テーマ:大学

連休の地域分散は大学教育にはマイナス

 連休を地域分散させるという観光立国推進本部の案が出て、いろいろな意見が出ているようだが、概して否定的な見解が多いようだ。この案が報道されて、直ぐに反対の意見を書こうかと思ったが、旅行に出ていたので時期を失してしまった。  今日の読売新聞の社説に、慎重論が出され、その中で「「敬老の日」など一部の祝日を月曜日とするハッピーマンデーの制度…
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外国人への教育権保障とは(つづき)

 再度「外国人学校」とは何かを確認しておこう。  通常、外国人であってもその国の学校に通うことは認められている。少なくとも先進国ではそうだろう。そして、人権が保障されている国では、外国人の子どものためにはさまざまな配慮がなされる。そういう配慮が、基本的に子どもの権利条約などの定める内容といってよいだろう。  しかし、外国人学校と…
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外国人への教育権保障とは

 朝鮮学校と高校授業料無償化の問題は、今日の朝日新聞で大きく取り上げられている。朝日は、人権の立場から、無償化をすべきであると考えているような論調となっており、国連人権委員会でのやりとりを「国際基準に照らせば人権侵害だ」ということです、という師岡康子氏の言葉を結びに使っている。  師岡康子氏は、「外国人学校ネットワーク」の代表を務めて…
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大学での「所業指導」義務化?文部科学省の政策は真の問題を逸らすものだ。

 2月24日朝日新聞(インターネット版)に「学生の職業指導、大学・短大に義務化へ 文科省」と題する記事が掲載されている。大学や短大の教育家庭に職業指導を盛り込むことを「義務化」(2011年から)ずくという。詳細はわからないが、端的にいって疑問である。  「義務化の背景には、厳しい雇用状況や、職業や仕事の内容が大きく変化するなかで、…
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埼玉女子短期大学事件について

 先日「全国国公私立大学の事件情報」というサイトを見ていたら、埼玉女子短期大学での不当解雇訴訟というのがあることを知った。前から出ていたと思うが、あまりこのサイトを頻繁に見ているわけではないので、今回初めて気づいた。今時こういう大学があるのか、こういう処分があるのかと暗澹たる気持ちになるが、実は意外にこうした大学が、特に私立大学では多い…
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田中克彦『エスペラント』(岩波新書)を読む

 田中克彦氏の『エスペラント』(岩波新書)がでたので、早速ともいえないが読んだ。私はエスペランティストとはとうてい呼べない程度のエスペラント学習者だが、実はここ20年近く毎年、年に一時間だけ大学の授業で、エスペラントを教えている。本当はもっと時間をとりたいところだが、そういう授業ではないし、「異文化理解」というテーマの中で一こまだけ割い…
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大学教員の研修義務

 9日の毎日新聞によると、大学教員の研修を義務付ける答申を中央教育審議会が答申したそうだ。11日現在、文部科学省のホームページにその答申は掲載されていないので、詳細は確認できないが、「一体どうやって効果的な研修が可能なのか」という、基本的な疑問を抱く。よほど文部科学省というところは、「義務」が好きなようだ。  もちろん、大学の教員が、…
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高崎経済大学の懲戒免職処分

 高崎経済大学の教師が「過度」なレポートを課し、提出していない学生に留年だと通告したことが原因で、学生が自殺し、そのためにその教師(准教授)が懲戒免職となった。  一般的には、「セクハラ」(この件以外の場面で)的な面もあったと報道されており、当然ではないか、というような受け取りをされているのではないかと思うが、しかし、私自身大学の教師…
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遅刻で100円罰金?

 10月27日の沖縄タイムスに興味深い記事が掲載されている。全国紙にはなかったと思うので、これまで気がつかなかった。  琉球大学工学部の教授が遅刻が多いので、遅刻学生から「罰金」100円を徴収していたことについて、大学側は「再発防止の確約が得られなかった」として、当該教授を講義担当から外し、学科長を含む3人の分担授業に切り換えたところ…
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センター試験はストレスが多すぎる

 またセンター試験がやってきた。関東で1月は80%の晴天率なのに、センター試験のある日は50%なのだそうだ。寒い上に天気が悪い中での入学試験は本当に監督する方も受験する方も負担が大きい。しかも毎年センター試験の監督の負担は大きくなる。センター試験というと、受験生のことが主な話題になるが、監督したり実施したりする側も大きな負担を強いられて…
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教師の給与引き下げ案に思う

 行政というか、政治の教師いじめ政策がどんどん進行しているように感じられる。義務教育費国庫負担法が廃止されたら、私は確実に地方の教員の給与水準は低下するように思う。今の制度があるから自由な政策が地方ではできないなどというのは間違いだ。自治体が費用を負担すれば、基準以上の教員配置はできるし、実際そうやっている自治体はいくらでもある。教員給…
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同じ文章を入試に

 群馬大学の医学部は、60歳の女性受験者を合格点に達していたのに不合格にしたことで、話題になったが、今度は大学院の方が、3年前と同じ問題を入試問題に出したのだという。話題を提供してくれる貴重な大学なのかも知れない。  全く同じ問題を出題するというのは、たしかに格好悪い話ではある。しかし絶対におかしなことだというわけでもないだろう。受験…
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大学の退学対策

 17日の朝日新聞に大学が退学を防ぐための学生相談・対策に乗りだしているという記事が掲載されている。今日ラジオを聞いていると、教授と学生が「交換日記」をするようになっている大学もあるのだとか。トーク番組だったのだが、最初その話が出たときには、出演者もいかがわしいニュースがまた出てきたのか、というように感じたようだが、実はそうではなく、退…
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大学の学費の負担者は?

 世の中には首を傾げるような研究がたまに(?)見られるが、10月3日朝日新聞に紹介されている「大学までの教育費「子が返すべきだ」母31%、父17%」という東大社会科学研究所の研究もなんのためにやっているのか、理解しがたい研究だ。研究の結果によると、高学歴の父親ほど、大学までの学費は親が負担するのが当然と考え、学歴の低い母親ほど、子どもは…
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学校の自己評価?

読売新聞によると、文部科学省は学校の自己評価をするための指針を今年度中に作成するという。自己評価というのは今の教育界の大きなスローガンとなっている。もちろん、学校自身がそれを欲しているわけではなく、学校の外の人たちの主張が主なものだろう。学校への一種の不信の表現であり、学校は自分でしっかり自己評価をして改善をせよ、ということだろう。もっ…
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福井県教育委員会の夏季講習

 少し前の記事にさかのぼってみていたら、福井県の教育委員会が、東大、京大、福井大、金沢大の4つの大学の志望者に限定して、無料の夏季講習をするという記事が出ていた。高校教祖は反対し中止を申し入れているそうだ。 教育委員会が予備校の代わりを、しかも無料で、特定の大学志望者だけを対象に行うというのは、かなり「異例」というべきだが、その理由は、…
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大教室での私語

 私の大学はこじんまりした大学なので、以前はあまり大きな教室がなかった。しかし、2年前に400人定員の教室ができて、かなり大きな人数を対象に授業をするようになった。それまでは250人程度の広さだったので、大分違う感じがする。教室が大きくなればなるほど、もちろん授業中の私語なども増える。私語に対する学生の不満などもそれにつれて増加してきた…
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フィンランド教育相の話から

4日付けの朝日新聞にフィンランド教育相の語った言葉が紹介されている。フィンランドはPISAの学力テストで1位となって、大きな話題になっている。しかし、実はフィンランドはもっと別なところでも大きな話題となってよさそうな国であり、実に国としての、そして国民レベルでの力量が高い国になっている。経済競争力の調査で、アメリカを抜いて一位にもな…
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論文の盗用とデータ捏造

朝日新聞の報道によると、日本学術会議の調査で、論文の盗用やデータ捏造が、過去5年間にあった学会が13%であったという。回答のなかった学会も含めても10%弱の数字になるので、極めて多いという感じがする。二重投稿なども問題となっているが、これは盗用やデータ捏造とは異なる問題だが、盗用や捏造については、少し考えてみたい。 明らかに事…
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55歳受験生不合格について

 群馬大学の医学部が55歳の女性を年齢を理由に入試で不合格にしたという。なんとも不思議なことがあるものだ。アメリカなら損害賠償ものではないだろうか。  法律的な観点から、大学への入学が年齢で制限されえないことは自明である。何ら疑う点がない。従って、報道によれば、情報開示請求で明らかになったこととして、女性の点数は合格者の平均点を上回っ…
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カウンセラーの国家資格化?

 カウンセラーの国家資格化の法案が準備されているらしい。しかし、一方、郵政民営化の法案審議を優先させるために、他の重要法案が軒並み遅れているという状況もあり、この法案が通るかどうかは、まったくわからないようだ。  これまで、カウンセラーに関する国家資格はなかった。学会などが認定する資格が、複数あり、学会の対立などもあって、私のように、…
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大学教師は「教育」のために存在する?

 大学教師に求めることについて、毎年「大学教育」というテーマでの講義のときに学生に意見を求める。年々、研究をしっかりやっている教師の講義がよい、という回答は減っており、その変わり、ちゃんと「教育」的方法をしっかりもって、分かりやすい授業をするのがよい、ということと、また別であるが、「相談にのってくれる教師」を求める学生が増えていることに…
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創造説から知的計画へ?

 今日の朝日新聞(インターネット版)にアメリカで「創造説対進化論」に変わる「知的計画 Intelligent Design 対進化論」という図式ができつつあり、教育委員会の選挙での争点になっていると報じている。先進国では、おそらく唯一、進化論が間違っているような議論が教育現場にあるのがアメリカであり、これはアメリカの知的雰囲気を示すもの…
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大学の講義を英語でやることはまずいのか

大学の講義を英語でやることはまずいのか  やはり英語はできた方がいい。当たり前のことだし、同僚の先生たちも普段学生たちにそう言っている。それで、大学の教養の英語の授業をなんとかしようという議論がずっとある。しかし、いつも出てくる「解決策」は「心理学」の内容のものをテキストにしてもらう、というようなレベルの話ばかりだ。(ちなみに私の所属…
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東大の「一流」教師養成プラン

 日経新聞のインターネット版に、東大が「“超一流”の小中学校教員の養成を目指す大学院を新設し、教員養成に本格参入する。現職の教員、教育委員会の幹部クラスらを積極的に受け入れ、高度な専門知識を身に付けさせる。」という記事が出ていた。(5月28日)既に教員免許をもっていて、実力アップさせるための機関ということのようだが、続く「修了者が将来、…
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高校での大学説明会

 昨今、高校で大学説明会がよく開かれる。昨年入試委員をやっていたので、そのアレンジがけっこう大変だった。しかし、前々からこの種の説明会に疑問を感じている。この文章を高校の先生が読んでいたら、ぜひコメントしてほしいと思っています。  何がおかしいかというと、まず高校側でかなりの費用負担がある。また大学側もかなりの費用負担がある。もちろん…
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「大学開放」について

「大学開放」について 他の場所にも同趣旨のことを書いたのですが、私は10年ほど前から、講義のテキストや講義を録音して起こした記録を(これは特別必要な場合だけですが)インターネットで公表しています。  授業をとったこともない昔の人ですが、東大の民法の大家であった我妻栄教授の言葉に、大学教師のしなければならない仕事はふたつある、…
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