の幹部クラスらを積極的に受け入れ、高度な専門知識を身に付けさせる。」という記事が出ていた。(5月28日)既に教員免許をもっていて、実力アップさせるための機関ということのようだが、続く「修了者が将来、教員養成専門職大学院の教員に就くこともねらう。」という部分を見ると、大学院生の就職対策という感じも見える。  中教審が、大学院レベルでの教員養成を検討しているこ... ...続きを見る

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2005/05/28 13:42

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