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zoom RSS ニューオーリンズの惨状

<<   作成日時 : 2005/09/02 10:28   >>

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 ニューオーリンズの惨状が映し出されている様子を見ると、アメリカという国家の暗い一面を否応なく知らされる気がする。とにかく、映し出される市民のほとんどが黒人だ。ハリケーンが来る少し前に、ラジオを聞いていたら、ニューオーリンズ在住のジャズピアニストという人が、電話で出ていて、逃げてきたということだった。避難勧告が出て、とにかく300キロ離れたところに住んでいる友人のところに身を寄せることにしたということで、10時間かけてやってきたところだという話をしていた。そういう経験は初めてだと言っていたが、とにかく、家がどうなるかはわからないという。しかし、命の方が大切だから、家がどうなるかわからないけど、逃げたのだろう。
 高速道路はとにかく大渋滞で、そうやって逃げる人の車であふれていたと述べていた。つまり、逃げることのできる人、車をもっており、頼る人がいる人たちは、おそらくほとんどが逃げたのだろう。しかし、貧しい人たちは逃げることができなかった。逃げるべきであるとはわかっていたのだろう。そうやって、逃げることができなかった人たちのほとんどが、黒人であり、彼らは依然として貧しいのだ、ということが、鮮明にわかってしまった。
 もうひとつ、海面より低い土地であるニューニーリンズでは、堤防などが弱くなっていて、危険であることが認識され、常に議会で議論されていたという。しかし、実際には補修のための予算は減額され、事実上放置されていたのだいう。
 海面より低い国として、オランダが有名だが、オランダでも1953年に堤防が決壊して、ある町が水没するという被害を受けた。その後、オランダ政府は堤防や水管理を徹底させ、他のヨーロッパ諸国が洪水の被害にあっても、海より低いオランダはまったくそうした水の被害を受けないできた。そのために、かなりの予算と人的エネルギーを投じている。そうした教訓をニューオーリンズは学ばなかったのだろう。
 これからますます被害が大きくなるに違いない。また、人災も起きているようだ。金持ちたちは避難しているから、家にはおらず、略奪のしほうだいに近い状態なのかも知れない。
 更にもうひとつ、こういうときには、どこでも軍隊が出動するのだが、イラク戦争のために軍隊の人手が少ないのだという。日本でも北海道で大地震が起こったら、同じような状況になるのだろうか。それとも、日本は狭いからすぐに応援が可能だから大丈夫なのだろうか。やってはならなかった戦争をやって泥沼にはまり、自国で大災害が起きても軍隊がそのために少なくて被害が拡大しているとしたら、なんとも大きな失政ではないだろうか。

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