教育と社会を考える

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zoom RSS 出校停止?

<<   作成日時 : 2005/10/23 23:54   >>

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 21日の読売新聞に、校長が独断で出席停止措置をしていたケースがあったと報道されている。実際に停止措置をされていた生徒が逮捕されてわかったという。
 周知のように、公立の義務教育学校では、停学処分はできないことになっている代わりに、教育委員会が決定すると、「出席停止」措置をとることができるようになっている。しかし、その場合には、文書で報告するとか、とにかく校長の権限ではなく、教育委員会の決定でなければならない等の面倒な手続がある。しかし、大阪のある中学の校長は、「出校停止」と称して、教育委員会に報告もせずに学校に出席させないでいたというのである。記事によると、文部科学省の報告では出席停止措置は25件だったというのである。
 しかし、この25件というのは、まったくの眉唾ものである。この大阪の校長がやっているようなことは、実はありふれたことなのである。いろいろな中学生や卒業生から聞くことがあるし、また実際に私がとある校長から校則を守らない生徒は校門に朝教師がたっていて、学校に入れない、と聞かされたことがある。つまり、実はこういう非合法の出席停止措置はいたるところで実行されているのだ。

 現場の教師や管理職の人たちからすると、彼らが出席することで、まじめな生徒たちが勉強できなくなるのであり、彼ら自身も学校に勉強にくるわけではなく、入れないことは仕方ない判断であるということになるのだろう。また、親たちから苦情がくることもない、というのである。
 確かに親たちにとってはどうでもいい、というようなことなのかも知れない。また、そうした生徒が教室にいて、不真面目な態度で学習を妨害していれば、逆の「親からの苦情」があるのかも知れない。
 だが、本当にそうした問題があるのなら、なぜ学校の独断でそうした措置をとるのか。教育委員会に報告し、正式に教育委員会からの決定として、親に通知したほうが、子どもに反省をせまる契機にもなるのではないだろうか。そういう手続をとらずに、とにかく校門に朝たって、追い返すというやり方に「教育的配慮」があるとは思えない。

 校長や教師が、そうした「違法行為」をやっていて、生徒たちに規則を守らせるというのも、妙な話だ。このようなやり方で、問題を解決していくことはできないだろうし、どんどん「追い返される生徒」が悪くなっていく以外にはないだろうと思われる。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
実にそう思います。
私のように影で学校の素顔を見ている者としては
時として眉を顰める実態に遭遇する場面が多いです
力で抑え付ける場面、問答無用に処分する場面
見せしめ的処分、時としてそうせざるを得ない場合もあることも
一人の大人として承知しているのですが
先生は一対数十人、一対数百人を相手にしている以上
集団的指導を余儀なくされると思う、しかし
集団的指導のため処分される一人の生徒はあくまでも個人
自我を出したがために処分される、ルールの大切さを知らないままに
生き残る生徒の一部には「いい子を演じるベテラン」がいることも
事実である。 悲しきかな・・・
用務員さん
2005/10/25 18:50
コメントありがとうございます。確かに学校は先生以外の働く人がたくさんいるわけで、そういう人たちから見た像というのも、大切ですね。なるほどそうなのか、と考えさせられました。私が学校現場を見るのは、多くは実習生が世話になっている学校に挨拶がてら授業を見に行くときなのですが、いろいろな経験をします。ただ、本当に日常的な場面は少なく、ですから、ときとしてびっくりすることがあるんですね。
wakei
2005/10/26 22:24

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