テーマ:教育

佐々木朗希登板回避は正しかったか?

 丁度一年前、高校野球最大の話題だった佐々木朗希投手が、県大会の決勝戦での登板を回避するという「事件」が起きて、野球に関心のある人たちのなかで、賛否両論侃々諤々の議論が起きた。その一年後ということで、國保監督へのインタビュー記事が掲載された。(https://www.msn.com/ja-jp/sports/npb/佐々木朗希-衝撃の登…
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離島高校生の大学受験 指定会場に来なくても可能な方法を考える時期だ

 大学入試の本場がやってきた。入試競争そのものも厳しさもあるが、過酷な条件を強いられる高校生もいる。毎日新聞の記事「センター試験のため28泊…東京・小笠原の受験生 精神的負担大きく」(1月15日付け)は、離島の受験生たちの過酷さの例を報告している。ただし、離島に事件会場を設定して配慮している地域もあるそうだ。記事によると、「離島にある五…
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京都工芸繊維大学教授諭旨解雇 多少疑問だが

 毎日新聞2019.6.27によると、京都工芸繊維大学の教授が、学内で無断の営利行為をしたということで、解雇されたという。  自分の専門にかかわる企業3社に学内の機器を使わせるなどして、設備使用料や技術指導料など、合計170万を受け取り、更に09-16年に学長の許可なく5社で兼業したという。ただし、受け取った金は研究費などにあて、私的…
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いじめ防止対策推進法改訂論議 教師への懲戒??

 4月26日の毎日新聞や東京新聞に、いじめ防止対策推進法の改正を目指す超党派議員による議論で、教師への懲戒処分の項が削除されていることについて、論議になっていることが報道されている。特に遺族の立場から批判がなされているという。2月に改正論議が報道されたときにも書いたが、今回は、異なる局面になっているので、再度書くことにする。2月には、「…
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5、6年の教科担任ではなく、担任教師の担当を主要教科に

 毎日新聞に、「小学5,6年の『教科担任制』検討 文科省、授業の質向上」という記事が出ていたので、急遽これについて書くことにした。  英語が正式教科となり、プログラミングが必修化されるなど、専門性の高い教員が必要となるなかで、教員の負担軽減も考慮して、5、6年に「学級担任」ではなく、「教科担任」を導入するための検討にはいるというのであ…
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広島呉市のいじめ 形式主義的対応の弊害

 毎日新聞3.26に、いじめ放置という記事が出た。自殺などの最悪の事態になったということではなく、卒業して高校生活への期待をもっているということのようだ。しかし中学3年間、いじめ被害を訴えたにもかかわらず、適切な対応をされなかったという記事の内容である。いろいろ考えるさせられるところがあるので、それらを整理しておきたい。  記事の…
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アメリカの有名大学の入試不正

 アメリカの大学入試で不正があり、訴追された人物が50名もおり、そこに有名な人物がいたことで、ワイドショーなどでも取り上げられている。ワイドショーでは、こんなことがあったというレベルであるが、アメリカの大学を考える上で、重要な転換をもたらすかも知れない、大きな事件であると思う。  事件は、シンガー William Rick Singe…
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生徒の暴力で教師が市を提訴

 本日(3月1日)の毎日新聞他、各新聞が、生徒に暴行された教諭が学校側を提訴という記事が掲載されている。この提訴は、1週間ほど前から予告されており、原告が記者会見を開いて、提訴することを公にしていたのだろう。  報道によると、中学の教師が、2013年に給食時間中、教室の扉を蹴った生徒に注意をしたところ、頭を殴られ、手首を強く締めつけら…
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いじめの深刻な事態への懲戒処分は、教師ではなく校長にすべき

 今日(2月27日)の毎日新聞に、「いじめ不適切対応で懲戒 条文明記に賛否」と題する記事が載っている。学校の不適切な対応のために、いじめが深刻な事態に発展するケースが少なくないという認識からだろう、「いじめ防止対策推進法」の改正の一環として、超党派の国会議員で検討が進められているという。案の骨子として、毎日新聞は以下の内容を示している。…
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親と教師の懲戒権は法的規定から外すべき

 今日(24日)TBSサンデー・モーニングで、子どもの権利委員会が、日本政府に対して、親の体罰等に関する勧告を行ったというニュースを流した。あまり詳しくは触れられなかったのと、このことをうっかり見過ごしていたので、調べてみた。数年前から、私は、大学の講義で、教師の懲戒権を検討し、教師の懲戒権そのものを削除すべきであるという見解を紹介して…
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野田市の虐待死事件を考える。「作為義務」を考慮すべき時期だ

 千葉県野田市で小学校4年生の子どもが、父親によって虐待死(とあえて表現する)させられた事件は、本当に暗澹たる気持ちにさせる。多くの問題が重層的に重なっておきたといえる。  沖縄にいたときから、虐待があり、少女はそれを訴えていたようだが、千葉県に引っ越してきて、学校での「いじめアンケート」に、父親からいじめをうけ、暴力を振るわれていて…
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PTAの公共性?

 アエラのウェブ版(2018.11.8)で「PTA退会なら「餅つき大会参加ダメ」 非会員家庭の子ども排除の実態」と題する記事が掲載されている。アエラの切り口に若干の疑問があるので、自分なりの考えを整理したい。  PTAから退会した場合に、子どもが受ける対応がいくつか書かれている。 ・PTAで購入した物品、たとえば、卒業記念品や卒業式…
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須賀川中学柔道部事件から、部活のあり方を考える

 須賀川一中柔道部の事件の被害者の女性が、亡くなったと報道された。事件から結局、一度も意識を取り戻すことはなかったという。  この事件は、当初学校や教育委員会が隠蔽をしたために、表面化することがなく、かなりの日時が経過したが、やがてメディアが調査報道するようになり、一般に知られることになった。私もテレビの報道によって知り、あまりに酷い…
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医学部不正入試から考える

 東京医科大学の不正入試から発して、昭和大学医学部まで波及している。文部科学省は、全国の医学部に入試の実態についての調査を行い、かなりの割合で不正がみられたとしており、テレビで昭和大学のあり方に、ワイドショーなどが疑問を呈している。しかし、この問題は、巷間いわれているほど単純ではないように思われる。  まず、今回の不正とされているのは…
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学テの成績による教師手当? 歴史に学ぼう

 8月3日の毎日新聞に、「大阪市 学テ成績で教員評価・手当増減を検討」という記事が出ていた。その後文科省から否定的なコメントが出て、更に校長が猛反発しているという記事も掲載された。  発端は、記事によると、学テで常に大阪市が政令指定都市で最下位の成績なのに、市長が業を煮やしたということらしい。「教育委員会に危機感が感じられない、結果責…
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愛知の小1熱中症死亡は、安全配慮義務違反の刑事責任を問うべきだ

 7月17日に、愛知県豊田市で、小学校1年生の校外学習が原因と考えられる熱中症による死亡事故が起きた。これほどメディアが繰り返し熱中症の注意を呼びかけているのに、教育の場でこうしたことが起きたというのは、本当に驚きだ。当人たちもあまりの暑さにどうにかなっていたのかもしれないが、校長や教育委員会の人の応答は、何か深刻な事態が起きているのと…
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中学生硬式野球大会始球式での出来事を考える

 学生と討論しているときに、中学生硬式野球連盟でタレントの女性が始球式をしたときに、まわりにいた数千人の中学生球児たちが、そのタレントに押し寄せ、大混乱が起きたという話がでた。そのときは、そのこと自体ではなく、その出来事に対して、中学生を批判する書き込みが多数インターネットにアップされたことに対して疑問が表明された。そうした中学生をネッ…
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奨学金返済問題を考える

 「返済総額1100万円。奨学金延滞で自己破産した27歳『大学に行ったことを後悔』」と題する浦上早苗氏の文章が、BUSINESS INSIDER JAPAN に掲載されている。大学の教師をしている身としては、つらい中身である。奨学金問題は、近年返済不能に陥る人が多数でて、大きな問題になっている。それで、返済不要な給付にすべきであるという…
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草稿「未来の教育」(1) 「教育の自由」概念1

 定年を間近に控えて、これまでの研究の集大成的な論文を書く計画として、「未来の教育」というテーマを3年がかりで継続している。(もしかしたら、4年計画になる)そして、2016年度、「未来の教育に関する考察(1)」を書いた。21世紀にはいって、先進国で提起されている教育改革とその理論づけの文章を読むと、その教育理念や改革案は、実は、古くから…
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『「机を捨てた』大学生の厳しすぎる現実とは。朝比奈なを氏の論から考える

 「『スポーツ実績だけで大学入学』の大きな弊害『「机を捨てた』大学生の厳しすぎる現実とは?」と題する朝比奈なを氏の文章が掲載されている。 http://toyokeizai.net/articles/-/207365  プロのスポーツ選手をめざして小さいころから努力しているが、そのスポーツ以外何もせず、大学まで進んでもその間ほとんど…
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高校新学習指導要領パブリックコメントに関連して--教え方の指示はすべきでない

 文部科学省から、新高校学習指導要領のパブリックコメントを求めることの公表がなされ、毎日新聞は、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」という項目を「アクティブ・ラーニング」と解説した報道をしている。  「生きる力を育むため、知識と技能だけでなく思考力・判断力・表現力を育成することを掲げ、「主体的・対話的で深い学び」(アクテ…
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大谷の二刀流挑戦と評価基準

 ケインズの「自由主義の終焉」という論文を読んでいたら、そこに、個人主義が自然淘汰の議論をするときには、補助的に「貨幣愛」を使用するという指摘があった。ケインズは「貨幣愛」なるものを相対化している経済学者であるが、ここで、大谷翔平のことを自然に思い出した。大谷は、お金ではなく、二刀流を実現させてくれることを重視して、所属球団を選ぶと報道…
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教師が不足しているという毎日新聞の記事から考える

 今日(11月28日)の毎日新聞に、小中学校の教員の不足が取り上げられている。最大の千葉県では76名、茨城39名、鹿児島46名といったところが、多く不足しており、充足している都道府県はない。団塊世代の大量退職後、退職数にあわせて採用すると、その後教師余りが生じるとの危惧から、正式採用を控え、臨時採用に頼っているというような、「採用事情」…
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全くやる気などない「高等教育の無償」

 安倍首相が、実際の日程をあげて改憲を言い出した。改憲が自民党の党是であっても、具体的な期限を言い出したのは、初めてだろう。しかし、日程よりも驚いたことがる。「高等教育の無償」を規定するのだそうだ。「開いた口が・・・」というのは、このことだろう。安倍首相は、とにかく、「これが実現する」といって、国民の期待を喚起するのが、常套手段といえる…
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教育勅語そのものが「違憲」である

 道徳が教科となり、検定教科書が使われることなったわけだが、最近検定の模様がニュースとして流れ、そのなかに「パン屋」は日本の伝統にそぐわないという理由で保留になったので、「和菓子屋」に訂正したら通ったという話が話題になった。パン屋さんたちはかんかんに怒っており、和菓子屋さんたちは困惑しているという報道もある。  ほとんどの人が、このこ…
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栃木県の高校生登山訓練の事故について

 学校単位の、基本的に教員が指導する「部活」は、止めるべきであると、私は強く考えており、このブログでも度々指摘してきたが、3月27日に起きた栃木県那須町で起きた雪崩による高校生の事故は、ますますその見解を強くするものだった。  今回の事故は、高校生の春山登山講習として行われたなかで起きたものだが、高校の部活をしている生徒たちが参加して…
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愛知県生徒の自殺を考える2

 愛知の中学三年生の自殺について、今日続報があった。新聞休刊日だったので、朝は新聞を読まないまま大学にいったのだが、学生とのサブゼミで、この事件を話題にしたところ、朝のニュースをみていた学生がいた。それによると、保護者たちを集めた集会が学校であり、そこで終わったあと出席した保護者たちに記者たちが聞いた話が、「担任によるいじめがあった」と…
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愛知県生徒の自殺を考える

 2月6日に愛知県の中学3年生の男子生徒が、大阪のビルから飛び下り自殺をした件で、市の教育委員会が11日に記者会見したことが、様々に報じられている。繰り返される痛ましい事件であり、冥福を祈りたいが、諸報道を突き合わせてみると、いくつかの疑問点がわく。 ・毎日新聞12日付けによると、生徒は昨年9月の体育祭の組み体操で怪我をして、両手…
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教育行政-教師組織-子ども集団、それぞれの基本原則が、同等であること

 今大学は春休みで、新年度の授業の準備をする時期である。私が大学に就職したころは、この春休みや夏休みが非常に長く、十分に授業の準備や研究をすることができた。しかし、今は夏休みは当時の3分の1程度しかなく、春休みは、期間的にはあまり違わないが、入学試験が多様化して、それだけ監督や判定会議などの義務が増大し、やはり、じっくりと時間をとること…
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