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大阪府教育基本条例案検討7 体罰容認の規定は結局学校の暴力を誘発するだけだ
教師の懲戒について詳細に規定したあと、条例案は、生徒の懲戒についても規定する。 ...続きを見る |
2012/01/21 22:43 |
大阪府教育基本条例案検討6 府内全域の競争で定員割れ校を統廃合というのは、乱暴な話だ
処分の次は、「学校制度の運用」という項目が続くが、これが極めて簡潔明瞭な目的をもっている。 ...続きを見る |
2012/01/18 17:35 |
大阪府教育基本条例案検討5 教師の処分を考える前に育てることを考えるべきだ
いよいよ教師の懲戒・分限処分の条文にやってくる。教師の懲戒に関する規定は21条から41条まである。つまり、この教育基本条例案の約半分の内容は、教師の懲戒・分限処分に費やされるのである。その詳細について書くことは、別の機会にしたい。問題は、教師に対するそうした「見方」である。 教師に対しても、実は子どもに対してと同様に、一番大切なことは「育てる」ことなのだ。生徒は大学までの16年間の教育を通常受けるわけだが、その間が育つ期間であることを疑うものはいないだろうが、教師だって、22歳から60歳ま... ...続きを見る |
2012/01/17 21:51 |
大阪府教育基本条例案の検討4 教員の相対評価は、悲惨な前例があるのだが
かなり長い「校長」に関わる規定があるが、今回は、そこを飛ばして、「教員の人事」の検討を行いたい。この「教員の人事」の部分こそ、この案の最も強権的な部分であり、かつ、必然的にこの案が実施された場合に、大阪府の教育を破壊するとみられる内容をもっているからである。そして、いかにこの草案を作った人たちが、「教育」、つまり「人を育てる事業」とほど遠いかを示している部分でもある。まずその規定内容をみておこう。 ...続きを見る |
2012/01/15 21:11 |
大阪府教育基本条例案の検討3 教育委員会が民意を問える制度は現行法でも不可能ではない
昨日の文章に対して、「通りすがり」さんからのコメントがあったので、その点について今回書きます。(「通りすがり」さん、コメントありがとうございました。) ...続きを見る |
2012/01/13 12:59 |
大阪府教育基本条例案検討2 政治の介入はなかったのではなく、過剰だったのだ
理念的な検討を更に続けよう。 この条例の最も必要性を感じたであろう点は、「政治が教育に関与できる」ようにするという点であるように思われる。詳細な教師の懲戒規定も実はそこにある。しかし、この政治と教育の認識は、歴史認識からして間違っている。 本来「附則」というのは、最後にあるものではないかと思うが、目次の次、つまり「前文」のような形で長い文章が続くのだが、そこに次のような文章がある。 ...続きを見る |
2012/01/12 11:28 |
橋下流教育改革の検討1 競争主義で学力は高まるのか
橋下大阪府前知事が主体となって作成した「大阪府教育基本条例案」について、意見を求められていたのだが、なかなか時間がなくてチェックできていなかった。やっと昨日全文を入手し、ざっと目を通してみた。極めて重要な力を発揮する可能性がある「案」だから、やはりきちんと検討してみなければならないと思い、少しずつ内容を吟味していきたいと思う。 ...続きを見る |
2012/01/11 12:39 |
ナオミ・クライン『ショック・ドクトリン』を読む。震災復興のあり方に注意の視点が
ナオミ・クラインというカナダのジャーナリストが書いた『ショック・ドクトリン』を読んだ。30カ国で出版され、日本でも昨年9月に遅まきながら翻訳が出た、世界的大ベストセラーだ。趣旨は極めて明快で、新自由主義は、「自由の重視」というようなきれいごとではなく、大企業が不当なまでに儲けるために、紛争を意図的に作り出し、(あるいは自然災害が起きたら、それを最大限利用し)そこにある既存の経済システムを破壊して、蓄積された富を奪い、本国や現地の税金を収奪するシステムであり、それに反対する人間を拷問にかけて黙ら... ...続きを見る |
2012/01/10 12:11 |
一川・山岡両大臣の更迭は、最初から仕組まれていたのか。植草氏の指摘
市川防衛大臣と山岡国家公安委員長の更迭が、政治的日程に昇っているといくつかのメディアが報じている。どうなるかわからないが、この点に関して、植草一秀氏が、興味深い指摘を昨年していた。植草氏は、優れた経済学者でありながら、猥褻疑惑で逮捕された人であるが、当時から冤罪疑惑があり、真相はわからないが、私はかなり冤罪の可能性が高いと判断している。小泉改革を痛烈に批判していたので、フレームアップで社会的に抹殺しようとしたという見解が、何人かから指摘されているのだが、植草氏のメールマガジンを読んでいると、そ... ...続きを見る |
2012/01/09 08:42 |
創意工夫を生かした教育は、教師の自由の保障によってのみ可能である−−教育に関するメール3
新しい「学習指導要領」では、「生きる力」なる概念が非常に強調されていて、それは、一見PISAで重視されている課題を見つける能力などと重なるようにイメージされています。例えば、小学校学習指導要領の総則には、次のような記述があります。 ...続きを見る |
2012/01/08 21:05 |
夢の共演レコード(市販してほしい録音)1
大分前の「レコード芸術」に、夢の共演レコードという企画があった。それは実際に存在した演奏ではないのだが、なかなか魅力的な組み合わせで、第一回がカラヤンとホロヴィッツがチャイコフスキーの一番のコンチェルトをニューヨークフィルで演奏して、録音したというものだった。まだ高校生だったので、それが本当なのだと思って、早く日本盤が出ないかなどと待っていたものだ。さらに、それには、作曲家自身が演奏不可能とされて捨ててしまった原典版による演奏だというおまけまでついていた。そのほかの組み合わせは忘れてしまったが... ...続きを見る |
2012/01/06 11:19 |
石原教育改革の「管理化」は学校の人間関係の阻害−教育に関するメール2
今回は、石原教育改革についてどう考えるのかという点です。 これはとても難しい問題で、表面に現れていることだけで評価することはできないと思います。ただ、私自身としては、石原慎太郎という人物は、石原裕次郎というタレントとともに、まったく共感のできない人物で、そういうバイアスがあることは、初めにお断りしておきます。 ...続きを見る |
2012/01/05 10:55 |
産経新聞は喫煙者保護?
産経新聞としては、社をあげてたばこを守る、喫煙者を保護する政策をとっているかのような報道が続いている。8月16日には「「喫煙文化研究会」でバッシングにNO たばこの効用に理解を」と題する記事を掲載し、9月11日には「 たばこ増税への反論!野田政権の安易な増税路線をただす」という高橋昌之氏の署名記事を掲載していた。そして、9月23日、秦郁彦氏の「たばこ増税策の「不都合な真実」」となる。そして、自民党の反対で野田内閣が、たばこ増税をあきらめたと勝利宣言のような記事が掲載されてい... ...続きを見る |
2012/01/03 11:34 |
今年のウィーンのニュー・イヤー・コンサート
今年のウィーンのニュー・イヤー・コンサートは、ヤンソンスの指揮で盛り上がっていた。ヤンソンスはウィーン・フィルのお気に入りという話をどこかで読んだことがあるが、うまくウィーン・フィルを引き出しているのか、あるいはうまく乗っかっているのか、確かに両者はいい関係なのだと思った。スター路線を歩むようになって、とにかく、人気のある曲を中心に、いろいろな演出をして、会場を盛り上げている感じがめだつ。今回のヤンソンスの演奏もそうした感が一層顕著だったように思う。初登場の曲はごくわずかで、有名ではない曲でも... ...続きを見る |
2012/01/02 22:50 |
現代の「スザンナ事件」は、男性の責任も問うべき
昨年は、ずいぶんとブログの更新の頻度が落ちた。仕事が忙しいのと、やはり、段々年をとってきて、迅速に書くことが難しくなってきたのだろうか。今年は、できる限り書いていこうと思う。 新年早々、あまり愉快な話題ではないが、昨年11月末に、コンビニで出産した女性が子どもをごみ箱に遺棄して逮捕されたということがあった。こういうことは、多くはないが、しばしばニュースになる。古くは、ファウストのモデルになったという、スザンナ事件(大澤武男『ファウストと嬰児殺し』で紹介されている)も、全く同じパターンなのか... ...続きを見る |
2012/01/01 23:29 |
インターネット革命と大学の「紀要」
今、大学は、かなり多様性を増している。もっとも、戦後新制大学が出発したときから、戦前の状況を受けた種別化があった。しかし、現在の多様性はその比ではない。従って、私自身の経験は、一般性をもつものではないが、やはり、具体的な経験をもとに考察したことが意味があるので、自分の体験を踏まえながら、インターネット時代の大学のあり方を少しずつ考えていきたい。 ...続きを見る |
2011/12/30 16:54 |
吉見俊哉『大学とは何か』(岩波新書)を読む。
吉見俊哉氏の書いた『大学とは何か』(岩波新書)を読んだ。大学論としては出色で、中世に発する大学が、現在なお継続発展したのではなく、大学はグーテンベルクの出版革命などで一度死んだ後、近代国民国家に対応する形で新生して現在に至っているという視点で書かれたもので、いろいろと学ぶ点が多かったが、出版革命で危機に陥ったと説明しているから、現在をインターネットで同じように危機に陥っているという分析をもとに、全入時代の大学の生き残りというような狭い視点ではなく、大学という制度そのものの生き残りについて論じる... ...続きを見る |
2011/12/27 21:58 |
電力会社の経営陣は、原発敷地内に住むべきだ
今日のニュースによると、九州電力管内のすべての原発が停止したという。関西電力関連の原発も定期点検のためにとまると、やがては国内の90%の原発が停止状態になるらしい。こういう状況を、原発推進派はどうやって打開するのだろうか。結局、北海道の例を見ると、何ら国民に安心感を与えず、安全を保障しないまま、権力的に強行するのだろうか。あるいは、電力不足を演出して、やはり動かさないと仕方ないという雰囲気作りをするのだろうか。 いずれにせよ、こうした事態を見ていると、結局権力を握って政治を動かしていた人た... ...続きを見る |
2011/12/26 22:21 |
教職の人気低下は、文部科学行政の帰結
少し前に、現在の学生が希望する(魅力を感じる)職種と希望しない(魅力を感じない)職種についてのアンケートが、インターネットに掲載されていた。そこで、「いよいよか」と感じたのは、私だけではないだろう。「教師・公務員」が、希望しない職種の2番目だったからである。 私は、10年以上も前から、教職の人気がやがて落ちてくるだろう、優秀な学生があまり教職に就かないときが来るだろうと、いろいろな機会に書いてきた。明治以降、教職は人気のある職種であり続けてきたと思う。もちろん、社会のなかで最も尊敬される職... ...続きを見る |
2011/12/25 22:01 |
教育に関するメール1
以下の文章は、あるメディアの人へのメールであるが、多少まとまった文章として、教育に関する見解を書いているので、ここに転載する。 ...続きを見る |
2011/12/11 21:13 |