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zoom RSS 国歌を歌うことのチェック(イギリスの日本紹介記事)

<<   作成日時 : 2007/07/31 21:00   >>

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 タイムズの教育版に、日本政府の国歌への政策を批判的に紹介している文章が掲載されている。oddly enough という欄の記事で、「大声で歌うのか、あるいは音楽に立ち向かうのか」と題して、以下のような内容がかかれている。
 
 学期末の音楽で、政府のスパイに判定されたなどというのは、いつのことだったろうか。そんなことはありそうもないと聞こえるだろうが、日本ではそうした状況からあまり外れていないのであって、何千人もの教師たちが、歌う腕前を国家の密偵から評価されているのである。右派の首相である安倍晋三は、授業や式典の機会に、起立して国歌を歌わないことを違法としただけではなく、学校が要求された標準を実行しているかどうかをチェックするために、視察官を派遣しているのである。テープレコーダーで武装して、ワカヤマ政府の代表は東京地区の400の学校を念入りに検査し、大多数は「貧弱だ」と判定した。
 国歌を支持できないということは、その教師が法廷に引きずり出されるか、あるいは失職するかの可能性がある。安倍はふれあいを大切にするリベラリズムで知られているわけではない。昨年出版されたベストセラーで、日本の戦争犯罪というものは、国内法では有罪ではないといって物議をかもしたが、そうしたことは歴史に委ねると結論していたのである。
 教師達は、国歌の言葉を日本の戦争時の侵略を嘲るふざけた英語風のパロディーに変えて復讐をしている。
Times Educational Supplement 2007.6.22
 
 この記事には、かなり大きな日の丸の下で歌う三人の小学生(みんな女子で体操服を着ている。)の写真が掲載されている。
 いくつか誤記は見られる部分もある。例えばワカヤマ政府というのは、よく分からない。東京都教育長は横山氏なので、ヨコヤマの間違えではないかと考えられる。また、教師たちが、君が代の替え歌で復讐しているというのは、私は知らないが、そういうこともあるのだろう。また、録音機器をもってチェックをしているのかどうかわからないが、そうだとしても、まさかテープレコーダーを使用するのだろうか、という疑問は湧く。
 
 しかし、こうした状況、つまり、いくら国歌であっても、歌っているかをチェックするということが、「異常」であるという単純な、かつ明快な判断で紹介されていることである。国歌を歌うべきだという人は、もちろん多いわけだが、その中で、録音機器をもって、実際に歌っているかどうかを、役人がチェックするということまで支持している人はどれだけいるのだろうか。

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コメント(2件)

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 条例で決められているならば、其れに遵うべきではないか。いやならば条例を廃止すべきであると、署名運動をしたり、デモをやったりすればいいじゃないか。それまでが思想の自由であり表現の自由である。
学校で茶髪を禁じていても思想の自由であるといって守らなくてもいいのか。
 歩く人は右、車は左の規則が気に入らなければ、守らなくても思想の自由なのか。

 あなたのブログの趣旨とは少し外れたコメントかもしれませんが。 
akahiko
2007/08/03 16:33
 コメントありがとうございます。二点指摘させてください。
第一に、法令で決められていることは、式典で国旗掲揚・国家斉唱をすることであって、それ以上のことではないと思います。もちろん、学校の式典で行うのですから、教師はそれぞれの職務を果たす必要があり、それを妨害したりすることは法令違反というべきでしょう。しかし、個々の教師や生徒が実際に声を出して歌うことを法令で決めているわけではありません。従って、あなたの指摘は法令レベルで間違っていると思います。
 第二に、法令は何を決めてもいいというわけではありません。憲法の人権規定に違反することは決められないのです。式典で実際に声を出して歌わねばならないなどということを、仮に法令で決めたらとしたら、それは違憲としかいいようがありませんね。車が左というのとはレベルの違う問題です。
wakei
2007/08/03 20:01

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