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zoom RSS 学校づくりを考える(2)

<<   作成日時 : 2005/09/05 23:17   >>

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 学校は何階が適当なのだろうか。また、何階か、ということが、どれだけ教育にとっての影響力をもつのか。現場サイドの声としては、やはり、高層化すると子どもの動きが泊まってしまう傾向にあるという。もっとも通常の学校では4階がほとんど限度だから、4階や3階と、2階程度というのは、子どもにとってどういう意味があるのだろうという問題である。今の小学校には、大抵20分休みという長めの休み時間があって、そのときには、校庭に出て遊ぶように指導されている。そのときには半ば強制的だろうから、全員でるのだろうが、もっと短い時間とか、昼休みなどは、4階の生徒はなかなか校庭に出て遊ぶことはないそうだ。まあ、当然だろう。一般の住宅でも高層マンションの子どもはあまり外に出ないという声もある。
 では、1階が理想的なのだろうか。
 柳沢要、鈴木賢一、上野淳という学校建築に関心の強い3人の建築学者たちが、自分たちのアメリカ滞在の経験を踏まえて書いた『アメリカの学校建築』(ボイックス)という本があるが、そこに紹介されている学校は、特に小学校はほとんど1階建てである。ここに紹介されているのは、筆者たちが「気に入った」学校なので、筆者たちは1階建ての学校が気に入っているということなのだろう。さすがに中等学校は2階、3階の学校があるが、それも少ない。
 アメリカではホテルなども1階建てのホテルがけっこうあり、ヒルトンホテルを探していたが見つからず、やっと見つかったら平屋だったので驚いたという話を読んだことがある。つまり、ホテルだから高層だという固定観念で探していたので、平屋の建物をホテルとは思わなかったので、見過ごしていたというわけである。
 もちろん、それは土地の広さと価格に影響されていることは間違いない。アメリカはいくらでも土地はあるから、理想的な学校を作ろうとすれば、そのようにできる。しかし、日本ではいくら1階建ての学校が理想的だといっても、平屋の学校を今作ることは、かなり難しいだろう。
 しかし、単に土地の問題だけではなく、学校に必要とされる要素にも影響されているように感じる。日本の学校には、いろいろな部屋、例えば理科室、家庭科室、図工室、音楽室などがあり、また、それ以外にプール、広い運動場、体育館が必要と考えられている。プールなどはなくてもいいのだが、住民感情としてあるべきだという感覚があると思われる。そういう要素を全部設置していくと、相当な広さが必要だから、どうしても高層化しなければならないわけだ。広い運動場というのは、体育というよりは、運動会と部活のために必要とされる。前に紹介した学校では、直線で100メートルをとるために、校舎を高くして、運動場を広くとったと言っていた。しかし、運動会というのは、学校毎にやっているが、いつまでもそういう形態が好ましいのか疑問である。数校合同運動会を市の運動場でやるというのもひとつの方法だろう。そうすると、1年に一回のために広い運動場をとる必要がなくなる。そうすると校舎はゆったりそれるわけだ。もっとも、高層化が教育活動に制約要因にならないのならば、高層化して、運動場を広くとるのが、合理的なのだろうが、どうなのだろうか。

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