テーマ:学校

いじめ防止対策推進法改訂論議 教師への懲戒??

 4月26日の毎日新聞や東京新聞に、いじめ防止対策推進法の改正を目指す超党派議員による議論で、教師への懲戒処分の項が削除されていることについて、論議になっていることが報道されている。特に遺族の立場から批判がなされているという。2月に改正論議が報道されたときにも書いたが、今回は、異なる局面になっているので、再度書くことにする。2月には、「…
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5、6年の教科担任ではなく、担任教師の担当を主要教科に

 毎日新聞に、「小学5,6年の『教科担任制』検討 文科省、授業の質向上」という記事が出ていたので、急遽これについて書くことにした。  英語が正式教科となり、プログラミングが必修化されるなど、専門性の高い教員が必要となるなかで、教員の負担軽減も考慮して、5、6年に「学級担任」ではなく、「教科担任」を導入するための検討にはいるというのであ…
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広島呉市のいじめ 形式主義的対応の弊害

 毎日新聞3.26に、いじめ放置という記事が出た。自殺などの最悪の事態になったということではなく、卒業して高校生活への期待をもっているということのようだ。しかし中学3年間、いじめ被害を訴えたにもかかわらず、適切な対応をされなかったという記事の内容である。いろいろ考えるさせられるところがあるので、それらを整理しておきたい。  記事の…
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生徒の暴力で教師が市を提訴

 本日(3月1日)の毎日新聞他、各新聞が、生徒に暴行された教諭が学校側を提訴という記事が掲載されている。この提訴は、1週間ほど前から予告されており、原告が記者会見を開いて、提訴することを公にしていたのだろう。  報道によると、中学の教師が、2013年に給食時間中、教室の扉を蹴った生徒に注意をしたところ、頭を殴られ、手首を強く締めつけら…
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いじめの深刻な事態への懲戒処分は、教師ではなく校長にすべき

 今日(2月27日)の毎日新聞に、「いじめ不適切対応で懲戒 条文明記に賛否」と題する記事が載っている。学校の不適切な対応のために、いじめが深刻な事態に発展するケースが少なくないという認識からだろう、「いじめ防止対策推進法」の改正の一環として、超党派の国会議員で検討が進められているという。案の骨子として、毎日新聞は以下の内容を示している。…
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親と教師の懲戒権は法的規定から外すべき

 今日(24日)TBSサンデー・モーニングで、子どもの権利委員会が、日本政府に対して、親の体罰等に関する勧告を行ったというニュースを流した。あまり詳しくは触れられなかったのと、このことをうっかり見過ごしていたので、調べてみた。数年前から、私は、大学の講義で、教師の懲戒権を検討し、教師の懲戒権そのものを削除すべきであるという見解を紹介して…
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ベルギーの高校生が温暖化のデモ

 先日スウェーデンの新聞を読むまで、ベルギーの高校生が温暖化対策の生ぬるさに抗議して、毎週デモを組織していることを知らなかった。当初、環境問題に熱心なスウェーデンの高校生の話かと思って読み始めたのだが、実はベルギーのことだった。  スウェーデンの新聞がとりあげているのは、単純な「ニュース」としてではなく、実はスウェーデン人の若い女性活…
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野田市虐待死を考える2

 昨日、野田市の少女虐待死に関して、住民が惨状を知りながら、何故届けなかったのか、作為の責任という法的義務を考える時期ではないかと書いたら、本日のブログ記事で、実は住民が通報したのに、関係者が「連携した動き」を決めていたにもかかわらず、実際には連絡組織は機能しなかったという事例があったということを知った。(「なぜ課長はアンケート用紙を渡…
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野田市の虐待死事件を考える。「作為義務」を考慮すべき時期だ

 千葉県野田市で小学校4年生の子どもが、父親によって虐待死(とあえて表現する)させられた事件は、本当に暗澹たる気持ちにさせる。多くの問題が重層的に重なっておきたといえる。  沖縄にいたときから、虐待があり、少女はそれを訴えていたようだが、千葉県に引っ越してきて、学校での「いじめアンケート」に、父親からいじめをうけ、暴力を振るわれていて…
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PTAの公共性?

 アエラのウェブ版(2018.11.8)で「PTA退会なら「餅つき大会参加ダメ」 非会員家庭の子ども排除の実態」と題する記事が掲載されている。アエラの切り口に若干の疑問があるので、自分なりの考えを整理したい。  PTAから退会した場合に、子どもが受ける対応がいくつか書かれている。 ・PTAで購入した物品、たとえば、卒業記念品や卒業式…
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須賀川中学柔道部事件から、部活のあり方を考える

 須賀川一中柔道部の事件の被害者の女性が、亡くなったと報道された。事件から結局、一度も意識を取り戻すことはなかったという。  この事件は、当初学校や教育委員会が隠蔽をしたために、表面化することがなく、かなりの日時が経過したが、やがてメディアが調査報道するようになり、一般に知られることになった。私もテレビの報道によって知り、あまりに酷い…
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学テの成績による教師手当? 歴史に学ぼう

 8月3日の毎日新聞に、「大阪市 学テ成績で教員評価・手当増減を検討」という記事が出ていた。その後文科省から否定的なコメントが出て、更に校長が猛反発しているという記事も掲載された。  発端は、記事によると、学テで常に大阪市が政令指定都市で最下位の成績なのに、市長が業を煮やしたということらしい。「教育委員会に危機感が感じられない、結果責…
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愛知の小1熱中症死亡は、安全配慮義務違反の刑事責任を問うべきだ

 7月17日に、愛知県豊田市で、小学校1年生の校外学習が原因と考えられる熱中症による死亡事故が起きた。これほどメディアが繰り返し熱中症の注意を呼びかけているのに、教育の場でこうしたことが起きたというのは、本当に驚きだ。当人たちもあまりの暑さにどうにかなっていたのかもしれないが、校長や教育委員会の人の応答は、何か深刻な事態が起きているのと…
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奨学金返済問題を考える

 「返済総額1100万円。奨学金延滞で自己破産した27歳『大学に行ったことを後悔』」と題する浦上早苗氏の文章が、BUSINESS INSIDER JAPAN に掲載されている。大学の教師をしている身としては、つらい中身である。奨学金問題は、近年返済不能に陥る人が多数でて、大きな問題になっている。それで、返済不要な給付にすべきであるという…
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草稿「未来の教育」(1) 「教育の自由」概念1

 定年を間近に控えて、これまでの研究の集大成的な論文を書く計画として、「未来の教育」というテーマを3年がかりで継続している。(もしかしたら、4年計画になる)そして、2016年度、「未来の教育に関する考察(1)」を書いた。21世紀にはいって、先進国で提起されている教育改革とその理論づけの文章を読むと、その教育理念や改革案は、実は、古くから…
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高校新学習指導要領パブリックコメントに関連して--教え方の指示はすべきでない

 文部科学省から、新高校学習指導要領のパブリックコメントを求めることの公表がなされ、毎日新聞は、「主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善」という項目を「アクティブ・ラーニング」と解説した報道をしている。  「生きる力を育むため、知識と技能だけでなく思考力・判断力・表現力を育成することを掲げ、「主体的・対話的で深い学び」(アクテ…
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教師が不足しているという毎日新聞の記事から考える

 今日(11月28日)の毎日新聞に、小中学校の教員の不足が取り上げられている。最大の千葉県では76名、茨城39名、鹿児島46名といったところが、多く不足しており、充足している都道府県はない。団塊世代の大量退職後、退職数にあわせて採用すると、その後教師余りが生じるとの危惧から、正式採用を控え、臨時採用に頼っているというような、「採用事情」…
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教育勅語そのものが「違憲」である

 道徳が教科となり、検定教科書が使われることなったわけだが、最近検定の模様がニュースとして流れ、そのなかに「パン屋」は日本の伝統にそぐわないという理由で保留になったので、「和菓子屋」に訂正したら通ったという話が話題になった。パン屋さんたちはかんかんに怒っており、和菓子屋さんたちは困惑しているという報道もある。  ほとんどの人が、このこ…
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栃木県の高校生登山訓練の事故について

 学校単位の、基本的に教員が指導する「部活」は、止めるべきであると、私は強く考えており、このブログでも度々指摘してきたが、3月27日に起きた栃木県那須町で起きた雪崩による高校生の事故は、ますますその見解を強くするものだった。  今回の事故は、高校生の春山登山講習として行われたなかで起きたものだが、高校の部活をしている生徒たちが参加して…
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愛知県生徒の自殺を考える2

 愛知の中学三年生の自殺について、今日続報があった。新聞休刊日だったので、朝は新聞を読まないまま大学にいったのだが、学生とのサブゼミで、この事件を話題にしたところ、朝のニュースをみていた学生がいた。それによると、保護者たちを集めた集会が学校であり、そこで終わったあと出席した保護者たちに記者たちが聞いた話が、「担任によるいじめがあった」と…
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愛知県生徒の自殺を考える

 2月6日に愛知県の中学3年生の男子生徒が、大阪のビルから飛び下り自殺をした件で、市の教育委員会が11日に記者会見したことが、様々に報じられている。繰り返される痛ましい事件であり、冥福を祈りたいが、諸報道を突き合わせてみると、いくつかの疑問点がわく。 ・毎日新聞12日付けによると、生徒は昨年9月の体育祭の組み体操で怪我をして、両手…
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教育行政-教師組織-子ども集団、それぞれの基本原則が、同等であること

 今大学は春休みで、新年度の授業の準備をする時期である。私が大学に就職したころは、この春休みや夏休みが非常に長く、十分に授業の準備や研究をすることができた。しかし、今は夏休みは当時の3分の1程度しかなく、春休みは、期間的にはあまり違わないが、入学試験が多様化して、それだけ監督や判定会議などの義務が増大し、やはり、じっくりと時間をとること…
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文部科学省の天下りが問題

 文部科学省の天下りが問題となり、事務次官が辞任する事態となっている。間隔をおいて何度も問題になってきた天下り問題だが、今回は、文部科学省と大学とが係わっているので、どこに問題があるのか、解決の要点はどこにあるかをを考える。  問題となった事例は、文科省の局長だった人物が、在職中に早稲田大学への就職に関して相談していたこと、文科省が組…
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いじめ調査についての毎日新聞の記事について

 毎日新聞11月7日朝刊に、「いじめ把握アンケート有効」という記事が掲載されている。気になる点がある。  まず「2015年度に全国の学校が認知した約22万件のいじめのほぼ半数は、学校が児童生徒に実施したアンケートをきっかけに把握されていたことが文部科学省が発表した問題行動調査でわかった」と書かれている。  最初の文章であるが、ここか…
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浜名湖ボート転覆事故の校長の責任は問われるべきだ

 10月8日の朝日新聞に、「校長の「不起訴不当」 検察審が議決 浜名湖ボート事故 /静岡県 」と題する記事が出ている。浜名湖で、2010年に、青年の家での体験訓練中に、手こぎボートが転覆し、豊橋市の中学一年生1名が死亡した事故があった。この事故は、私も大きな衝撃を受け、学校事故の話題のひとつとして、講義でも毎年取り扱っていた。  豊橋…
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中教審審議まとめの検討1

 今中教審が新しい学習指導要領のための議論をしている。そして、8月19日に審議のまとめを公表した。これまでの中教審は、時の政府の政治的意向を反映する、日本ではよくある、政策追認型の答申をだすだけの機関だといわれても仕方ないものだった。そして、その答申を反映して作成された、これまでの学習指導要領は、21世紀社会を展望しなければならない時期…
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郊外での名札が危険なら、名札そのものを廃止すべきである

 産経新聞2016.4.10によると、埼玉県朝霞市で起きた少女誘拐事件を受けて、さいたま市教育委員会が、週明けにも、児童らの登下校時に名札を外させるよう各小学校などに通知する方針を固めたという。あわせて少女が保護を求めた講習電話についても使用方法を指導するよう求めるということだ。容疑者が、少女宅の玄関の傘で名前を確認し、帰宅した少女をフ…
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「学び舎」の歴史教科書を難関私立・国立中学が採用しているという産経新聞の記事

 産経新聞に興味深い記事が載っていた。「灘、筑駒、麻布など有名校がなぜ? 唯一慰安婦記述の中学歴史教科書「学び舎」、30校超で採択」と題する記事で、要するに、慰安婦記述のある唯一の教科書を、国立や私立の有名校が採用しているのはけしからんといいたげな記事である。しかし、普段の産経新聞の記事に比べるといかにもおとなしいというか、気勢があがら…
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広島のスキー事故から考える

 2日に広島県のスキー場で、小学校の授業として滑っていた6年生の女子に、スノボをしていた38歳の男性が衝突して、女子が死亡し、男性も重症を負う事故があった。大変不幸な事故で、亡くなられた児童には、謹んで哀悼の意を表したいし、重症の男性の回復を祈りたい。毎年かなりの事故がスキー場では起きているようだが、この報道のなかで気になる談話があった…
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18歳選挙権と高校生の政治活動

 選挙権が18歳以上になり、様々な議論を呼んでいる。どのようにして、若者たちに政治に対する関心をもたせ、投票してもらうかという議論が中心だ。しかし、忘れられていることが多い観点がある。それは、文部省は、1969年から、一貫して高校生の政治活動を禁じてきたという点だ。つまり、政府が、若者に対して、政治に対する関心をもつことを禁じてきたので…
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