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zoom RSS おかしな石原都知事の尖閣購入論

<<   作成日時 : 2012/04/28 12:19   >>

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 石原東京都知事が、尖閣諸島の島を都が購入すると宣言し、90%以上が支持しているのだという。実におかしな話だ。もちろん、批判もあるようだが。
 そもそも、日本の書類では、日本人が所有し、国が借りていることになっているはずだ。つまり、日本の立場としては、日本が既に所有しており、管理を国が行っているのだから、都が購入して何が変わるのだろうか。買ってどうするということまでは言っていないようだから、単なるアドバルーンに過ぎないわけで、そのアドバルーン段階で、ある種の人たちが喝采を送るという奇妙な事態になっていることになる。
 しかも、所有者の親族なる人がメディアに登場して、値段をつり上げるような発言をしているらしい。もちろん、今でも国がかなり多額の借料を支払っているということだ。

 使わないにもかかわらず、都民の税金を個人に莫大な額で支払っていいのかという問題は、何人もが論じているので、ここでは触れない。
 このブログで何度か書いたように、尖閣問題が先鋭になってきたのは、漁業権の問題もあるが、何より石油等地下資源があるらしいことがわかったからである。それまで所有権など主張していなかった中国が俄然熱心に自分の領土であることを主張するようになり、当初は日本に共同開発を呼びかけたのに、日本が全く応じなかったから、中国として勝手に採掘のための作業を始めるようになったという事情だ。私は、日本の対応は全くおかしいと思っている。尖閣諸島が日本の領土であるとしても、中国が権益を主張しうる範囲はあるわけで、そこで採掘作業を始めることは禁止することはできない。しかし、日本はやる気があるとは思えない「共同開発」を楯にそれを非難してやめさせようとしている。日本がとるべき対応は、日本も迅速に石油採掘の作業に着手すべきであるという以外にない。

 もし、石原都知事が、都が購入して、石油採掘事業を開始するというなら、大いに賛成できるが、そんなことではなく、単にここは俺たちのものだぞ、というキャンペーンに利用したり、軍事力を増強させることを意図しているというなら、とても賛成できない。
 都が購入すると、中国が現在やっていることを中止するとでもいうのだろうか。そんなことはありえないだろう。
 あるいは、中止させるべく都が強力な手段をとるとでもいうのだろうか。そんな手段を都がとれるわけもない。
 では、都が買うという姿勢を見せることで、国に圧力をかけるというだけなのだろうか。しかし、そんな圧力をかけたって、今既に事実上借地して使用権をもっている国なのだから、購入したとしても、政策そのものが変わるわけでもあるまい。

 結局、日本が主張をより強固に主張するには、ふたつしか選択肢がないように思うのだ。軍事力を増強して、中国と対峙する。資源開発を共同で行うという姿勢を「実行にうつす」。もっとも、前者はあまりに危険な道であり、決してとるべきではないが、後者だって、「今更何をいう」と嘲られるだけに終わる可能性が高い。それだけ日本は無為に過ごしてきたのだ。

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