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zoom RSS 改憲派こそ「平和ボケ」

<<   作成日時 : 2017/05/04 20:57   >>

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 昨日は憲法記念日だった。最も憲法を尊重しなければならない内閣総理大臣が、憲法を改定しなければならないなどという談話を発表するのだから、それだけで、総理大臣としての資質を疑う。
 憲法改正を主張する人たちの共通の言いぐさに、「護憲派は平和ボケだ」というのがあるが、これはまったく逆だと言えるだろう。改憲派こそ平和ボケなのである。改憲派の言い分は、侵略から守るには軍隊が必要であり、自衛隊があったこらこそ平和を守ることができたのである、だから、今後自衛隊を認知するために憲法改正が必要であるとか、あるいは、現在の憲法はアメリカに押しつけられたものだから、自主憲法が必要なのだと主張している。
 後者の主張がいかにいいかげんなものかは、明瞭だろう。
 そもそも、改憲派こそが、アメリカの言い分を忖度して改憲を主張しているのであって、護憲派こそ、現在の憲法を日本独自の価値として擁護しているのである。確かに、現憲法が成立した事情の中で、アメリカの占領政策の比重が大きかったことは間違いないが、決して、マッカーサーが短時日で作成させた案を日本が丸飲みしたのでないことは、多くの当時の憲法草案等で立証されているし、また、その後の70年間の中で、日本国民が、憲法の意味を認識して、アメリカによる改定圧力をはねのけてきたという意味で、護憲派こそ「自主憲法」を主張しているのである。
 さて、平和ボケはどうか。
 護憲派を平和ボケと批判している人たちの論理は、戦争は侵略されておきるので、それを防ぐのは軍隊である、だから、自衛隊を認知する必要があるというものである。この前段は、半分だけ正しい。確かに、外国の軍隊に侵略されて、軍隊がなければ征服されてしまうだろう。そして、自衛隊やアメリカの軍隊があるために、他国が侵略してこなかったという認識は、間違いではないだろう。しかし、護憲派といっても、まったく軍隊をもたなくてよいと主張する政治勢力は、一時の社会党の一部であって、現在は存在しない。
 軍隊のあり方について、多様な見解があるとしても、この点には、たいした意見の相違があるわけではない。そして、憲法解釈として問題であり続けた9条であるが、「自衛権を根拠に軍隊をもつこと」を否定し、直ちに自衛隊をなくすべきだと主張する政党は、存在しないと私は解釈している。
 戦争に巻き込まれる形は、侵略されることだけではなく、侵略すること、他国に干渉することも可能性として大きい。戦後の世界の歴史を見れば直ぐにわかることだが、多数の戦争が起きたが、その多くにかかわっており、かつ戦争を引き起こした側なのがアメリカである。しかも、アメリカは、多くの場合、その戦争に日本が協力することを求めていたはずである。しかし、日本は9条を盾に、協力を拒むことができた。だから、戦争に巻き込まれなかったのである。実際に9条をもたない韓国は、ベトナム戦争に参戦している。そして、かなり酷いことをやってきたのである。良識のある韓国人は、韓国のベトナム戦争参戦を恥じているはずである。
 議論があるところではあるが、9条は自衛隊の存在を認める解釈をしてきたのだから、この点を変更する必要はまったくないわけである。変える必要があるというのは、日本が外国に攻めていくことを可能にする以外の意味はない。そして、実際に改憲派が考えているのは、アメリカが起こす戦争に、協力せよというアメリカの要請に応えることなのである。
 外国に干渉する戦争をしないために、9条は絶対に変えてはならないのである。
 

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